Erik
(更新)
海外ドラマや洋画を見ていて「知っている簡単な単語しか出てこないのに、言っている意味がわからない…」なんて経験ないですか?
その原因、もしかすると「句動詞(Phrasal Verb)」にあるかもしれません。
この句動詞を自由自在に使いこなせるようになると、英語力が一気に飛躍します!
しかし、日本人英語学習者にとって句動詞は少し厄介物で、数が膨大な上にそれぞれの区別がつきにくく、なかなか覚えられません…
そこで本記事では、ネイティブが頻繁に使用する句動詞の意味と使い方を、コアイメージを表したイラストとともにご紹介。
イメージの力を借りて、ネイティブ英語をマスターしましょう!
今回は、「take over」についてです。
take「取る・取り込む」と over「覆って・超えて」を組み合わせた「take over」という英語表現は、日常会話でよく使われる句動詞です。
take over の主な意味は「引き継ぐ」。
ほかにも「買収する」「乗っ取る」「奪う」などの意味で使われることもありますが、基本のコアイメージは同じです。
take と over それぞれの意味からも想像ができるかもしれませんが、「何かを越えて(覆って)自分のところに取り込む」イメージとなります。
それでは、例文とともに take over の実践的な使い方を見ていきましょう。
「来週から、彼が私の業務を引き継ぎます」
→人から人へ(人と人の間を越えて)受け取る
「ABCカンパニーがXYZカンパニーを買収します」
→企業から企業へ(企業間を越えて)権利を受け取る
「このゲームで友達の領土を乗っ取ろうとしています」
→領土を覆って自分に取り込む
「ロボットが私たちの仕事を奪うと言われています」
→人の仕事を覆って自分に取り込む
take over は、「何かを越えて(覆って)自分のところに取り込む」イメージを持つ英語表現だとお伝えしました。
本記事で解説した take over 以外の使い方に出くわすこともあるかもしれません。
そんなときは、イラストで紹介したコアイメージに当てはめて考えてみると、どのような意味なのかが見えてくるはずですよ!