SHIORI
(更新)
世の中の多くの人が右利きであることから、左利きの人を見かけると思わず「へ〜左利きなんだね」と声をかけることがありますよね。
私自身、箸を持つ手や字を書く手が左であるため、日本やアメリカ、国に関係なく「あなた左利きなのね」と声を掛けられたことが何千回、何万回とあります。
何気ない言葉ではありますが、相手と会話を始めるための貴重な材料にもなり、左利きの人を見かけたときに使われる頻度はほぼ100%に近いと言っても過言ではないと思います。
そこで今回は、英語でもそんな会話ができるように、英語で「右利き」「左利き」「両利き」「利き手」を何と表現するのかを紹介していきたいと思います。
右利きの人は主に右の手をよく使っていることから、形容詞を用いて right-handed「右利きの」と表すことができます。
「彼女は右利きです」
また、名詞を使って「右利きの人」を表すことができ、その場合は right-hander と言います。
「日本の大半の人は右利きです」
しかし、名詞を使う場合は right-hander よりも、口語表現の righty の方が身近で使われる頻度が高く、よく耳にする言葉です。
「私の姉は右利きです」
ちなみに、人ではなく、ただ単に「右利き」と名詞で表したい場合は、right-handedness という英語表現が使われます。
「右利きは人間の一般的(世界共通)な特性です」
右利きの人と同じように、左利きの人は主に左手をよく使うことから、形容詞を用いて left-handed と表すことができます。
「私は左利きです」
また、名詞を使い「左利きの人」と表したい場合は left-hander と言うことができますが、右利き同様、口語では lefty という英語表現がよく使われます。
「左利きの人は右利きの人よりも芸術的だと言われている」
「左利きなの?」
そして「左利き」の名詞は left-handedness です。
「科学者は左利きに関連する遺伝子の違いを確認した(証明した)」
「右利き」は right-handed で「左利き」は left-handed。
そうときたらどちらの手も同じように使いこなすことができる「両利き」は both-handed なのでは? と思っている人も多いかもしれません。
もちろん both-handed は「両利き」を表す英語表現として存在しますが、あまり頻繁に使われるような単語ではないようです。
一般的によく使われている「両利きの」を表す単語は ambidextrous です。ambi には「両方」、dexterous には「器用」というような意味があります。
その文字通り、ambidextrous は「どちらの手でも同じくらいのクオリティで器用に物事をこなすことができる人」に対して使われます。
「私の娘は両利きなんですよ」
ちなみに、「字を書くのは左だけど箸を持つのは右」など、モノによって使う手が違うという人もたまに見かけますよね。
そのような人に対しては、英語では mixed-handed や cross-dominant という別の英語表現があります。
とは言っても、英語ネイティブでこの違いをきちんと認識している人は少なく、「両利き=ambidextrous/mixed-handed/cross-dominant」と表現する人が大半です。
「私両利きなの。ボールは右で投げるけど字は左で書くんだ」
「利き手」は好んで/優勢して使っている手を表すことから、英語で dominant hand「優勢(最有力)な手」と表すことができます。
また、ニュースや利き手に関する英語記事などでは、「利き手」のことを handedness と表されていることが多いですが、普段の会話の中で handedness という英語表現が使われることはあまりありません。
「右と左どっちが利き手?」
「左手だよ」
「本当に利き手は遺伝子によって判決・測定できると思う?」
いかがだったでしょうか?
英語で「右利き」「左利き」「両利き」「利き手」にはそれぞれ何通りかの言い方があることが分かったと思います。
この記事を参考に、自分や相手の利き手について英語で話せるようにしておくと、後々この話題について話しかけられたときにスムーズな返しができることでしょう。
また、左利きの人を見かけた際に咄嗟に「左利きなんだ!」と声をかけて話題を作ることで、会話に花が咲くこと間違いなしです!