「もみじ狩りに行こうよ」って何て言う? 秋の訪れを伝える英語表現

ついこの間まで暑くて眠れない日が続いていたかと思ったら、いつの間にか夏は過ぎ去り、9月ももう終わろうとしていますね。

秋の気配も感じる今日この頃ですが、皆さんはどんなところで秋の訪れを感じるでしょうか?

今回は、秋の訪れを感じさせるもの・ことを伝えるときに役立つ英語表現を紹介します。海外の友人に日本の様子を伝えるときなどに、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか?

 

「秋」は “fall”? “autumn”?

まずは「秋」を表す英単語からおさらいしてみましょう。

“fall” と “autumn” という2つの単語を、学校の授業で教わりませんでしたか? 両方とも「秋」を意味するのですが、この2つの違いって一体何なのでしょうか? ニュアンスの違いがあったり、文脈によって使い分ける必要はあるのでしょうか?

実は、この2つの単語に意味の違いはないのです。「秋」を表す際には、両方とも同じように使うことができます。

ではなぜ2つもあるのかと言うと、 “autumn” はイギリス英語圏でよく使われ、“fall” はアメリカ英語圏でよく使われる傾向があるのです。

日本ではイギリス英語よりもアメリカ英語の方が一般的によく使われているにも関わらず、「フォールフェスティバル」とはあまり耳にしませんよね。イギリス英語の “autumn” を使った「オータムフェスティバル」の方が耳馴染みがいいのは興味深いですね。

それでは、つづいて本題の【秋の訪れを感じさせるもの・こと】を表す表現を見ていきましょう!

 

涼しくなってきた……気候の変化について話そう

気候の変化を察すると「ああ、夏も終わりだな……」と感じる方も多いのではないでしょうか。

「暑い暑い」と言う日がいつの間にか減り、「今日はちょっと涼しいね」と言うことが増えたり「朝晩冷え込むようになってきましたね」という挨拶をかわすことが多くなってきたら、秋の訪れを実感しますよね。

では、これらを英語で表現してみましょう。

1. 今日はちょっと涼しいね
It's a bit cool today, isn't it?

2. 朝晩だんだん涼しくなってきました
The weather/It is getting cooler in the mornings and evenings.

“It's getting cooler” と比較級を使えば、「(前よりも)涼しくなってきている」をうまく表すことができますね。
さらに “It's getting cooler and cooler” にすると「ますます涼しくなってきている」と度合いを強めることができますよ。

その他にも、日暮れが早くなってきたことで秋の訪れを実感するかもしれません。これも比較級を使うと上手にニュアンスを表現でます。

3. 日がだんだん短くなってきた
The days are getting shorter.

また、夏との空気感の違いで秋を感じたときには、こんなふうに表現してみてもいいですね。

4. 夏が終わろうとしている
Summer is about to end.

“be about to〜” で「今にも〜しようとしている」という差し迫った状況を表すことができるので、夏が今まさに終わりかけているという感じが出ます。

5. 夏が終わっちゃったね
Summer is gone.

「終わる」と言えば “end” や “finish” という単語を連想しがちですが、“is gone” で表すことによって「いなくなってしまった」「もうここにはいない」といったニュアンスを表せます。

6. 秋はすぐそこだね
Autumn is just around the corner.

“just around the corner” は「その角の辺り→すぐそこ(very near)」という意味になり、これも「すぐそこまでやって来ている」という臨場感が伝わってきます。

7. 秋の訪れを感じるね
Autumn is in the air.

“in the air” は直訳すると「空気中に」。空気や雰囲気の中にその存在が感じられる、といったニュアンスになります。

それでは次に、秋の風物詩と言えば外すことのできない「紅葉」について表すフレーズを見ていきましょう。

 

紅葉・もみじ狩りについて話そう

朝晩が涼しくなってくると、いよいよ紅葉のシーズン! 赤く染まったもみじを見ていると「秋だなぁ」と実感しますよね。

そんな「紅葉(こうよう)」は英語で “autumn colours” や “autumn foliage” などと表現されることが多いです。“colour” はイギリス英語のスペリングで、アメリカ英語では “u” が抜け落ちて “color” となります。

“foliage” とは「木の葉っぱ」を表しますが、「葉」を意味する “leaf” の複数形 “leaves” を使って、紅葉した葉っぱのことを “autumn leaves” と呼んだりもします。

では、これからのシーズンに役立ちそうな、紅葉にまつわる英語表現を見てみましょう!

8. 紅葉が始まってきました
The maple leaves are starting to turn red.

