「またの機会にね」友だち・上司の誘いを “やんわり” と断る英語フレーズ

誘いをやんわりと断る英語フレーズ

会社の上司や同僚から行きたくない飲みに誘われたとき、友だちや恋人にあまり興味のない映画に誘われたときなど、やんわり断りたいシチュエーションに遭遇することって結構ありますよね。

はっきり「行きたくない」と答えたら角が立ちそうだし、だからと言って誘いに乗る気にもなれない。そんなとき、あなたなら英語でどう答えますか?

今回は、そんな乗り気でない誘いをやんわり断る英語表現をご紹介します。

 

英語だったらハッキリ “NO” と言っていい?

NOと言っていい?

よく、英語圏の人はハッキリ “NO” と言うと思っている人がいます。

もちろんそういう人もいますが、実際に英語圏の人と話してみると、意外にもハッキリ “NO” とは言わずに上手に断っていることに気がつきます。

遠回しに断ったり、先延ばししたり、なかには一見誘いに乗るそぶりを見せながらも、実に上手に断っています。

それでは、どうやってやんわりと断っているのか見てみましょう。

 

ワンクッション置いてからの “NO”

ワンクッションおいてからのNo

まず、ハッキリ意志を示しながら、それでも角を立てずにやんわりと断る方法をご紹介します。

多くの場合は、ワンクッション置いてから断ります。例えば、以下のようなフレーズ。

(I’m) Sorry, ……「ごめんね」

I'm sorry, I have to stay home after classes.
ごめんね、放課後は家にいないといけないんだ」

Unfortunately, …… 「残念だけど」

Unfortunately, I have another meeting at 7pm.
残念だけど、7時から別のミーティングが入っています」

Thanks, /Thank you 〜, but……「ありがとう、でも〜」

Thank you for asking me, but I'm pretty busy on the day.
「誘ってくれてありがとう。でも、その日は忙しいんです」

I would love to, but ……「ぜひ 〜 したいんだけれど」

I would love to go, but I have so many things to do on Sunday.
ぜひ行きたいです。ただ、日曜日にやることがいっぱいあるんです」

I wish I could ……「〜できたらいいんだけど」

I wish I could join the party.
「そのパーティーに参加できたらいいんだけど

その他にも、次のようなフレーズもよく使われます。

  • I'm afraid, 〜.
    「残念ながら〜」
  • That's very kind of you, but 〜.
    「親切にありがとうございます、でも〜」

日本語でも「誘ってくれてありがとう、でもその日は忙しいんだ」と断ることがありますよね。英語もそれと同じです。

 

考えておくね/検討させてください

検討させてください

「考えておきます」「検討させてください」は、その場で答えを出さず遠回しにお断りする際の定番ですね。

I’ll think about it.

一番シンプルで使いやすいのがこのフレーズ。

A:I'm planning to go to Niseko for skiing in December. Do you want to come with me?
「12月にニセコにスキーをしに行く計画を立ててるんだ。一緒に行きたいですか?」

B:I'll think about it and let you know by the end of this month if I want to go.
「考えておきます。もし行きたかったら今月末までにお知らせしますね」

Let me think about it.

他にもよく使われるのがこの表現。

A:Do you want to come with us for drinks tonight?
「今晩、僕たちと飲みに行かない?」

B:I would love to, but let me think about it.
「ぜひ行きたいんだけど、考えさせてください」

“let” は相手に許しを請うときに使われます。“let me think(考えさせてください)” 以外にも、

  • Let me see.
    「見せてください」
  • Let me know.
    「知らせてください」

など、日常的なシーンで使われています。

「前向きに検討します」では断れない?

日本人は取引先や上司に対して「前向きに検討します」とよく言いますよね。本当に検討する場合もありますが、多くの場合は断りの文句として使われます。

それをそのまま英語で、

I will consider it positively.
「前向きに検討します」

I will seriously consider it.
「真剣に検討します」

などと言ってしまうと、本当に前向きに検討していると誤解されてしまうかもしれません。余計な期待をさせてしまうかもしれないので、本当に前向きに検討しているとき以外は使わないようにしましょう。

 

「またの機会に」と断るなら

またの機会に

「考えさせてください」「検討します」と同じくらい頻繁に使う断り文句に、「またの機会に」があるのではないでしょうか。

  • Maybe next time.
  • Not this time.

