Hiroe H
(更新)
みなさんは英語で自己紹介をするとき、気をつけていることはありますか?
どんなシチュエーションでも第一印象は大切ですが、特にビジネスシーンではとても重要ですよね。今日はビジネスシーンの自己紹介で使える英語フレーズを、シチュエーション別に紹介したいと思います。
どれも良く使う表現ですので、英語初心者の方は、ご自身の情報に置き換えてそのまま使っていただいても結構ですし、英語中級〜上級者の方は、ぜひ自己流にアレンジして使ってみてください。
ネイティブのように英語で自己紹介できるようになって、好印象を持ってもらいましょう!
英語がどんなに完璧でも、態度がぎこちなかったり、日本のマナーを押し付けてしまったりすると、相手は戸惑ってしまいますよね。
ここでは、英語で自己紹介する際、相手に好印象を持ってもらえるようにするポイントと注意点をいくつか挙げてみたいと思います。
お辞儀の文化を持つ私たち日本人にとって、挨拶のときのアイコンタクトが苦手、という人も多いかもしれませんが、欧米人と挨拶をするときはアイコンタクトがとても重要です。
ちらっと見てすぐ目をそらしたり、目を見ることすらしなかったりすると、大変失礼になりますので、相手の目をしっかり見て挨拶をしましょう。
これは日本人だけに限りませんが、ときどき握手をするときに、手の指の部分だけをフニャっと握って握手をする人や、しっかり手を握る間もなくさっさと手を離してしまう人、逆にずっと手を握り続けてなかなか放してくれない人などがいます。
これらもあまり良い印象を与えませんので、握手の際はだいたい2〜3秒くらいを目処に、相手の手をしっかり握ると良いでしょう。
新入社員になってビジネスマナー研修を受けられた方は、名刺交換のやり方を何度も練習したのではないでしょうか?
実はみなさんが一生懸命覚えた名刺交換のマナーやタイミングは、欧米人には通用しません! それどころか、外国人の中には交換した名刺にメモ書きをする人もいます。
これは単に文化の違いで、悪意があってやっているわけではありません。逆に名刺交換のマナーがない分、リラックスして名刺交換ができますね。
アイコンタクトや握手がしっかりできても、ボソボソと聞き取りにくい声で自己紹介しては、相手に好印象を持ってもらえませんよね。
相手は日本人の話す英語に慣れていないかもしれませんから、正しく聞き取ってもらえるよう、はっきり、ゆっくり話すことを心がけてください。
特に日本人の名前は外国人にとって覚えるのが難しいでしょうから、ニックネームや短縮した名前を覚えてもらうのも一つの手ですね。
日本ではお辞儀はビジネスマナーの基本。読者の皆さんの中にも、社会人になって正しいお辞儀の仕方を学んだ方がいると思います。
ですが、お辞儀はあくまでも日本の文化であるため、英語で自己紹介をするときにお辞儀をすると、かえって相手に居心地の悪い思いをさせてしまうかもしれません。
お辞儀をしなくても無礼にはならないので、欧米人に自己紹介をするときは、お辞儀をする必要はないですよ!
それでは実際に、自己紹介するときの英語フレーズを見ていきましょう。
初めて会う相手には、突然名前を名乗るより、「はじめまして」と挨拶から始めた方が自然です。
ここでは自分のことを話し始める前の前置き、「はじめまして」の挨拶の英語フレーズを紹介します。
「こんにちは、お会いできて大変光栄です」
「こんにちは、初めてお会いしますよね」
「お目にかかれて光栄です」
「まだきちんと紹介していないですよね」
「お会いできて光栄です」
「自己紹介させてください」
「やっとお会いできて嬉しいです」
自分の名前や出身地、趣味、学歴など、もう少し個人的なことを紹介してみましょう。
まずは自己紹介の基本中の基本、名前から見てみましょう。
「私の名前は山田隆です」
「私は山田隆です」
「山田隆」
「タカと呼んでください」
「タカと呼んでくれて構いません」
では次に出身地を言う場合を見てみましょう。
ビジネスシーンでの出身地の紹介は必ずしも必要ではありませんが、相手との何らかの共通点を見つけられるかもしれませんので、簡単に紹介すると良いと思います。
「私は長野出身です」
「私は生まれも育ちも大阪です」
「私は10歳までロンドンで育ちました」
「私は埼玉に住んでいますが、東京のオフィスで働いています」
「私は今横浜に住んでいますが、もともとは福岡出身です」
「私は子供のころニューヨークに10年間住んでいました」
