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【中学英語で広げる初級英会話】初対面の人との会話でそのまま使える簡単質問フレーズ集

【中学英語で広げる初級英会話】初対面の人との会話でそのまま使える簡単質問フレーズ集

「ビギナー」の英語学習者に英語学習歴について尋ねてみると「中高生の英語レベルです」と答える方が多いように思います。

でも、実は、中学英語をマスター出来れば、日常生活に支障をきたさない程度の英会話が成り立つことをご存知でしょうか。

その理由は、中学校の英語の授業で、ベースとなる文法や日常生活で使う語彙を学習するからです。それさえ自分のものにしてしまえば、徐々に応用も出来るようになります。

本記事では、「中学英語で広げる初級英会話:初対面の人との会話でそのまま使える簡単質問フレーズ集」をご紹介します。
 

5W1H

文章を組み立てるときの基本基礎でもある、疑問文の先頭に付く5W1Hから記憶をリフレッシュしてみましょう。

ちなみに、英語では "Five W's and One H(直訳:5つのWと1つのH)" と言います。

そのまま使えるフレーズとともに、先ずは、こちらから復習してみましょう!

【5W1H】

• When(いつ)
時間を表す

例文:When did you move here?
(いつ、ここへ引っ越して来ましたか?)
--

• Where(どこで)
場所を表す

例文:Where are you from?
(どちらから来ましたか?)
--

• Who(だれが)
人物を表す

例文:Who is here with you?
(誰と一緒ですか?)
--

• What(なにを)
物・行動を表す

例文:What do you do for a living?
(お仕事は何をしていますか?)
--

• Why(なぜ)
理由について

例文:Why did you move here?
(なぜここに引っ越してきたのですか?)
--

• How (どのように) 
手段について

例文:How did you learn English?
(どのように英語を覚えましたか?)

 

Howの応用編

"How" に形容詞または副詞を付けるだけで、簡単に英語で質問することが出来るのも便利です。

【例】

• How long?(どれだけ時間がかかるかについて)

How long is the movie?
(上映時間はどれくらいですか?)
--

• How much?(数えられない数・時間や金額について)

How much time do you have?
(どれくらい時間がありますか?)
--

• How many?(数えられる数について)

How many people are going?
(何人行きますか?)
--

• How old?(人や物の年齢について)

How old is your dog?
(あなたの犬は何歳ですか?)
--

• How far?(場所がどれくらい離れているかについて)

How far is the restaurant from here?
(レストランはここからどれくらい離れていますか?)
--

• How often?(どれくらいの頻度かについて)

How often does your family go out to eat?
(あなたの家族はどれくらい頻繁に外食しますか?)

5W1H は、初対面の人に英語で質問するときに大変役に立つ便利な言葉です。

文章を構成するのが苦手だったり、咄嗟に英語で文章が出て来ない場合でも、一言 "When?(いつ?)" "Where(どこ?)" "Who?(だれ?)" "What?(なに?)" "Why?(どうして?)" "How?(どうやって?)" と聞くだけで、相手には十分に伝わります。"How" の応用編も然りです。

上記例文(5W1H)にも登場したように、中学英語レベルで質問するときに知っておくと便利な動詞が二つあります:Be動詞Do動詞です。
 

Be動詞とDo動詞

Be動詞

本記事ではBe動詞の現在形のみに的を絞ります。

現在形
Iam
weare
youare
he/she/itis
theyare

基本的に、会話相手または第3人称を主語に質問をするパターンが多いので、"Are you…?" "Is she/he/it…?" "Are they…?" 形式の例文を見てみたいと思います。

【例】

Are you here for the first time?
(ここに来るのは初めてですか?)

Is she/he your dog?
(あなたの犬ですか?)
※ペットについて話すとき、第3人称の代名詞 "He" または "She" と親しみを込めて呼ぶことがあります。

Is it going to rain later?
(後で雨が降りますか?)

Are they closed?
(閉まっていますか?)
※レストランやお店などを指して、複数形の第3人称 ”they” を使用することでネイティブスピーカー的な表現になります。

 

Do動詞

次にDo動詞です。

現在形過去形
Idodid
wedodid
youdodid
he/she/itdoesdid
theydodid

Do動詞の例文も見てみましょう。まずは現在形。

【現在形Do動詞】

• Do you…?

