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"Buy One Get One Free" はお買い得? 知っておきたい英語のセールス文句24選

"Buy One Get One Free" はお買い得?  知っておきたい英語のセールス文句24選

こんにちは。英語ライフスタイリストのRinaです。

みなさんは旅先で、あるいは海外のショッピングサイトで買い物をしたことがありますか?

実際にショップに行ってみたり、あるいはお目当てのサイトにアクセスしてみたりすると、実に様々なバーゲン表示やセールスキャッチコピーがあることに気づきます。

「これどういう意味だろう…」
「お店の人にも聞きづらいし…」
「結局何パーセントオフになるんだろう…」

というように、肝心な英語のセールスキャッチコピーを正確に理解できないと、せっかくのバーゲンで損しちゃうなんてことも…!?

そんな時のために、今回のテーマは「英語のセールスキャッチコピー」。実際によく使われるキャッチコピーを取り上げて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!!

定番のセール表記

そもそもこんなセールをしていますよ!というバーゲン表示を見逃さないために、海外のショップやショッピングサイトをのぞく上で確認しておきたいキャッチコピーはどのようなものがあるのでしょうか。

セールとひと言で言っても、様々な表記のされ方や売り文句があるので、具体的な例を挙げてみました。

日本でも割と英語表記がされるようになっているので、さほど違和感は感じないかもしれません。

Sale

もっとも一般的な「セール開催中」の表示。

Big sale

一般的なセールよりも大規模な売り出し。

Clearance sale

クリアランスセール、在庫品一掃の大売り出し。季節の変わり目には ”Spring sale” や ”Summer sale” などの表示も多い。

Closing sale/ (Grand) Opening sale

閉店セール、開店セール(開業に伴う大売り出し)。

Special deal/ Special offer/ Special discount

表現は異なるけれど、意味は "Sale" と同じ。要は特別な価格で売り出していますという意味。

Limited time offer/ Limited time only

期間限定(タイムセール)の意味。”Special deal”などと合わせて使われることが多い。

Ultimate discount

最終お値下げ!”Ultimate” は最終の、究極のという意味。これ以上のオファーはありませんよ!という意味合いも込められ、似た表現で ”Last chance sale” という表記がされることも。

Early bird offer/ discount/ sale

早割セール。”Early bird”は「早起きの人」「早く到着した人」という意味の慣用句。

“The early bird catches the worm.”(早起きは三文の徳)ということわざの通り、早朝にお店に来た人への特別なオファーだけでなく、各シーズンの早い時期でのお買い物にも使われる。

具体的なオファー内容を理解しよう


では、セールが行われているのは分かったけれど、実際どれくらいお得なの?どうしたら割引されるの?と今度は具体的なオファーが気になりますよね。

そこで大切になるのが、「英語での細かい値札表記を正しく理解する力」です!

日本での表記と違っていることも多く、よく見ないと損をしたり、余分なものまで購入する羽目になったりと、落とし穴もあるので、こちらも具体的な表記と意味をひとつひとつ確認しておきましょう!

数字/$◯

スーパーマーケットなどでよく見かける表記ですが、これは単純に数字分の個数を購入した時にいくらかということです。例えば、2/$5であれば2個で5ドルとなります。

ただし、気をつけなければいけないのは、必ず2個商品を買わなければお得じゃないの?ということですが、実は必ずしもそういう訳ではありません。

その下に1/$2.5など表記がされている場合があります。2個買ったからといって特別な割引がされるという訳ではない場合もあるので、「2個買いの方が得!」と思い込んで必要以上のお買い物をしてしまわないよう注意が必要です。

Any 数字 for $◯

こちらは ”Any” というのがポイント。つまり対象商品であれば何でも、よりどり◯個でいくらになりますという表記。”Any 5 for $50” であればよりどり5個で50ドルです。

BOGO(ボゴ)/ Buy One Get One Free

そのまま「1個買うと、1個無料でもらえます」という意味で、こちらも良く見かけるセールスコピーです。

また同じことを ”2 for 1 deal” と表記してある場合もあります。”deal” は価格のことなので、「1個分の値段で2個手に入ります」というオファーになります。

BOGO 50/ Buy One Get 2nd 50% Off

上記のオファーと似ていますが、こちらは「1個買うと、2個目は半額」という意味です。

例えば、2ドルのアボガドを2個買った場合、ひとつ前のオファーであれば2ドルで2個買えますが、こちらは1個目は2ドル、2個目は半額で1ドルになるため、合計3ドルで2個買えるということになります。

"50% Off" の表記は ”Half Price” と表記されることもあります。いずれにしても前者と良く似ているので割引内容を良く確認しましょう!

対象となる商品も同一(金額)商品に限らない場合が多いのですが、一点気に留めておきたいのは “the second item must be of equal or lesser value” と注意書きがされていることがほとんどです。

つまり、2点目の割引対象商品は1点目の商品と同価格かそれより低価格なものになりますということ。これは日本でも同様ですよね!

Buy 数字 Save $◯

数字分の個数を買ってくれたら、いくら分割引きます、の表記。

例えば ”Buy 3 Save $2” であれば3個買うと2ドルの割引がされることになります。このシステムも日本でよく見かけるので馴染みがあるかもしれません。

ただし、ここで注意したいのは対象商品がどこまでの範囲なのか、ということです。同じ商品を指定の個数買わなくてはいけない場合と、複数の対象商品の中から指定の個数を買えば割引対象となる場合があるので、しっかりと確認しましょう。

◯% off storewide/ Everything ◯% off storewide

店内にある全品◯%オフという表示です。

“Storewide” はお店全体という意味。店内の商品が一律で割引されているため、とても分かりやすいですよね!

