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「はじめまして」を表す英語はこんなにも! シーン別挨拶フレーズ14選

「はじめまして」を表す英語はこんなにも!  シーン別挨拶フレーズ14選

人と言葉でコミュニケーションを取るときに、もっとも欠かせないフレーズは挨拶に関するものです。

「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」など、時間ごとの挨拶に加え、初めて会う人であれば「はじめまして」もよく使いますね。

挨拶は第一印象に関わる大事な要素ですので、英語を話すときも決まり文句として、勝手に口をついて出て来るくらいに慣れておくのが理想です。

今回は「はじめまして」の英語フレーズに絞り、シーン別の表現をご紹介。また記事の最後では、多くの英語学習者さんが悩む meet と see の違いや使い分けも解説しています。

「はじめまして」の英語フレーズ

「はじめまして」の英語フレーズ

基本・定番の「はじめまして」の英語フレーズ

まずは、使用頻度の高い基本的な英語フレーズから挙げて見ていきましょう。

Nice to meet you

英語の「はじめまして」の定番フレーズは Nice to meet you です。直訳で「会えて嬉しい」の意味で、「はじめまして」に相当する一番オーソドックスな英語表現になります。

どんな場面でもこれを使えば間違いはありません。

Hello や Hi の挨拶や自己紹介に続けて使います。

Hello. My name is Aika. Nice to meet you.

「こんにちは。アイカです。はじめまして」

なお、相手の名前が分かるなら、できるだけ相手の名前を添えるとグッと印象が良くなります。

英語のコミュニケーションは、会話の中で相手の名前をこまめに交えるのが特徴です。日本語のコミュニケーションではあまりない習慣なので意外と難しいですが、相手との距離が縮まるのでぜひ心掛けてみてください。

Nice to meet you, Lilian.

「はじめまして、リリアン」

Pleased to meet you

「会えて嬉しい=はじめまして」の別の言い方になります。上品で洗練された印象を残す英語フレーズです。
Please ではなく Pleased「嬉しい」ですので注意しましょう。

Hello, my name is Mimi. Pleased to meet you.

「こんにちは。ミミと言います。はじめまして」

Glad to meet you/I'm happy to meet you

Nice や Pleased の部分を、似たような意味を持つ Glad や Happy に言い換えてアレンジすることもできます。

Glad to meet you, Mussa.

「はじめまして、ムサ」


Hi, Grace. I'm happy to meet you.

「ハイ、グレース。はじめまして」

How do you do?

教科書などで How do you do? という英語フレーズを習った人もいるでしょう。
これもまた「はじめまして」の定番英語表現ですが古めかしい響きがあり、実際にこの英語フレーズを耳にすることは今ではめったにありません。

でも、古い映画の中でなら聞くことがあるでしょう。例えば、往年の人気の刑事ドラマシリーズ『刑事コロンボ』の主人公が使うのは、いつもこの英語フレーズです!

How do you do, madam?

「はじめまして、奥さん」

カジュアルな「はじめまして」の英語フレーズ

カジュアルな「はじめまして」の英語フレーズ
次は、友達からの紹介など、カジュアルな出会いで使う英語フレーズです。

Hello/Hi/How are you?

Hello や Hi など、人に会ったときに最初に使うこれらの挨拶も「はじめまして」の意味で使うことができます。
握手を交わしながら、Hello や Hi に続けて自分の名前を名乗りましょう。Nice to meet you などの英語フレーズがとっさに口に出てこなくでも大丈夫です。

大抵はその後に How are you? と続けます。実のところ、英語では、とりたてて「はじめまして」と言わなくてもOK。いつもの挨拶の流れと同じでも構わないのです。

Hi, I'm Mayumi. How are you?

「こんにちは、私はマユミです。はじめまして」

How are you doing?

How are you doing? は How are you? よりもくだけたニュアンスです。したがって、ビジネスや目上の人への挨拶には向きません。

Hey, how are you doing?

「よろしく」

ビジネスで使える「はじめまして」の英語フレーズ

ビジネスで使える「はじめまして」の英語フレーズ
いつも同じような英語フレーズでは芸がないと感じてきたら、バリエーションを増やすチャンス。
場面によって使い分けられたら、「できる人」の印象も演出できますよ!

It’s a pleasure to meet you

Pleased to meet you をさらに丁寧にした言い方です。

It's a pleasure to meet you, Ms Johnson.

「はじめまして、ジョンソンさん」

I’ve heard a lot about you

「お噂はかねがね」という意味で、相手について何かしら聞き知っていることがあれば、この英語フレーズが使えます。
ドラマのセリフのように感じるかもしれませんが、よく使われる英語表現です。

Hi! I've heard a lot about you.

「こんにちは! お噂は伺っていますよ」

I'm glad to meet you finally

メールや電話などでやりとりして来たけれど、実際に顔を合わせるのは初めてという関係はよくあるものです。
そんなときは、定番英語フレーズに finally「ついに」を加えるだけで、ピッタリな「はじめまして」の英語表現にすることができます。

Hi, you must be Neema. I'm glad to meet you finally.

「こんにちは。あなたがニーマですね。やっとお会いできましたね」

電話での「はじめまして」の英語フレーズ

最後は、初めての相手に電話をするときの英語表現を紹介します。

I'm glad to know you

「知り合えて嬉しい」という意味です。電話の場合は特に決まった「はじめまして」の英語フレーズはありません。普通に自己紹介をしてください。
お互いに自己紹介を終え、知り合いになれた喜びを表現するのが I'm glad to know you の英語フレーズです。状況的に「はじめまして」のニュアンスになります。

I'm glad to know you, Mike.

「マイクさん、知り合えて嬉しいです=はじめまして」

Thank you for calling

文字通り、「電話をくれてありがとう」の意味ですね。
電話をかけてくれた相手に素直にお礼を言うことは、初めて話す相手であれば「はじめまして」に相当するような挨拶にもなります。

Thank you for calling, Annie.

「アニーさん、お電話ありがとうございます」

メールでの「はじめまして」は英語でどう表現する?

メールでの「はじめまして」の英語フレーズ
メールでは meet「顔合わせ」していることにはならないので、Nice to meet you を使うのは不自然に感じる人もいます。

なかには、Eメールの E を使って Nice to e-meet you といった遊び心ある英語表現を使う人もいますが、電話同様、メールでは必ずしも「はじめまして」の挨拶は必要ありません。自己紹介だけで十分です。

My name is Aki. I am a friend of Amir.

「アミールの友人のアキと申します」

【おまけ】meet と see の違いと使い分け

さて、いろいろな英語表現をご紹介してきましたが、「どのフレーズも meet の部分を see と言い換えても良さそうでは?」と思った人もいるのではないでしょうか。

Nice to see you/Glad to see you/Pleased to see you などもよく使われる英語表現ですからね。しかし、使う場面は明らかに異なるので頭に入れておきましょう。

「会えて嬉しい」という意味は共通ですが、meet を使ったものは初対面に限ります。初めて会ったときは meet が入った英語フレーズを使いましょう。

see を使った英語フレーズは再会したときに使うものです。よって、一度知り合いになった後は see の英語表現を使っていくことになります。

英語の「はじめまして」を使いこなそう

今回は「はじめまして」を意味する英語表現をシチュエーション別にご紹介しました。

日本語の「はじめまして」のように、必ずしも特定の英語表現が決まっているわけではなく、自然な流れで「自分が何者なのか」を伝え、「出会えたこと・知り合えたことを喜ぶ」表現であればよいというのがポイントです。

相手が言うことに合わせて柔軟に対応すれば良いでしょう。同じ英語表現を返すだけでも大丈夫です!