Do you know where xx is?
(○○はどこにあるか知っていますか?)
--

• Does she/he/it…?

Does she/he come here often?
(彼女・彼は、よくここに来ますか?)

Does it take time?
(○○をするのに時間がかかりますか?)
--

• Do they…?

Do they close early on weekends?
(週末は早く閉まるんですか?)

過去形Do動詞の例も見てみましょう。

【過去形Do動詞】

• Did you…?

Did you take the bus?
(バスに乗りましたか?バスで来ましたか?)
--

• Did she/he/it…?

Did she/he win the game?
(彼女・彼は試合に勝ちましたか?)

Did it rain last night?
(昨夜雨は降りましたか?)
--

• Did they…?

Did they go out of business?
(お店は潰れたのですか?)
※go out of business→お店などが潰れること。

 

Can/May/Would/Could

Be動詞・Do動詞と並んで、助動詞も英語で質問する際に大活躍します。

主に、許可を得るとき、頼みごとをするとき等、誰かに何かを「リクエスト」する場面でよく使われます。

助動詞の中でも、あらゆる場面で日常茶飯事的に使えるのは、カジュアル過ぎず、フォーマル過ぎない “Can” です。

【Canの例】

• Can you tell me where it is?
(どこにあるか教えてくれますか?)

• Can I sit here?
(ここに座っていいですか?)

• Can you show me how?
(やり方を教えてくれますか?)

"May/Could/Would" は、基本的に使い方は "Can" と同じですが、"Can" よりも丁寧な言い方です。

感覚的には、日本語で「○○してもらってもいいですか?」と「○○して頂いても良いですか?」くらいの温度差があります。

シチュエーションや相手に寄って “Can…?” と “May/Could/Would…?” を使い分けた方が賢明かもしれません。

【May/Could/Wouldの例】

• May I ask where you are from?
(あなたの出身について伺っても良いでしょうか?)

• Could you tell me about your hometown?
(あなたの故郷について教えて頂けますか?)

• Would you show me the way?
(案内して頂けますか?)

"Please" を付けると、より一層丁寧な言い方になります。

「○○して頂いても良いですか?」が「○○して頂いても宜しいでしょうか?」にアップグレードするような感覚です。

【Pleaseの例】

• May I please ask your name?
(お名前を伺っても宜しいでしょうか?)

• Could you please spell your name for me?
(お名前のスペルを教えて頂けないでしょうか?)

• Would you please take a picture of us?
(私達の写真を撮って頂けないでしょうか?)

 

指示語

次は、日本語で言う「これ・あれ」を使った質問の仕方を見てみましょう。

【指示語】

• This(これ)
自分の位置から距離的に近くにあるもの

Do you know what this is?
(これが何だかわかりますか?)
--

• That(あれ)
自分の位置から距離的に少し離れた場所にあるもの

Did you see that?
(あれを見ましたか?)
--

• These(これら)

Are these yours?
(これらは、あなたのものですか?)
--

• Those(あれら)

Can you help me get those?
(あれらを取るのを手伝ってもらえますか?)
※例えば、スーパーで買い物中、棚の上の商品に手が届かず、店員さんや通りすがりの人にヘルプを求めるときに使います。

日本語では複数形の指示語はあまり使わないと思いますが、英語では "This" と "That" と同じように複数形の名詞とセットにして使います。

単数形複数形
thisthese
thatthose

 

まとめ

ネイティブスピーカーの発音やイントネーションを聴きながら、英語で質問してみる練習をするのも上達へのワンステップです。

下記はJennifer Banksさんというユーチューバーの “Meeting new people | English speaking skills practice” という動画です。

二人の初対面同士の登場人物が道端で会話をしている設定です。初心者でもフォローし易いように話すスピードがゆっくりで、しかも字幕付きなのが嬉しいですね。

Be動詞・Do動詞・助動詞以外に、引き出しの中に入ったままの一般動詞や名詞をできる限り思い出してみるとレパートリーがより広がります。バリエーションが豊富になればなるほど、英会話に対する苦手意識が遠のいて行きます。

場馴れすることも上達への近道です。次の旅先で出会った人に、思い切って英語で話し掛けてみませんか?