
DMM英会話ブログ編集部
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映画やドラマを観た後に、つい「面白かった」と一言で感想をまとめてしまうこと、ありませんか?
英語で感想を伝えるときも、「It was good」や「It was interesting」だけでは、せっかくの印象がシンプルすぎて相手に伝わりにくいこともあるかもしれません。
そこで今回は、映画やドラマの感想をもっと豊かに表現するための英語フレーズをご紹介します。
絶賛したいときや、少し物足りなかったとき、ときにはガッカリしたときなど、さまざまな気持ちに応じた表現を学んで、あなたの英語での感想表現力をアップさせましょう!
映画やドラマを観て「よかった!」と思ったときには、その感動を相手にも伝わるように、強調して表現できるフレーズを使ってみましょう。
How was the movie? や How did you like the movie?(映画はどうだった?)に対する返事で、最もよく使われるのはシンプルに感想を伝えるフレーズです。感情を込めて言うだけで、「よかったよ!」が簡単に伝わります。
It was ◯◯!
great / fantastic / fabulous / amazing / awesome / excellent / brilliant
この◯◯の部分の単語を入れ替えるだけで、いろいろなバリエーションができます。基本的にどれを使ってもOKで、それぞれの単語の細かい違いを気にする必要はありません。
「すごく面白かった!」と言いたいときには、It was so good や absolutely fantastic / fabulous / amazing や so much fun と言ってみましょう。
loved it!
カジュアルな会話では I を省略することが多く、liked ではなく loved を使うと「気に入った!」というニュアンスが強まります。さらに強調して「ものすごく良かった!」と言いたいときには Totally loved it. や Absolutely loved it. も使えます。
上のような短い表現にプラスして、自分が感じたことをもう少し具体的に続けてみましょう。
映画やドラマの内容や演出に驚かされたときに使います。
特に感銘を受けた作品を強調したいときにぴったりの表現です。
感動が大きすぎて表現できない気持ちを伝えます。
とても気に入った作品を強く推薦したいときに使います。
特定の要素を褒めるのも面白い会話につながるかもしれませんね。
めちゃくちゃ面白いと思える映画やドラマに出会えることって、実はそれほど多くないものですよね。ここでは「まあまあ良かったかな」という、一番使う機会が多そうな表現を紹介していきます。
「まあまあだった」という感想も、シンプルに形容詞を使って短く伝えることができます。
It was ◯◯
good / ok / alright / nothing special / not bad / so-so / not too bad
このフレーズに合わせて、感情を込めると「まあまあ」のニュアンスがしっかり伝わります。
「ok」や「alright」は「大丈夫」や「悪くはない」くらいの感覚で、「not bad」や「not too bad」も同じようにポジティブな「まあまあ」を意味します。「good」は元気に言うと「よかった」に聞こえるので、表情や声のトーンを少し落として「まあまあ」感を出すのがポイントです。
関連記事:「まあまあ」は英語で?So-so以外の表現を使ってみよう!
「ガッカリでもなかった」「感動もしなかった」といったように、「悪くもないけど特別良くもない」という微妙なニュアンスを遠回しに表現するのも「まあまあ」な感想のひとつです。
もう少し具体的に「まあまあ」のニュアンスを伝えたいときには、少し情報を付け足してみましょう。
As … as ~ を使って、自分の期待していたレベルに対する「まあまあ」の印象を伝えられます。
「could have been better」という表現で「改善の余地があった」というニュアンスを含め、何かが少し物足りなかったと伝えたいときに便利です。
But の代わりに though を使うと口語的で自然な印象になります。終わりに「〜だけどね」と付ける感覚で使えます。
期待値が高すぎたから物足りなく感じたときに、「期待しすぎてたかも」という一言を添えると、少し謙虚なニュアンスで「まあまあ」を表現できます。
観た作品が期待外れだったとき、「面白くなかった」「期待外れだったよ」「あれは最悪だった」といったいろんな表現でその気持ちを伝えたくなりますよね。
英語でも、上品で控えめなものから、かなり辛口なものまで幅広い表現があります。ここでは、そのニュアンスを伝えるのに役立つフレーズを紹介します。
It was ◯◯
not good / horrible / terrible / very bad / so bad / disappointing / horrendous
「あまり好きじゃなかった」と言いたい場合は、以下のようなフレーズがあります。
「面白くなかった」というより「嫌いだった」場合、上品に言うなら I didn’t like it very much という控えめな表現が使えます。また、あまりに酷かったときには It sucked! というカジュアルなスラングもありますが、場面を選んで使いましょう。
ただ「面白くなかった」と言うだけでなく、もう少し詳しくその理由や印象を加えることで、より伝わりやすくなります。
「無駄」という意味の a waste of ~ を使って、投資した時間やお金に対して残念だった気持ちを伝えられます。
Depressing は「気が滅入る」という意味で、観た後に気分が重くなってしまう作品にぴったりの表現です。
シリーズ物や続編を観たときに「前作のほうが面白かった」という気持ちを表すフレーズです。また、原作が映画化された場合には The book was so much better と言って「本のほうが良かった」と表現できます。
predictable は「予測できる」という意味で、ストーリーの展開があまりに単純で驚きがなかったときに使います。kind of は「ちょっと」「なんとなく」と言葉を和らげるフレーズで、カジュアルな会話でよく使われます。
映画の話題で英語を使うのは、楽しいだけでなく、英語力を自然に磨く良いチャンスです。
今回紹介したフレーズは、映画だけでなく、ドラマやミュージカル、さらには友達との日常会話でも役立つものばかりです。
ぜひ積極的に使って、映画トークをもっと盛り上げてみてください!