Mizuho
(更新)
自然といえば、山・川・海。そのうちの1つ、川では川下りやラフティング、カヌーなど、いろいろなアクティビティができますよね。
日本で有名な川下りといえば鬼怒川のライン下り、長瀞ライン下り、保津川下りなど。川からは陸から見られない景色を楽しむことができます。
こうして川でのアクテビティや風景を楽しめるのは、日本だけではありません。
また、英語での表現方法も日本語で「川」と一言で表せるのと違って、その規模によって呼び方が変わるんです!
そこで今回は、川やそのアクティビティに関する英語表現と、世界のオススメ川下りスポットをご紹介します。
「川」と言われたら、みなさん river を思い浮かべますよね。しかし英語では、river 以外にも川を表す表現がいくつかあります。
「小川」だけで、こんなに違う表現があるんですね! 川でもその規模によって違う呼び方があり、river は大きな川、stream はそれより小さく、creek や brook と、どんどん規模が小さい川になります。
つまり、river > stream > creek > brook ということです。しかし厳密な定義はないので、「規模の程度によって呼び方が異なることがある」ことを覚えておくといいでしょう。
また、地域によっては川について違った名称を使うことがあります。
川を表すのにもさまざまな表現があることがわかりましたが、関連用語もたくさんあります。
川の「主流」は main stream といいます。
「鴨川の流れはとても穏やかだ」
「日本に来たら、奥入瀬渓流に行くといいよ。美しさに驚くはずだ」
「凄まじい激流が好きなら、みなかみがラフティングにはオススメだよ」
「上流では下流に比べてかなり水量が少ないです」
「反対側の川岸に行くなら、地下道を通っていくといいですよ」
「三角州でキャンプはとても危険です」
「スエズ運河は、世界貿易のもっとも重要な拠点の1つです」
「水流によって川は蛇行する」
冒頭で触れた通り、川ではたくさんのアクティビティができますよね。
ここではそのアクティビティに関する英語表現をご紹介します。多くが外来語なので、ほとんど日本語で耳にするものと変わりません。
「本栖湖なら、小さな子どもともカヤックができますよ」
「キャニオニングは楽しいウォーターアクティビティです。必要なのは自分の身体(と安全装備)だけで、自然が作り出したコースを楽しむことができます」
「この川は、スタンドアップパドルボードに最適なんだ。SUPのやり方はわかる?」
「熊本県に旅行することがあれば、球磨川下りがおすすめだよ!」
「パンティングはイギリスでオススメの夏のアクティビティです。ケンブリッジやオックスフォードがパンティングでは有名です」
世界には川だからこそ楽しめる場所がたくさんあります。ここではそのなかでも特にオススメしたい場所を3つ紹介します。
ミシシッピ川(Mississippi River)といえば、世界三大河川の1つ。アメリカのミネソタ州からメキシコ湾まで流れており、その長さは2,320マイル(約3,733km)にもわたります。
多くの米文学や映画、ドラマなどでミシシッピ川について見聞きしたことがある人も多いのではないでしょうか。
ミシシッピ川には数時間ほど乗船するものから、何泊か寝泊まりできるものまでさまざまなクルーズがあります。
蒸気船を使ったクルーズなら、タイムスリップしたような気分満載です! ジャズの生演奏もあったりと、「これぞアメリカ」な経験ができます。
先述のように、パンティングといえばイギリスではケンブリッジとオックスフォードが有名です。この2箇所のうちでも、オススメなのがオックスフォード。
オックスフォードといえば、世界で2番目に古い大学です。(最古はイタリアのボローニャ大学。)オックスフォードでのパンティングは1860年頃に学生のアクティビティとして始まりました。
ここではテムズ川(River Thames)の支流であるチャーウェル川(River Cherwell)で船頭付き、またはセルフでパンティングをすることができます。
木漏れ日のなか、ゆったりと川からの景色を楽しみたい場合は船頭付きがオススメですが、セルフで船を漕ぐのもなかなか楽しいもの。マグダレンカレッジ横の船着場から乗ることができますよ。
意外とパンティングをするのは難しいのですが、それはそれで行き交うボートから笑い声が聞こえてくるなど、楽しい経験になること間違いなしです。イギリスに長期滞在していた筆者も夏になると「パンティングに行きたい!」と思ったものです。
ライン川(Rhine)は、スイスからオランダまで9カ国をまたがって1,233kmの距離を流れています。そのため、西欧諸国で重要な役割を果たしてきました。その一部である「ライン渓谷中流上部(Upper Middle Rhine Valley)」は2002年に世界遺産に登録され、その文化的・歴史的な価値が認められています。
ライン川が流れる国のなかでもドイツは「古城街道」があるほど、古いお城があることで有名で、川からもその姿を楽しむことができます。
大自然と合わせた古城群の景観は格別で、まるでおとぎ話のなかに入ってしまったかのように感じることができるスポットです。「歴史も自然も感じたい」という方は要チェックです!
いかがでしたか?
川の大きさや規模によって、英語では呼び方が異なることを知らなかった人は多いのではないでしょうか?
また、川でできるアクティビティは意外とたくさんあることがわかりました。
みなさんも、暖かい季節にはぜひ川でのウォーターアクティビティを楽しんでみてくださいね! (もちろん、安全には気をつけましょう!)