スキニーやテーパードはどんな種類?ジーンズに関する英語表現まとめ
ボーイフレンドジーンズやストレートカット。
さまざまな種類のデニムジーンズがありますが、みなさんはどれがどう違うか説明できますか?
デニムジーンズが大好きで、クローゼットがいっぱいの筆者にとっても、それどれどう違うのか、ときにわからないことがあったりします。
そこで今回は、デニムジーンズに関する英単語やフレーズをご紹介します! これでデニムジーンズを着るのが楽しくなればと思うので、ぜひ参考になれば幸いです。
デニムジーンズ関連の英単語
まずはじめに、デニムに関する英単語をご紹介します。
アパレル店などでよく見かける表現ばかりなので、よかったら参考にしてみてください。
denim|デニム
ジーンズと聞いてすぐに思い浮かべるものといえば、基本的に青(インディゴ)で生地が厚めのデニムではないでしょうか。
「デニム」は、生地の種類を表す単語です。しかしデニムという生地のなかにも、それぞれ種類があります。
- coating denim|コーティング・デニム
coating (コーティング)は、「染色された」デニム生地のことを指します。染色剤にはアクリル、顔料、樹脂など、さまざまな材料が使われます。 - color denim|カラー・デニム
カラーデニムは、もとの糸に最初からインディゴ以外の色の糸を編んで作られたデニム生地のことを言います。黒や白、ピンクなどのデニムも「カラーデニム」の一種です。 - stretch denim|ストレッチ・デニム
文字通り、ストレッチ(伸縮)するデニム生地のこと。それぞれの脚の形に沿って伸びるので、脚を細く、長く見せる効果があります。
ounce|オンス
おそらくこの単語を聞いたことがある人はそう多くはないでしょうか。
「オンス」は、デニム生地の厚さの単位のことを指しています。タイツやストッキングで使われる「デニール」と同じようなものです。
一般的にみなさんが履いているジーンズのデニム生地の厚さは14オンスです。
- light ounce|ライト・オンス
ライトオンスは、文字通りライト(軽い、薄い)な生地のことで、10オンス以下の厚さのデニム生地のことを指します。 - heavy ounce|ヘビー・オンス
ヘビーオンスも、文字通りヘビーな(重い)生地のことで、20オンス以上の厚さのデニム生地を指します。「このジーンズ、なんか重いな」というデニムジーンズがあったら、重みのあるヘビーオンスのデニム生地の可能性が高いです。
twill|ツイル
ツイルは、「綾織(あやおり)」という意味です。厚さでも長さでもなく、糸がどのように織られているかを表す単語です。
デニム生地をよく見てみると、たまに線が斜めになっていることはありませんか? この斜めになっている織り方をツイルと言います。
- broken twill|ブロークン・ツイル
これも綾織の種類の一つですが、すぐにほつれないようにギザギザに糸が織られている生地のことを言います。
dungaree|ダンガリー
生地というのは、そもそも縦と横に糸を織って作られますよね。
このダンガリーは、縦糸を白、横糸を色がついている糸で織られている薄手のデニム生地のことを言います。
薄手ではあるものの、丈夫で軽いことが特徴です。白という軽いイメージの色が織られているので、「見た目からしても軽そう」というのがダンガリー生地です。
デニムジーンズの形を表す英単語
straight jeans|ストレートジーンズ
脚にピッタリというわけでも、ぶかぶかすぎるわけでもなく、文字通り「まっすぐなシルエット」のストレートジーンズのことを指しています。
regular/standard jeans|レギュラー・スタンダードジーンズ
このレギュラーというのも、ストレートジーンズと同様で、まっすぐなシルエットが特徴です。
regular straight、regular jeans とも呼ばれています。
skinny/tight jeans|スキニー・タイトジーンズ
脚の形にフィットしているのが skinny(スキニー)で、それよりもさらにもっと脚にフィットしているのが tight(タイト)です。
スキニーという単語自体はもともと「骨と皮」、つまり「細身」という意味。スキニージーンズは主に伸縮性のあるストレッチ・デニムの生地が使われるそうです。
slim jeans|スリムジーンズ
スリムのデニムジーンズは、ストレートカットではあるもののストレートよりも細く、スキニーよりも緩いタイプです。
膝から裾にかけてキュッと形が細くなるのが特徴です。
wide jeans|ワイドジーンズ