と断ってももちろん伝わりますが、もう少しスマートに、そしてキチンとしたシチュエーションでも使える表現が他にあります。

pass on 〜

日本語で「今回はパスするわ」と断ることもありますよね。この「パス」はそのまま英語の “pass” で表すことができます。

A:(電話で)You are coming to go out for lunch with us, aren't you?
「ランチ僕たちと一緒に食べに行くよね?」

B:(電話で)I'll pass on it today because I don't think I can make it. I just woke up.
「今日はパスするよ。間に合わないと思うから。起きたばかりなんだ」

“pass on” という言い方は、日本語の「遠慮させてもらいます」と同じように目上の人にも使うことができるので、覚えておくととても便利です。

make it

“I can make it.” には複数の意味があるのですが、よく「間に合う」「成し遂げる」「都合をつける」という意味で使われています。

下の会話のように、「都合をつけるのが難しい」というときにも使えます。

A:Do you think you can come to the birthday party by 8pm?
「誕生日パーティー、8時までに来れそうですか?」

B:I wish I could, but I don't think I can make it by 8pm.
「できたらそうしたいけど、8時には間に合わないと思います」

 

英語独特の言い回し “Rain check” とは

Rain check

友だちを飲みに誘ったとき、「雨次第かな」と言われたら「飲みに行くのに天気を気にするってどういうこと?」と少し不思議に思うかもしれません。

ところが、英語には “rain check” という誘いを断る定番のフレーズがあります。映画やドラマのセリフでもよく使われています。

Sorry, I'm quite busy this weekend, so can I take a rain check?
「ごめん、今週末はすごく忙しくて。また次の機会に誘ってもらえますか?」

“Can I take a rain check?” というのは、「次の機会に」「また誘ってもらっても良いですか?」という意味で使われます。

この “rain check” には「また誘ってね」という意味がありつつも暗に行くつもりがないことを表しており、デートに誘われた女性が断るときによく使います。

 

「なんとなく」を理由に断る方法

なんとなくを理由にする

特に理由はないけれど、なんとなく誘いに乗りたくないとき、また理由をあまり言いたくないときに、「今日はそんな気分じゃないんだ」「今日はなんとなく行きたくないんだ」などと言いたいこともありますよね。

家族や親しい友だちに「なんとなく」を理由に断るフレーズには、いくつかあります。

I don’t feel like 〜

A:How about hamburger tonight?
「今夜ハンバーガーはどう?」

B:I don't feel like eating junk food, I want something healthy.
「今夜はジャンクフードを食べる気分ではありません。何かヘルシーな物が食べたいです」

not in the mood to 〜

“not in the mood to 〜(〜するムードではない)” という言い回しを使って表現することもできます。

I'm not in the mood to eat junk food tonight.
「今晩はジャンクフードを食べたいムードではありません」

“just” を使った表現

少ししつこい誘いだと、「どうして一緒に行かないの?」などと理由を聞いてくる人もいるかもしれません。そういったときは、“just” を上手に使ってみてください。

I just don't want to go out today.
「今日はなんとなく外出したくありません」

“I don't want to go out today” に “just” を付けるだけで「何となく行きたくない」といった曖昧な返事にすることができます。

この他にも “Just because” という言い回しがあります。

A:Why don't you want to go for drinks tonight?
「どうして今日は飲みに行きたくないの?」
B:Just because.
「なんとなくです」

“just because” は「これ以上あれこれ聞かないで欲しい」と言う意味が含まれます。横柄な感じを相手に与える可能性がありますので、使い方には気をつけましょう。

 

まとめ

いかがでしたか? 断り上手な英語圏の人たちは、こういった言い回しを相手や状況に合わせて上手に使い分けています。多くの言い回しが日本語と似ていて、かつシンプルな単語・文法なので、コツさえ掴めばあっと言う間にマスターできるはず。

映画やドラマでもよく耳にするフレーズなので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね!