「悔しい」の英語表現はない? 状況や心境別に12の表現を使い分けよう

「悔しい」の英語表現はない? 代わりに使える12フレーズ

日常的に、「悔しい」と思う場面に遭遇することは、よくあるものです。

しかしみなさんは、そんな場面に遭遇したとき、「悔しい」という英語表現がパッと口から出てくるでしょうか?

「悔しい」という感情は国籍構わず誰にでもあると思うのですが、実は「悔しい」と全く同じ意味を表す便利な英単語は存在しません。

そのため、シチュエーションや感情により、似たような意味を表す単語を使い分ける必要があるのです。

そこで今回は、「悔しい」の代わりに使える英語フレーズをいくつか紹介していきたいと思います。
 

「悔しい」の英語表現はない?

「悔しい」の英語表現はない?

そもそも「悔しい」は、さまざまな感情が混ざり合ったものを表す便利で複雑なニュアンスを持つ単語で、日本語の意味自体を「goo国語辞書」で調べてみると、以下のように説明されています。

1. 物事が思う通りにならなかったり、辱めを受けたりして、諦めがつかず、腹立たしい気持ち。残念でたまらない。

2. 後悔される。くやまれる。

引用:goo国語辞典「悔しい」

しかし、先述の通り、このように「怒り」や「苛立ち」、「後悔」、「未練」など、全ての感情を同時に表すことのできる便利な英単語というものは、残念ながら存在しません。

ですが、ひとつひとつの意味を持つ単語は存在します。そのため、「悔しい」の中でも、どの感情がもっとも状況にあっているのかを把握し、それらの単語を使い分ける必要があるのです。
 

悔しいときに使える英語表現12選

「悔しい」ときに使える英語表現12選

さて、「悔しい」という英語表現がないのであれば、何と表現することができるのでしょう?

次に、実際に感情や状況別で使われる「悔しい」の英語表現を紹介したいと思います。
 

苛立ちを感じる悔しさ

be (feel) frustrated「イライラする」

日本語の「悔しい」にもっとも近いと思われる単語です。うまくできなくてイライラしたり、もどかしくてイライラするときの苛立ちを表すことができます。

I am frustrated that I lost my favorite game.

「得意のゲームに負けてイライラする(悔しい)」

I am frustrated that I couldn’t do my best in the competition.

「試合で全力を出せなくてイライラする(悔しい)」

 

mad at myself「自分に腹が立つ」

mad は、怒っているときや苛立っているときに使われ、angry「怒る」や irritated「イライラした」と同じ意味を持ちます。

mad at myself を使うことにより、自分自身に腹を立てている様子を表すことができ、自分を責めているような悔しさを表現することができます。

I am so mad at myself that I can’t hit high notes no matter how hard I practice!

「どんなに練習しても高音が出せるようにならない自分に腹が立つ」
=「どんなに頑張って練習しても高音が出せるようにならなくてすっごい悔しい」

I am mad at myself that I fell for that scam.

「あんな詐欺に騙された自分に腹が立つ」
=「あんな詐欺に騙されるなんて悔しい」

 

失望や嫌悪を感じるような悔しさ

hate myself「自分が嫌いだ」

勝てるはずだったのに負けてしまった自分や、できると信じていたのにできなかった自分に対して、「嫌いだ」という表現をアメリカ人はよく使います。

自分自身を嫌ってしまうほど「悔しい」という思いが溢れ出ているのですね。

I hate myself for losing.

「負けてしまった自分が嫌いだ」
=「負けてしまって悔しい」

 

can’t forgive myself「自分自身を許せない」

hate myself と少し似ていますが、その結果を生み出してしまった自分自身を許せないほど悔しいと感じるときに can’t forgive myself を使うことができます。

I can’t forgive myself for letting her go.

「彼女を手放してしまった自分が許せない」
=「彼女を手放してしまって悔しい」

 

be disappointed「失望する」

上記と同じように、できなかった自分に対して失望したという意味で「悔しい」を表現することもできます。

I am disappointed in myself for losing.

「負けた自分に失望した」
=「負けて悔しい」

I am disappointed in you for not trying harder.

「もっと真剣に挑戦しなかったあなたに失望した」

 

後悔するような悔しさ

後悔するような悔しさ

regret「後悔する」

何かをしたこと、しなかったことを後悔しているような悔しさを表すときは、regret「後悔する」という単語を使って表すことができます。

I regret that I didn’t pass the ball to Tom at that time.

「あのときボールをトムにパスしなかったことを後悔している(悔しい)」

 

be regretful「後悔している」

regret の形容詞 regretful を使って後悔からくる悔しさを表すこともできます。

I am regretful that I sold all of my stocks yesterday. It’s worth so much more today.

「昨日全ての株を売ってしまって後悔している(悔しい)。今日株価すごい上がってる」

 

物事が受け入れられない悔しさ

won’t (will not) accept 〜「認めない(受け入れない)」

ときには物事や結果を受け入れられないくらい悔しいこともあると思います。

そんなときは、「悔しい」という言葉を使わずに、そのまま won’t accept 〜「〜を受け入れない」という英語表現を使うことで、悔しさを表すことができます。

I won’t accept that he was chosen over me.

「私ではなく彼が選ばれたなんて認めない」

 

can’t believe 〜「信じられない」

「できると思っていたのにできなかった」や「勝てると思っていたのに勝てなかった」など、期待と反対のことが起こって悔しいと思うときは、「信じられない」気持ちを表すと良いでしょう。

I can’t believe I couldn’t beat him.

「彼を倒せなかったなんて信じられない」
=「彼を倒せなくて悔しい」

 

悔しいときに使える英語スラング

screw it「ちくしょう」

screw it は「ちくしょう」というニュアンスの英語スラングです。

ほかにも、I don’t care「気にしない」、forget about it「忘れて」、to give up「諦める」などの意味もあります。あまり綺麗な言葉ではないので、使う際には注意が必要です。

Screw it!

「ちくしょー!」

 

damn it「ちくちょう」

damn it は怒りを表す言葉で、「ちくしょう」「くそっ」「しまった」というような意味を持つスラングになります。

こちらも綺麗な言葉ではないため、使う際には注意が必要です。

Damn it! I shouldn’t have slacked off.

「くっそー! サボるんじゃなかった」

 

that/this sucks「最悪」

「最悪」や「くそっ」を表す言葉です。言い方にもよりますが、「最悪」といっても、あまり深刻な状態ではないことが多いです。

日本語でも、「あ、さいあく〜」など、軽く使うことが多いですよね? 英語でもほとんどの場合、そのようなニュアンスで使われます。

That sucks! I wasn’t supposed to lose here.

「最悪! ここで負けるはずじゃなかったのに」

 

悔しさを分析して英語で伝える

どうでしたか? 英語には、いろいろな感情が入り混じった「悔しい」を一言で表す単語が存在しません。

一つの単語で沢山の感情を表すことができ、どの場面でも使えるような日本語特有の曖昧な英語表現は、英語にはほとんど存在しないのです。

そのため、「なぜ悔しいのか」や「どんな悔しさなのか」を分析した上で、自分がどう感じているのかを「悔しい」という言葉を使わずに、はっきりと表現する必要があります。

今回は「悔しさ」別に12の英語表現を紹介しましたが、それ以外でも悔しさを表す英語表現はまだまだたくさんあります。

まずはこの記事を参考に、悔しさの種類を理解し、状況や心境別に「悔しい」と伝えることができるようになるといいですね!