他にも、”Discount on all items Save ◯%” のように表記されていることもありますが、意味は同じです。

All at $◯〜

日本でもおなじみのワゴンセールや割引目玉コーナーみたいなところで見かける表示で、全品$◯〜ですよ、という意味です。

日本のワゴン販売のコーナーにも「全品300円〜」というように目を引く表示がされていることも多いですよね。

Up to ◯% off sale

こちらはお店の入り口やチラシなどで良く見かける、「最大割引○%」という表示です。

「全品◯%まで割引される」と勘違いしやすいので注意が必要!”Up to” は最大ここまでですという意味なので、店内全品が一律そのパーセンテージで割引されるわけではありません。

商品の入れ替え時期などにもよく見られますが、”New Arrival(新作)” などと書かれたラックは一切割引されていない事もざらにあるので、ひとつひとつのタグを良く見るようにしましょう!

Get ◯% off your entire purchase

お買い上げの合計金額から、◯%割引します、という表示。

”No exclusions” と書き足されていることもありますがこれは「例外なく割引します」と意味を強調しています。

先に出てきた「店内全品◯%割引」と結局のところお得度は同じですが、受ける印象は少し違うかもしれませんね。

細かい値札の表記

値札の表記

次からはもう少し細かい値札の表記などもご紹介します!

Price as marked

商品についている値札が販売価格になります、の表示。

つまり値札にある金額はすでに値引きされた金額なので、そこから一切割引されることはありませんので注意しましょう!

◯% off marked price

“Marked price” は表示された価格。つまり値札に表示されている金額から◯%オフになりますよ、という表示になります。

似たもので ”Take ◯% off marked price” や ”Take ◯% off lowest ticketed price”(タグ付けされている最安値からさらに◯%オフ)など様々な表記のされ方があります。

ポイントは ”take ◯% off” は「割引されるのだ」と覚えておけばオッケーでしょう!

Extra ◯% off/ Additional ◯% off

ひとつ前の18の表記と同じ意味で、「割引された金額からさらに○%オフになります」という意味。

“Extra” や ”Additional” は「追加で」という意味になるので、「割引された上にさらに」という意味合いが強調されますね!

Price Match Guarantee

これは、日本の家電量販店などでもよく見かける「最安値保証」と同じ意味です。

このセールスコピーは他にも ”Best price/Lowest price guarantee” や、"Price match promise” や ”Price beat guarantee” のように表記されることもあります。

”Guaranteed”(保証されていますよ)”Best price”(最安値)と表記されていれば比較的分かりやすいですね。

また但し書きに ”We can beat any price & Give ◯% of difference” や ”We’ll beat any price by ◯%” などと説明されていることもあり、これは「どこよりもお安く提供&◯%の差額まで保証します」という意味です。かなり強気なセールスです!

条件付きの割引

さて、ここまでは割と誰でも受けられる割引表示をご紹介してきましたが、中には多少の条件付きで割引や優待が受けられるという場合もありますので、それらもご紹介します。

Spend $◯ Get $◯ (Gift/Promotion Card)

最初に見た ”Buy One Get One” と形式上は似ていますが、こちらは条件金額分以上購入するといくらか分のギフトカードがもらえるという表示です。

日本でも時々見かけるプロモーションですね。多くの場合は50〜100ドルかそれ以上の購入が条件というような場合が多い気がします。

注意点として、この割引システムは ”Buy more, Save more” 方式が多く、多く購入してもらおうというお店側の狙いもあるので、本当に必要なものか見極めが必要になりそうです。

また、このギフトカードは次のお買い物分からしか使えないこと、また有効期限が短いものもあるため、その点も注意が必要です!

Gift with purchase of $◯ or more

こちらはギフトカードではなく、条件金額分以上購入すると、何かプレゼントがもらえるというもの。化粧品販売でよく目にするプロモーションです。

ショップによっては、”Buy 3 products, Choose 1 gift” のように金額ではなく商品の購入個数を条件とする場合もありますが、いずれにしても ”not to be combined with any other offer”(その他割引やクーポンとの併用はできません)などと但し書きされていることがほとんどです。

With Card

この表示も値札に書かれているのを時々見かけますが、この ”card” はメンバーズカードのこと。そのスーパーやショップの会員カードを持っていればこの価格になりますよ、という表示。

カードと言ってもクレジットカードのことではない場合が多いので、注意が必要です。

お会計のレジに並ぶと、カードは持っていますか?作りますか?など聞かれることが多いです。「旅行で来ているだけだし、会員カードは必要ないかも…」と思う人が多いかもしれませんが、メンバーになるのは無料なことがほとんどですし、割引額が意外に大きいこともあります。

短期の旅行であっても大量にお土産を買ったり、頻繁にそのお店を利用したりする可能性があれば、思い切ってメンバーズカードを作ってお得に買い物するのもアリですよ!

まとめ

いかがでしたか?

今回は、「お得に買い物するために知っておきたい英語のセールス文句」というテーマで様々なセールスキャッチコピーの例をみてみました!

日本語のショップなどでも同様ですが、こうしたバーゲン表示は長々と文章で書かれず、端的に必要最低限の情報だけ書かれていることが多いです。特に主語は省略されることがほとんどです!

通い慣れたスーパーマーケットや何度もリピートしているお気に入りのショップなどであれば、セールスパターンに慣れていたりして比較的安心してお買い物ができますが、初めて行くお店などでは少し分かりづらいと感じることも少なくありません。場合によっては実際に店舗スタッフに聞いてみるのが確実ということもあるでしょう。

海外でのお買い物や英語サイトでのオンラインショッピングを安心して、そしてお得に楽しむために、今日お届けした記事が少しでも参考になれば嬉しいです!!