SHIORI
(更新)
学校や仕事場、家庭内など、私たちが生活するさまざまな場面で使用される、いわば必需品に当たるのが「文房具」です。
みなさんはそんな文房具に関する英単語や英語表現はマスターできていますか?
今回は、私たちにとってとても身近な文房具に関する英単語をいくつか紹介していきたいと思います。
「文房具」は英語で「stationery」や「office supplies」と表されることが多いです。
stationery には書くための道具全般というニュアンスがあり、主に紙やペン、インクなどを表します。
一方で、office supplies はオフィスで使われるすべてのモノ、例えば紙やクリップ、ペン、ホッチキスなどをはじめ、そのほかの機械、掃除道具、収納道具なども表します。
気をつけておきたいのが、「stationery」という単語の綴り。
実は、「e」の代わりに「a」が使われている「stationary」という、とてもよく似たスペルとまったく同じ発音の別の意味の単語が存在するのです。
その意味は「静止した・止まっている・動かない」なので、綴りの違いには十分注意する必要があります。
基本的にどの種類のペンも全般的に pen として表現されます。
シャーペンは sharp pencil の略と思っている人が多いと思いますが、英語では mechanical pencil と表現します。
sharp pencil だと、先のとても尖った鉛筆で、シャーペンを表すわけではありません。
先のインクが出てくる部分に小さな球体のものが入ており、それが回転することにより線を書くことのできるようなペンのことを指します。
先に小さいボールが入っていないペンは ballpoint pen とは表現しません。
黒色の芯を持つ鉛筆は pencil と表し、色がついた色鉛筆は colored pencil と表されます。
クレヨンは英語でも crayon(クレヨン)と表現されます。
「クーピー」は、芯のみのクレヨンと色鉛筆の中間のような存在の特徴を持ったプラスチック素材の色鉛筆のことを言います。
「クーピー」は日本の「サクラクレパス」の商品であるため、アメリカでは相手が商品を知らない限り通じません。
しかし似たようなプラスチック素材で作られた色鉛筆やクレヨンがアメリカでも売られており、colored plastic pencil や plastic crayon と呼ばれます。
ロケット鉛筆は英語で stackable pencil/stacking (point) pencil と表現されます。rocket pencil では通じないので注意してくださいね。
また、芯を交換することができることから、interchangeable pencil と表現されることもあります。
昔は羽根の先にインクをつけてペンとして使っていました。
鳥の翼などの羽根のことを quill と言い、そこから羽根ペンのことは quill pen と表現されます。
羽根ペンスタイルの現代風が万年筆に当たりますが、万年筆は英語で fountain pen と表現されます。
一般的に先端がフェルトでできているペンのことをマーカーと呼び、英語でも marker と表現されます。
マーカーの中でも線幅によって中細字・中字・太字・極太字等の種類分けがされていますが、どれも全て marker という英語表現になります。
アメリカでは felt tip marker と呼ばれることもあります。
permanent は「永久的な」といった意味を持つ英語表現です。
使うとちょっとやそっとのことで落ちたりしないことから、油性ペンは英語で permanent marker と表現されます。
アメリカで油性ペンといえば「Sharpie(シャーピー)」というブランドのものがごく一般的に使われています。
そのため、油性ペンのことをそのままブランド名で「Sharpie(シャーピー)」と呼ぶ人も多いです。
簡単に落ちてしまう水性ペンは、「永久的でないマーカー(non-permanent marker)」と表現することができます。
ホワイトボード用に使われるペンは、乾いたら消すことができることから、dry erase marker と表現されます。
蛍光ペンは主に大事なところにハイライトを入れることに使われることもあり、英語では highlighter と表現されます。
チョークは黒板に描くときに使われるもので、英語でも「チョーク(chalk)」と表現されます。
筆は英語で brush と表現します。メイクアップ用の筆のことも (makeup) brush と呼んだりと、書くものだけに限定される表現ではありません。
絵を描くときに使われる筆は paintbrush と表現することができます。
いかがだったでしょうか?
意外と知らない単語がいくつもあったのではないでしょうか?
なかなか使う機会のない単語もありますが、覚えていて損はありません。
この記事を参考に、いろいろな文房具を英語で言えるようになりましょう!