「三度目の正直」「〜しないよりマシ!」を英語でいうと?英語のことわざ7選

「笑う門には福来る」「猿も木から落ちる」など、日本語にはユニークな言い回しのことわざがたくさんあります。でも、ことわざは何も日本だけのものではありません。国や言語によって、特徴のある教訓や格言はさまざま存在します。

言語を勉強する上で、ことわざを知ることは、その言語圏の文化の背景や、ものの考え方の理解につながります。

そこで今回は、ネイティブが日常会話でよく使うことわざを7つご紹介します。なかには、日本のことわざと意味がそっくりなものも。使う単語を比べてみるのもおもしろいかもしれません。

 

1. 「〜しないよりはマシ!」なことわざ

time

Better late than never.

●  遅れても来ないよりはましだ。遅れてもしないよりはましだ。
これはビジネスでも使えますね。しなければならないことが遅れてしまったときや、遅刻してしまったときなどによく使われます。

A:I’m sorry I’m late.
「遅れてすみません」

B:Better late than never. Let’s work hard today!
「遅れても来ないよりまし。さあ、今日もいい仕事をしよう!」

 

2. 他人の悪事を目にしたときに使うことわざ

Be silent!

Two wrongs don’t make a right.

●  他の人が悪いことをしたからといって、自分も悪いことをしていいことにはならない
行列に割り込む人を見て、自分も割り込んでしまう。そんな場面を見た、第三者がよく使うことわざです。日本語の「人の振り見て我が振り直せ」に少し似ていますね。

A:Lisa pretended to be sick yesterday. I wish I could too, but I have to go to class…
「リサは昨日仮病で休んだみたい。私もそうしたいけど授業を受けなくちゃ……」

B:Yeah, you should not do so. Two wrongs don’t make a right.
「ああ、君はするべきじゃないね。他の人が悪いことをしたからといって、自分も悪いことをしていいということではないよ」

 

3. 他人の羨んだときのことわざ

angry grumpy young man, about to have nervous breakdown

The grass is always greener on the other side of the fence.

●  垣根の向こう側の芝生はいつも緑が濃い
日本語の「隣の芝生は青い」とほぼ同じですね。他人の持っているものが良く見えてしまうときに使われます。

A:Mom! My friends got a new smart phone! I want it!」
「ママ! 友達が新しいスマートフォンを買ったんだって! 僕も欲しい!」

B:You don’t have to buy it because you already have smart phone. The grass is always greener on the other side of the fence. Just use it!
「もう持っているでしょ? 新しいのを買う必要はないわ。隣の芝生はいつも青く見えるもの。持っているものを使いなさい」

 

4. 失敗した相手を励ますことわざ

Leader give recognition to his worker

The 3rd time is the charm.

●  三度目の正直
“charm” とは「魅力・お守り」の意味です。しかし、ここでは「幸運」の意味で訳されます。3回目は幸運が舞い込んでくるということで、失敗した相手への励ましの言葉としてよく使われます。

A:I can’t do that. I have already failed twice…
「私にはそんなことできない。また失敗しちゃった…」

B:You can do that! The 3rd time is the charm.
「できるさ! 次こそ三度目の正直だよ」

 

5. 似た者同士をあらわすことわざ

girl

Birds of a feather flock together.

●  同じ羽の鳥は一緒に群れる
日本語の「類は友を呼ぶ」と同じ意味です。

  • a feather:1種類の羽=同種
  • flock:群れる

“birds of a feather(同じ羽の種類の鳥)” が主語になりますね。実は、“birds of a feather” だけでも、「似た者同士」という意味になり、どちらかというとそちらの方がよく使われるようです。

You and I were birds of a feather.
「あなたと私は似た者同士だった」

 

6. 事前の準備を促すことわざ

Handsome man cleaning his car

Hope for the best, but prepare for the worst.

●  最善を望み、最悪に備えよ
日本語の「備えあれば憂いなし」と同じ意味。「いざという時のため、前もって準備をしておこう」と注意を促す場合に使われます。

“good” の最上級である “the best” に、“bad” の最上級である “the worst” が呼応していますね。

A:I had a nightmare last night. I had a traffic accident in my dream.
「昨日悪夢を見たんだ。夢の中で交通事故にあったんだ」

B:That’s so bad. Today, you have to drive carefully. Hope for the best, but prepare for the worst.
「なんてこと。今日は注意して運転しなければならないね。備えあれば憂いなし」

 

7. 好みの多様性をあらわすことわざ

eyes

Beauty is in the eye of the beholder.

●  美は見る人の目の中にある
日本語の「蓼(たで)食う虫も好きずき」と同じ意味です。

同じものでも、見る人によって美しく見えたり、そうでなかったりします。つまり、見る人ひとりひとりの基準は異なるということですね。

実は、こちらのことわざを応用させたシャレがあります。

Beauty is in the eye of the beer holder.
「美しさはビールを持っている人の目の中にある」

“beholder” を発音の似た “beer holder” に変えることで、「酔っ払えばなんでも美しく見える」とおふざけで皮肉っています。

 

さいごに

いかがでしたか? 同じ意味のことわざでも、日本語とは使われている単語が違うものが多くありました。

今回ご紹介した他にも、英語にはまだまだたくさんのことわざがあります。特に日本語に直接訳せないものは、もはや英語圏独自の思想そのものといえるでしょう。

普段英語のことわざなんて勉強したことがなかった! という人も、この機会にぜひ覚えて、会話の中で使ってみてくださいね。