Mary K
(更新)
国境の壁を越え、世界中で愛されている日本食。海外旅行で訪れた先で多くの日本食レストランを目にして驚いたことのある方も多いのではないでしょうか?
私が以前暮らしていたロサンゼルスでも、寿司やラーメンといった日本食は特別なものではなく、日常の食事としてアメリカ人の生活に馴染んでいました。加えて、健康志向の高まりからニューヨークでは "Bento" として日本食ランチが人気で、FacebookやGoogleが集まるシリコンバレーでは伊藤園の「お~いお茶」がヘルシーだと大ブームになっています。
今回は、たくさんの日本食のなかから、海外サイト「JAPANESE FOODS YOU SHOULD TRY」「50 Japanese Foods to Try While You are in Japan」「10 Tasty Japanese Foods to Try on Vacation」で人気の料理をピックアップ。TOP10の料理を英語で覚えて、外国人観光客をおもてなせるようになりましょう。
揚げ物はどちらの国出身の方でも好んで食べることが多いので、とんかつは人気のある日本食です。ただ、宗教で豚肉を食べられない方もいるので、事前に確認してあげるようにしましょう。
なお、パン粉をまぶしたという意味の "breaded" はとんかつだけでなく、 "Breaded Shrimp" (エビフライ)などにも使われていますよ。
海外では "Teriyaki" ソースとしてスーパーにも売られているほど、外国での知名度が高い "Teriyaki"。そのため、「日本の味=照り焼き」だと思っている方も多いです。
醤油風味の甘い味付けは子供から大人まで大人気。マクドナルドのてりやきバーガーはアメリカでは発売されていないので、「日本へ来るたびに食べる」という友人もいます。
海外で定番として食べられている照り焼きチキンだけではなく、ぶりの照り焼きなんかにも挑戦してもらいたいところですね。
日本版ピザ・パンケーキとして人気なのが、お好み焼き。日本に詳しい外国の方でしたら、そのまま "Okonomiyaki" で通じるかもしれませんが、海外で紹介される場合は通常 "Japanese Savoury Pancake" などと呼ばれています。
それでもイメージできそうもない場合は、 "It is a pancake made with potato flour, containing cabbage, assorted other vegetables and meats" などと説明してあげましょう。大阪風と広島風があることも教えてあげれば、「じゃあ、次回は違うほうを食べてみよう!」となるかもしれませんね。
丼物はたくさんの種類がありますが、 "Bowl of Rice" のあとに "with ~" を使って説明することができます。
たとえば、親子丼は "Bowl of Rice with Chicken and Eggs" 、うな重は "Bowl of Rice with Broiled Eel" 、天丼は "Bowl of Rice with Deep-Fried Shrimps" になります。
"Beef Bowl" (牛丼) や "Chicken Bowl" (照り焼き丼)という言い方もあるので、覚えておいてくださいね。
和菓子といっても様々な種類がありますが、アメリカでは日本食レストランのデザートとして食べられている "Mochi Ice Cream" というものが存在しているため、 "Mochi" は海外でもとっても人気。
外国人観光客の方には、夏にぴったりなわらび餅 "Bracken-Starch Dumpling" もぜひ試してもらいたいですし、お団子 "Dumpling" もたくさんの味付けがあるので食べ比べてみてほしいですね。
そのまま発音すれば通じる場合がほとんどだと思いますが、もし知らないと言われてしまったら "It's a Japanese hot pot dish of vegetables and sliced meat cooked together in boiling broth. " と説明してあげましょう。
個人的な体験談になりますが、はじめて外国人をしゃぶしゃぶに連れて行くと「なぜレストランに行っているのに自分で料理をしなきゃいけないの!?」といった反応や「肉が薄い!」といった声を聞くこともあります(笑)ただ、実際にスタートしてみると、同じ鍋を囲みながらおいしいものを頂く日本ならではの鍋文化を楽しんでくれる方がほとんどでした。
実は欧米の方がよく食べるカレーといえば、タイカレーやインドカレー。そのため、日本のカレーを見るのは初めてかもしれません。
カツカレーは日本ならではのカレーですし、付け合せも日本のカレーならでは。らっきょうは "pickled Japanese scallion" で、福神漬けは "sweet pickled radish" です。日本のカレーも実はおいしいということを知ってもらいましょう!
昔から日本食の定番として有名なてんぷら。揚げ物はやはり人気が高いです。ベジタリアンの人も食べることができるので、お肉がダメという方も安心して連れて行ってあげることができます。
季節ごとに味わうことのできるたけのこやアスパラガスといった野菜のてんぷらは、ぜひ日本で味わっていってもらいたいですね。
こちらも英語になっている日本食だけあって、世界中で大人気。主要都市には山頭火などの日本の有名店も進出しており、かなりレベルの高いラーメンを食べることもできますが、まだまだ日本でしか味わえないラーメン店はたくさんあります。
各駅ごとの有名店をはしごして食べ比べしながら、まだ海外ではあまり知られていない、 "Dipping Noodles" (つけ麺)や "Soup-less Oil Noodles" (油そば)のお店にも連れていってあげてみてはいかがでしょうか?
堂々の一位はもちろん、寿司! 彼らが慣れ親しんでいる "Sushi" はカリフォルニアロールや、濃いソースのかかった外国人向けに味付けされたものなので、本場・日本の寿司とはひと味もふた味も違います。
ちなみに、寿司ネタの名前を英語で言えるでしょうか。定番のマグロ "Tuna" 、あじ "Horse Mackerel" 、ぶり "Yellowtail" 、たい "Red Snapper" 、うに "Sea Urchin" などは事前に覚えておきましょう。
外国人観光客に人気の日本食TOP10は、彼らにとっては日本の味として一生思い出に残ることでしょう。「また食べに日本へ来たいな」と思ってもらえたら嬉しいですよね! ぜひ、日本食の魅力を海外の方に説明できるように英語を勉強してみてください。