言葉通り、裾までワイドに広がっていく形のジーンズです。大きくゆったりめの形なので、動きやすいのが特徴。
ワイドジーンズは、wide straight(ワイドストレート)、wide denim(ワイドデニム)とも呼ばれています。
tapered jeans|テーパードジーンズ
筆者は最初にこの英単語を見かけたときは「タッパード」と読んでいた覚えがありますが、正しい読み方は「テーパード」です。
テーパードは一見ストレートカットですが、よく見てみると、デニムジーンズの裾に向かって絞られている形をしています。
loose jeans|ルーズジーンズ
ルーズと聞くと、だいたい予想はつくかもしれませんね。腰はキュッとしているけれど、太ももあたりから裾にかけてゆとりを持たせるように広がっているタイプのデニムジーンズです。
韓国風ファッションでよく取り入れられているので、一度は見たことがあるのではないかと思います。loose straight (ルーズストレート)とも呼ばれます。
日本ではルーズと表記されることが多いですが、実は英語の発音は「ルース」なので、気をつけましょう。
boyfriend jeans|ボーイフレンドジーンズ
boyfriend (彼氏)が履いているジーンズを借りているような、ゆったりとしたジーンズのことを指します。
彼氏や男の子が履いていそうなスタイルで作られていますが、女性用のジーンズです。
mom jeans|マムジーンズ
形はボーイフレンドジーンズに似ているのですが、それよりもハイウエストで、裾は締まりすぎず広がりすぎず、シンプルなものになっています。
マムジーンズは90年代に流行していたスタイルですが、ここ数年でまた流行りだすなど、どんなファッションにも合わせやすいタイプです。
flare jeans|フレアジーンズ
フレアジーンズは、腰から太ももまでピッタリとフィットしていて、膝から裾にかけて広がっている形のデニムジーンズのこと。1970年代や2000年代前半に流行った裾の広いジーンズもフレアと言います。
フレアにはさまざまな種類があり、裾がやや広がっているものは boot cut (ブーツカット)、大きく裾が広がっているものは bell bottom (ベルボトム)と呼びます。
baggy jeans|バギージーンズ
バギージーンズは、ブカブカで幅が広いジーンズのことを言います。
Baggy には「ブカブカ」という意味があり、袋のようにダボっとしているデニムジーズンズであるため、このように呼ばれるようになりました。
ちなみに筆者は学生時代にバギーパンツを履いたら、バイト先の上司に「もんぺ」と言われた記憶がありますが、決してもんぺではございません。
デニムジーンズの長さと深さを表す英単語
ここでデニムジーンズの長さや履いたときの深さの英語表現をご紹介します。
ジーンズに限らず、普通のズボンにも使える表現なので、よかったら参考にしてみてくださいね!
low-rise|ローライズ
ローライズという言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。
low (低い)+ rise (層)という意味で作られた言葉で、股上の深さが浅いデニムジーンズのことを指します。その浅さから、座るときに下着などが見えてしまうこともあるので、履くときは注意が必要です。
high-rise|ハイライズ
low (低い)ときたら、次は high (高い)ですね!
ローライズが股上が「浅い」ものを指すなら、ハイライズは「深い」という意味になります。
おへそあたりまでの深さがあるデニムジーンズのことを指しますが、お腹の真ん中あたりまで履くジーンズがまさにハイライズのことなので、その反対に当たるのが、上記で紹介したローライズですね。
cropped/capri|クロップド・カプリ
クロップドは、全体の丈が6分丈か9分丈の長さのズボンを指します。丈が少し短く足首が見える分、少し脚を長く見せられるのが特徴です。
クロップドのなかにはカプリという長さのものがあり、これはふくらはぎの真ん中くらいの7分丈の長さになります。
half pants/short pants|ハーフ・ショートパンツ
ハーフパンツは、通常のジーンズの長さの半分程度のものを指しますが、ショートパンツは言葉のとおり短く、1分丈〜3分丈の長さのものを指します。
まとめ
いかがでしたか?
同じ「デニムジーンズ」でも種類がたくさんあるので、どれを選んだら良いのか迷ったときには、ぜひこちらを参考にしてみてくださいね。これで空港や海外に行ってデニムジーンズを目にしたときも、迷うことが少なくなるかと思います!
ご自身に合うデニムジーンズを、迷うことなく選びましょう!