濱名 栄作
(更新)
英単語暗記をしていて、「あれ、この英単語ってこんな意味もあるの? ほかの意味と全然違うじゃん…」なんて思ったことはありませんか?
英単語の中には複数の意味をもつものが多く存在し、そういった単語を多義語と呼びます。
例えば、「gift=①贈り物②才能」だったり、「run=①走る②経営する」だったり。
こういった多義語に混乱してしまう学習者は少なくないと思いますが、正しく理解しマスターすれば、英語4技能(聞く、話す、読む、書く)の全てにおいて役に立ちます。
そこで今回は、DMM英会話のInstagram投稿とともに、絶対に覚えておきたい基本多義語を30選ご紹介します。
※ 本記事で取り上げる多義語の意味は基本的に2つですが、単語によってはそれ以上あるものもあります。
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学校で最初に習ったのは「首都」の意味だったのではないでしょうか。
ほかにも「資産、資本、資金」などの意味があり、TOEICにも頻出のビジネス英単語です。マネー用語で、capital gain「キャピタルゲイン」や、capital loss「キャピタルロス」なんて言ったりしますよね。
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右左の「右」のほかに、同じスペルで「権利」という意味もあります。「人権」を human rights と表現したりしますよね。
また「正しい」という意味もあって、海外ドラマや洋画を見ていると会話の相槌として "Right!" と受け答えしているシーンをよく目にします。
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bat というと野球の「バット」が真っ先に思い浮かぶのでは?
もう一つの意味として、「コウモリ」があります。アメコミのバットマンのエンブレムってコウモリですよね!?
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ボートレースやドッグレースのような「競争」のほかに、「人種」という意味があります。
後者の意味は、入試や各種英語試験にも頻出なので、知らなかった人は覚えておきましょう。
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誕生日や記念日に渡したりもらったりする「プレゼント」はすっかり日本語の中に定着していますよね。
でも実は、同じスペルで「存在する」という意味があったり、「現在」という意味があったり、色んな意味を持っているんですよ。
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pretty =「かわいい」と中学校で習いました。
しかし意外にも、「かなり」「超〜」という意味の副詞としてネイティブは多用しているんですよ。
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日本語でも「ストーリー」と言うように、「物語」の意味はみなさんご存知かと思いますが、そのほかにも「階数」という意味があるんです。
ちなみに、同じく「階数」を意味する floor がありますが、floor は「建物のある特定の階」を表すときに使うのに対し、story は「○階建て」のように建物の“高さ”を意味します。
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training「トレーニング」というように、train には「訓練する」「鍛える」という意味があります。
「電車」と「訓練する」で全然意味が違うように感じますが、実はどちらも元々は「引っ張る」という意味で語源は一緒なんだそう。長い列が連なって引っ張られている=電車と、誰かを引っ張っていく=訓練、といったイメージでしょうか。
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「興味」という意味のほかに、「利子、利息、利率、金利」といった意味があるのを知っていましたか?
TOEIC頻出の超重要単語です。知らないとテスト中「?」となってしまうので覚えておきましょう。
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ただでさえ、right と light の区別が難しいのに、それぞれが複数の意味を持つという厄介な単語です。
light「軽い」⇔heavy「重い」のように、関連する単語と一緒に覚えると記憶に定着しやすいかもしれません。
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「音」というイメージが強い sound ですが、形容詞として「(身体・精神が)健康な」という意味を持ちます。
A sound mind in a sound body.
「健康な身体に健全な精神が宿る」
なんてことわざもあるので、一緒に覚えてみてくださいね。
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「おじぎをする」は知っている人も多いと思いますが、「蝶結び」の意味はどうでしょう?
「ボウタイ=蝶ネクタイ」はここから来ていたのですね。
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オルガンは特にパイプオルガンのことを指します。
「オルガン」も「臓器」も、複数のものが連動して働くという共通点を考えると、この2つの意味があるのも納得ですね。
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注目が集まるというニュアンスで、「ホットスポット」「ホットな話題」と言ったりしますよね。
ちなみに、味覚の「辛い」も hot で表現できます。
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「本」以外に「予約する」という意味があります。
ホテルやチケットの予約など、海外旅行の際にもよく使う単語なので、マストで抑えておきましょう。
コンタクトケースや衣装ケースのような「容器」という意味のほかに、「事例」という意味を持つ case。
in this case「この場合は〜」は使い勝手のよいイディオムの一つです。
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fine と聞くと中学英語で習った I'm fine「元気だよ」が思い浮かぶ人も多いのでは?
fine はまさに多義語で、「罰金」、「見事な」、「元気な」以外に「細かい」、「(天気が)晴れた」などたくさんの意味を持ちます。一つずつ地道に覚えていきましょう!
