西東 たまき
(更新)
「食べながら」「見ながら」など、「〜しながら」という表現、よく使いますよね。2つ以上のことを同時に行う様子を表しています。
当記事では、「〜しながら」を英語で表現する方法をご紹介していきます。
いろいろな方法がありますが、実はそのほとんどが、多くの人がすでに知っているような基本的な英単語を使うだけ。
英語でも、「〜しながら」のニュアンスは簡単に作ることができるのです。表現の幅が広がる〜「しながら」のセンテンスの作り方を、この機会に確認しておきましょう!
まずは、マスターしておきたい3つの基本的な表現方法から見ていきます。
もっともシンプルな方法がこちら。
動詞を「ing」の形にするだけで、「〜しながら」の英語表現になりますよ。
文章の形で見てみましょう。
「画面上で私のドキュメントをシェアしながら説明しますね」
「良くないことと知りながら、食べ過ぎを止められない」
「彼女は笑いながらそれを投げた」
「結局、私は1日中ツイッターをしながら過ごした」
「私たちは全員、家にいながら会議に参加します」
「~の間に」という意味を持つ英単語です。「Aをする間にBをする」といった時間的ニュアンスで「〜しながら」の英語表現を作ります。
「while+~ing」の形で使うことができます。
「楽しみながら、英語を学べるよ」
「テレワークしながらオンラインショッピングをする」
「主語+述語」の文に対して使うこともできます。
上記に挙げた「while+~ing」と、「while+主語+述語」のスタイルを比べてみましょう。
「あなたは寝ているとき、いびきをかきますね」
※ while+〜ing
「あなたは寝ているとき、いびきをかきますね」
※ while+主語+述語
「運転しながら携帯を使用すると罰せられますよ」
※ while+〜ing
「運転しながら携帯を使用すると罰せられますよ」
※ while+主語+述語
また、「while at+場所」とすれば、「(場所)にいながら」という英語表現が簡単にできてしまいます。
「家にいながら英語を学べますよ」
「職場にいながらにして運動できますよ」
while は「~ing」と「主語+述語」どちらの形でも使えるのに対し、as はいつも「as+主語+述語」になるのが特徴です。
「私たちは歩きながら、たくさん話した」
「その写真を見ながら、私はある奇妙なことに気付いた」
「彼女は私の名前を書き留めながら、私にいくつかの質問をした」
少し発想を変えれば、英語で「しながら」を表現する方法はもっとありますよ。
「同時に」の意味を持つ英語フレーズです。
「AとBを同時にする」という英語表現を作れば、これもまた「しながら」の意味になりますね。
「パスタを茹でながらソースを作れる?」
「私の肌は乾燥肌でありながらオイリーだ」
「彼女は写真家でありながら映画監督でもある」
この単語1つで at the same time と同じく、「同時に」という意味になります。
「歌いながら踊れますか?」
「再生しながら録画できるよ」
「私たちは泣きながら笑った」
「~の上に」の意味を持つ前置詞ですね。「食べたり飲んだりしながら」という英語表現を作るときは over を使うことができます。
「ワインでも飲みながら近況報告でもしようよ」
「ランチを食べながら、私たちは話し合った」
「~と一緒に」の意味を持つお馴染みの英単語ですね。そこから発展するイメージが「~を伴って」「~しながら」という意味をもたらします。
「あなたは口を開けながら寝てるよ」
「彼は腕を組みながら考え込んでいる」
「足を組んで座ると腰痛の原因になったりするよ」
when は「~するとき」の意味で使っていますね。日本語の「~しながら」にこだわらず、「~するとき」という英語表現でも十分ニュアンスを伝えることができますよ。
「チキンを焼いているときにサラダを作った」
=「チキンを焼きながらサラダを作った」
「そこで働いていたときに現地の言葉を覚えたんだ」
=「そこで働きながら現地の言葉を覚えたんだ」
「シャワーを浴びながら歯を磨いたりする?」
「~しながら」を英語で表すには、いくつもの方法がありましたね。
while や as を使えば日本語と同じような感覚で表現できます。
また、日本語の「~しながら」という言葉にこだわらず、「~と同時にする」や「AをするときにBをする」、あるいは「~するとき」などの英語表現で代用できることも分かりました。
さらには over を使った独特の英語表現や、~ing や with を使った英語らしい表現もぜひ使ってみて欲しいと思います。