
西東 たまき
(更新)
あなたが「ゲームプレイヤー」なら、海外の人と盛り上がれる話題をすでにお持ちと言えます。今や、ゲームファンは先進国から発展途上国まで世界中に!
日本ではあまり耳に入ってきませんが、アフリカでもEスポーツ界が広がり、プロゲーマーたちが生まれていますよ。
今回は、ゲームに関する英語表現のほか、英語でプレイするときに必須の臨場感あふれる会話フレーズもたっぷりご紹介していきますね!
【ゲーマー】
自分がゲームプレイヤーであることを人に伝えるには、次のように自己紹介します。
「私はゲームプレイヤーです」
game という英単語には幅広い意味があります。単に game だけでは正確に伝わりません。この1語だけだと、ボードゲームやパーティーゲーム、またはなにか競技を指すこともあります。
Nintendo SwitchやPlayStationなどのゲームは、英語では video game と呼びましょう。
「ボードゲームより、ビデオゲームのほうが好きなんだ」
【ゲーム機】
またそれらのゲーム機は game console と言います。
「どんなゲーム機を持ってる?」
【ゲーム動画】
ゲーム好きの中には、腕を上げるために動画を見て研究する人も多いようです。インターネットで再生して観る動画は、英語で stream と言います。
「どんな動画を観てる?」
【ゲームを練習する】
「(ゲームなどを)練習する」というには lab を使ってみましょう。laboratory「研究室、ラボ」から来ています。
「もっと良いコンボをみつけるために、練習中なんだ」
対戦してみたい相手が見つかったら早速ゲーム開始です!
マルチプレイヤーでゲームをするときは、Let’s play 「対戦しよう」と声を掛けることもできますし、Ready up! という掛け声で一緒にゲームを始めることも可能です。
「よし、(ゲームを)始めよう。準備完了!」
「5回勝負で3本先取した方の勝ち(3先)」は BO5(Best of 5)、「3回勝負で2本先取した方の勝ち(2先)」は BO3(Best of 3) と表現します。
「3先でやろう」
チーム戦やパーティーゲームの場合は、Hi や Hello といった普段通りの挨拶とプレイヤータグを名乗ります。
さらに続けて Nice to meet you や Let’s have fun などとコメントすると、「よろしく」といった意味になりますよ。
ゲームの中でも個人対個人のゲームなら、Good luck! で始めましょう。「がんばって!」や「お願いします!」に相当します。
そしていずれの場合も、ゲームを終えるときの挨拶は「ありがとうございました!」に当たる GG! ですね。Good Game の頭文字です。
楽しかったなら、次のようなセリフも続けてください。
「ゲーム終盤、もう少しで君にやられるところだったよ! いいゲームだったね!」
「君が勝ったなんて信じられないよ。良いゲームだった。ありがとう」
また、複数回の対戦をしたのであれば、GGs と最後に s をつけた複数形を使ってくださいね。
ゲームが盛り上がって来たら、そのノリを英語でストレートに伝えたいですよね。ゲーム中に頻出な英語フレーズをご紹介します!
波に乗って調子が良いときは、shmove というスラングがあります。
「今の見た? 調子最高だよ!」
反対に、思い通りにプレイできず、怒ってゲームを止める人もいますね。それを表す英語が rage quit です。
「ムカついたから止めるわ」
長時間に渡るプレイでは、離席をすることもあります。そんなときには、Away from Keyboard、略語で AFK という表現が便利です。
「彼、動いていないね。離席してるに違いない」
少しでも早くコミュニケーションを取るため、ビデオゲームの世界ではAFK と同じように、略語を使うことがよくあります。もう1つ、よく使われるのが BRB です。これは、「すぐ戻る」を意味する Be right back の略です。
「すぐ戻るよ」
「疲れた。ちょっと休む」
離席して戻ったときは I'm back「ただいま」と知らせてください。反対に、相手が離席から戻ったときは Welcome back「おかえり」と応答しましょう。
また、海外の人とのプレイでは、どうしても時差の問題があります。あまり深夜までゲームをし続けるわけにもいきませんから、区切りの良いところでやめにすることを伝えましょう。
「このゲームで最後にするね」
ゲームがフリーズしたときのお助け英語フレーズも載せておきますね。
「フリーズした!」
「ちょっと待った、ゲームがフリーズした!」
プレイでよく使う言葉がカタカナでも、そのまま通じるとは限りませんよ。
たとえば、日本語ではキャラクターを略して「キャラ」と言いますね。でも、英語では省略しません。character と言いましょう。
「このキャラはどう?」
「そのキャラの技はまだ練習中」
「手持ちアイテム」は inventory と言います。
「それなら、手持ちアイテムにあるよ」
「技」は英語で move です。
「何、その技?!」
「どんな技を使ったの?」
場所を伝える英語表現も必要ですね。主な前置詞にも慣れておきましょう。
「崖(がけ)の上にいるよ」
「祠(ほこら)の近くにいるよ」
「石の下にあるよ」
「次のステージまで行ってやる」
ビデオゲームには、特によく使われる用語やスラングが溢れています。これらを知っておくと、海外の人と一緒にプレイするのに落ち着いて取り組むことができるはずですよ。一部の用語は一般的にも知られているものですから、チェックしてみましょう。
「RPGゲーム」という言葉を耳にしたことがある人は、少なくないのではないでしょうか。RPGはストーリー性があるゲームで、プレイヤーはキャラクターになりきって与えられる試練などを乗り切ります。
「今までプレイしたRPGで1番良かったのは『ファイナル・ファンタジー』シリーズだよ」
ボードゲームやオセロ、将棋、チェスなど、瞬時に戦略を立てて進めていくゲーム、みなさんも一度はしたことがありますよね。このように順番にプレイして駆け引きしながら進行するようなゲームを、Real Time Strategy(リアルタイムストラテジー)ゲームといいます。
MOBA(マルチプレイヤー オンライン バトル アリーナ)は、複数人がチームになって戦い、他のチームの陣地を取り合うゲームのことを指します。RTSから派生しており、複数人で戦略を立てながら相手チームの本拠地を攻略していく必要があります。
Sandbox(サンドボックス)とはゲームの種類の1つで、プレイヤーが自由に動き回ることができるものを指します。「Minecraft(マインクラフト)」というゲームが近年子どもや若者の間で人気ですが、これはSandboxの代表ともいえる作品です。
Camping とは、戦略のうえで「一箇所に留まること」を指します。例えば他のプレイヤーを待ち伏せするためにあえて動かないときに、camping というのです。
「壁の裏に留まっていたみたいだ。やられてしまったよ」
Buff は攻撃力やパワーなどが向上することを指します。
「青いポーションは体力を向上させる」
Nerf は Buff の反意語で、「弱くなる」ことです。通常、開発者が武器や能力が強力すぎて、不当な優位性を生み出していることに気づいたときに行うもので、この行為に不満を感じるゲーマーは結構います。
「スナイパーライフルはもう使い物にならない。(開発者に)弱くされたのでしょう」
Noob は「初心者」や、ゲームプレイにそこまで慣れていない人のことを指します。
「ごめん、失敗しちゃった。初心者なもので」
以上、英語でゲームを楽しむための用語や、よくある会話例、必要な英語フレーズなどを集めてみました。ぜひ、実際のプレイで使ってみてください。
ゲーム中に使う会話フレーズは、どれも短くて覚えやすいものばかりだということにも気付きましたか?
また、いつもの英語フレーズも、ゲームという状況下で使うと意味やニュアンスが違ってくるものがありましたね。ゲームで遊びながら英語知識の幅を広げてみましょう!