9. 葉っぱが赤く/黄色く色づいてきました
The leaves are turning red / yellow.

日本の「もみじ」は “Japanese maple” と呼ばれますが、“maple” とはあのメープルシロップの「メープル = 楓(かえで)」です。

「紅葉・黄葉する」は “turn red / yellow” で表します。「赤/黄に変わる」と、見た目をそのまま表現すればいいんですね。

つづいて、海外からの友達をもみじ狩りに誘うときにピッタリなこんなフレーズもぜひ覚えておきましょう。

10. もみじ狩りに行こうよ(紅葉を見に行こうよ)
Let's go to see the autumn foliage/leaves.

11. 日本では、紅葉狩りはとてもポピュラーなんです
The viewing of autumn leaves is a popular activity in Japan.

12. 清水寺ではライトアップされたもみじの木が綺麗です
The illuminated maple trees at Kiyomizu-dera are stunning.

13. 日光では、毎年この時期になると観光客が紅葉を見に押し寄せます
A lot of tourists flock to Nikko to view the beautiful leaves at this time of year.

「もみじ狩り」は上の例文のように “go to see” や “viewing” の他にも、“leaf-peeping” といった表現もすることができます。

14. 京都ではもみじ狩りのシーズンです
It’s leaf peeping season in Kyoto.

また「見ごろ」や「シーズン」を表す表現も覚えておけば、もみじ狩りにもさらっと誘いやすいですよね。

15. 紅葉は今が見ごろです
Autumn leaves/colours are at their peak right now.

16. 紅葉は9月中旬から12月上旬まで楽しめます
Autumn leaves can be enjoyed from mid September through to early December.

紅葉もとても綺麗ですが、秋と言えばやっぱり食欲の秋!
次は、旬の食材を使った英語表現を見てみましょう。

 

秋の「旬の食材」について話そう

松茸、栗、柿……秋の味覚はたくさんありますよね。まずは、秋に旬を迎える食材の英語を覚えましょう。

松茸: Matsutake mushroom / pine mushroom
栗: chestnut
柿: persimmon
梨: Nashi pear
なす: eggplant / aubergine
里芋: taro
いちじく: fig

「松茸」は “Matsutake mushroom” と呼ばれることが多いです。ちなみに「しいたけ」も英語では “Shiitake mushroom” と呼ばれ、海外でもグルメ界を中心に広く知られています。

そして、同じように日本語の名前がそのまま英語でも通じるのが「梨」です。

西洋では、一般的には梨と言えば縦長の洋梨(pear)を指すことが多いのですが、日本の梨のようにりんご形をした梨も市場に出回っており、ニュージーランドでは “Nashi pear” という名前で売られています。

さらに「なす」と言えば “eggplant” が一般的な英語名として知られていますが、イギリス英語では “aubergine” とも呼ばれています。

そんな中でも、秋と言えばやっぱり秋刀魚(サンマ)ですよね! サンマは英語で “Pacific saury” または “saury” と呼ばれます。

ここからは秋の味覚の代表「サンマ」を例に挙げて、会話に役立つ英語表現を紹介していきましょう。

まずは「今が旬です」と表現したいときに使えるのが "be in season" です。

17. サンマが美味しい季節になりました
Pacific saury is now in season.

他にも、「旬の野菜」を表すときには、「季節の」という意味の形容詞 “seasonal” もよく使われます。“seasonal vegetables” はレストランのメニューでもよく見かけます。

日本人にとって秋 = サンマに違和感を覚えることはないですが、海外の人にとってはなかなか理解しづらいかもしれません。そんな場合には、「今が旬なんだ」だけでなく、こんな説明を付け加えてあげてもいいですね。

18. サンマは漢字で書くと「秋刀魚」です
The kanji characters for the Pacific saury are "autumn sword fish".

そして、サンマの一番おいしい食べ方も教えてあげましょう!

19. サンマは塩焼きが一番おいしいです
Saury is best salt-grilled.

20. サンマの塩焼きには、大根おろしと串切りのレモンを添えられることが多いです
Salt-grilled saury is usually garnished with grated daikon radish and a wedge of lemon.

 

まとめ

秋の訪れを伝える表現、いかがでしたか?
日本人にとっては自然に「秋」と結びつけられることでも、海外の人にとっては紅葉を見に行く習慣がなかったり、なぜ秋と言えばサンマなのかが分からない場合もあります。日本の文化や習慣なども一緒に伝えることができるといいですね。

また、気候の変化を伝える表現は日常の何気ない会話の中でもかなり役に立つので、しっかり覚えて使ってみてくださいね!