Erik
(更新)
海外ドラマや洋画を見ていて「知っている簡単な単語しか出てこないのに、言っている意味がわからない…」なんて経験ないですか?
その原因、もしかすると「句動詞(Phrasal Verb)」にあるかもしれません。
この句動詞を自由自在に使いこなせるようになると、英語力が一気に飛躍します!
しかし、日本人英語学習者にとって句動詞は少し厄介物で、数が膨大な上にそれぞれの区別がつきにくく、なかなか覚えられません…
そこで本記事では、ネイティブが頻繁に使用する句動詞の意味と使い方を、コアイメージを表したイラストとともにご紹介。
イメージの力を借りて、ネイティブ英語をマスターしましょう!
今回は、「figure out」についてです。
動詞の figure は「考える」、out は「外に」という意味を持つ英単語です。
組み合わせて直訳すると「考えて出る」。いまいちピンと来ませんね。解説を見ていきましょう。
句動詞「figure out」の主な意味は「理解する」。たとえば「違いを理解する」「意味を理解する」のように使うことができます。
「理解する」のほかに、英語ネイティブは「解決する」「計算する」などの意味でも figure out を使います。
figure と out からなぜこのような意味になるのか不思議に思うかもしれませんが、その答えは figure out のコアイメージにあります。
これまで述べたすべての使い方で共通するのが、「考えて答えを出している」点です。「考えて出る」とは、こういうことだったんですね。
それでは、例文とともに figure out の実践的な使い方を見ていきましょう。
「この2単語の違いが理解できますか?」
→考えて違いを導き出す(理解する)
「彼女が何の話をしていたのか、結局理解できましたか?」
→考えて話の意味を導き出す(理解する)
「全員が無事に家に帰れる方法を考えなければなりません」
→考えて帰れる方法(解決方法)を導き出す
「どうやって直す方法がわかったんですか?」
→考えて直し方(解決方法)を導き出す
「最初の問題の答えを計算することができません」
→考えて(計算して)答えを導き出す
「数値を計算しなければなりません」
→考えて(計算して)数値を導き出す
figure out は figure「考える」と out「外に」を組み合わせた英語表現で、「考えて答えを出している」イメージだとお伝えしました。
本記事で解説した figure out 以外の使い方に出くわすこともあるかもしれません。
そんなときは、イラストで紹介したコアイメージに当てはめて考えてみると、どのような意味なのかが見えてくるはずですよ!