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どちらの意味も聞き馴染みがあるのではないでしょうか。
「試合」を意味する match はイギリスが起源のことばで個人スポーツの試合を、一方 game はアメリカが起源の言葉で団体スポーツの試合を表します。
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fire に「解雇する」という意味があるのは意外だったのではないでしょうか。
You are fired!
「お前はクビだ!」
このフレーズは、ビジネスシーンが多い海外ドラマや映画でよく耳にすることでしょう。
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あのスースーする「ミント」以外に、「造幣局」という意味があるなんて。
Royal Mint「(イギリスの)王立造幣局」や、Japan Mint「(日本の)造幣局」のように使われます。
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冒頭でもご紹介した run には「経営する」という意味があります。
TOEICやビジネスシーンでよく使われる単語なので、ぜひ覚えておきましょう。
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物を落としたときに I dropped ●● と表現します。
また、日本語で「(学校を)ドロップアウトする」なんて言ったりしますが、それは「やめる」という意味の drop から来ていたのですね。
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「性格」「個性」のほかに「文字」という意味もある character。
日本語はひらがな・カタカナ・漢字、複数の文字を使い分ける言語なので、英語で日本語について説明するときに character はよく使います。ちなみに、漢字は chinese character と表現します。
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「会社」というと company が思い浮かぶ方も多いかもしれませんが、firm も「会社」という意味を持ちます。「コンサルティングファーム」なんていったりしますよね。
また、土台などがしっかり固定されていて「硬い」という意味でも使われるので頭に入れておきましょう。
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「ギフト(贈り物)」と「才能」とどう関連があるの?と思ってしまいますが、gift の語源は「天から賜ったもの」で、それはつまり個々人の才能を意味します。
とても粋ですね!ぜひ使ってみてください。
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パンに塗ったりする「ジャム」はみなさんご存知でしょう。
そのほかにも「詰め込む」という意味もあります。また「混み合うこと」「詰め込まれること」など名詞としての働きも持ち、「交通渋滞」を traffic jam と表現したりもします。
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普段の生活でも「リスペクトする」なんて言ったりする人も多いのではないでしょうか?
respect のその他の意味としては「点」「箇所」があり、in this respect「この点において」のように使います。
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こちらの2つの意味は、日本語としてもよく使うので馴染みがあるかと思います。
ちなみに、シュガーフリーやオイルフリーなどの「フリー」は「0(ゼロ)」という意味です。
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「意味する」は中学英語で習いましたが、「意地悪な」という形容詞の意味を知っていましたか?
You are so mean!
「あなたって意地悪ね!」
こんな風に使いますが、You are mean.「あなたっていい人ね」というと、mean≒coolに近い意味になるんだそう。使い分けが難しいですね。
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「(身体的に)触れる」から派生して「心に触れる」=「感動させる」という意味を持つ touch。
感動的な映画を見たあとなど、I'm touched. と感想を伝えてみてください。ちなみに、move にも「感動させる」という意味がありますが、こちらは「心を動かされる」というニュアンスです。
以上、DOUBLE MEANING、2つ以上の意味を持つ英語の基本的な多義語を30個ご紹介しました!
多義語に限らずですが、英単語は対訳を機械的に暗記していくのは非効率ですし、自分の言葉として使えるようになるまでに時間がかかってしまいます。
実際の英文や会話シーンを見聞きしていく中で、「あ!今『予約する』という意味で book を使った!」、こうした体験を一つずつ積み上げていくことを意識してみてください。
また冒頭でもお伝えしましたが、今回ご紹介した30の多義語の中には2つ以上の意味を持つものも多数存在します。まずは一番よく使われる意味から覚えていき、徐々にその意味の理解を広げていってください。
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