相手や自己紹介の場の雰囲気を見極める必要がありますが、共通の趣味を発見することで相手と親しくなれるかもしれませんし、興味深い趣味を持っていれば、相手に自分のことを覚えてもらうチャンスにもなります。
「私の趣味の1つは、訪れた全ての場所のマグネットを集めることです」
「私は日本全国のお寺や神社を巡るのが好きです」
「私は親友と海外旅行をするのが好きです」
「仕事が休みのときにミステリー小説を読んで楽しみます」
「私は硬貨や切手に興味があります」
「私は時間があると、ゴルフを楽しみます」
「私は今ケトジェニックダイエットにはまっています」
「私はポートランド・トレイルブレイザーズの大ファンです」
最後は学歴を伝える英語フレーズです。
「私はABC大学で機械工学を学びました」
「私はABC大学で経済学を専攻しました」
「私はABC大学でMBA(経営学修士号)を取得しました」
ビジネスシーンでの自己紹介では、自分がどのような仕事をしているか、またはどのような経歴や学歴を持っているかをしっかり相手に説明することが重要です。
まずは会社名を名乗る英語フレーズです。
「私はABC会社に勤めています」
「私はABC社の者です」
「私はABC法律事務所で働いています」
次に職種・業界・部署などを伝える英語フレーズです。
「私はABC保険会社の保険数理士です」
「私はインテリアデコレーターとして働いています」
「私はIT業界で15年働いています」
「私は環境技術の分野で働いています」
「私はABC会社の営業部にいます」
「私はABC社のデジタルマーケティングの責任者です」
「私は保険会社の法務部を管理しています」
「私は小児科医で、呼吸器専門です」
「私は営業企画と販売に携わってきました」
前項では自分の部署、業務、経歴などを紹介する英語フレーズを挙げましたが、自分の勤める会社がどのような会社なのかを説明する場合、どのように言えば良いか見ていきましょう。
「弊社は北米で最大のシーフード卸し会社です」
「弊社は名古屋に拠点を置く自動車製造業者です」
「弊社はアメリカの保険会社で世界中にオフィスがあります」
「わが社は輸入会社です」
「弊社の本社は東京ですが、私は大阪オフィスで20年働いています」
「わが社の本店はここですが、香港、ソウル、バンコク、そして北京にも支店があります」
「弊社は1000人以上の従業員を持つ上場企業です」
「わが社は創業して120年になります」
「弊社は腕時計や時計の部品を製造しています」
「コーヒー豆の輸入を専門に行っています」
ここまでは、自分対相手の自己紹介文を挙げてきました。では、相手に同僚や第三者を紹介したいときはどう言えば良いでしょうか?
「スミスさん、こちらは同僚の島田花です。彼女も営業部にいます」
「もう工場長の坂田剛にはお会いになられましたか?」
「紹介したい者がおります。こちらは課長のサラ・パークです」
「設立者の一人、大島真和氏を紹介させてください」
「弊社の副社長ピーター・モアを紹介してもよろしいでしょうか?」
「私のアシスタント、小林純子とはまだお会いしていなかったと思います。彼女は私と一緒に仕事を始めて2年になります」
自己紹介で自分のことばかりを話していても、相手との関係づくりはできません。相手のことを知って関係を深めることもビジネスでは大切ですよね。
ここでは初めて会った相手にでも使える英語フレーズを紹介します。
「フライトは快適でしたか?」
「日本は今回が初めてですか?」
「他のアジア諸国に行かれたことはありますか」
「どちらのご出身ですか?」
「あなたの住んでいるところの天気はどのような感じですか?」
「余暇には何をするのがお好きですか?」
「スポーツ観戦はお好きですか?」
「何かスポーツはされますか?」
「ご兄弟はいらっしゃいますか?」
「大学では何を勉強されましたか?」
「今の会社に勤めてどのくらいになりますか?」
「このタイプの仕事をされて何年になりますか?」
「現在どのようなプロジェクトに取り組まれていますか?」
ビジネスで使える自己紹介の英語フレーズ70選、いかがでしたか?
自己紹介の場では、もちろん話す内容も大切ですが、ボディーランゲージがとても重要になってきます。相手の目を見て、自分から握手の手を差し出し、はっきりと自信を持って自己紹介するのが、相手に好印象を持ってもらうポイントです。
今回は特にビジネスシーンで使える自己紹介の英語フレーズを紹介しましたが、ビジネスシーン以外でも使える英語フレーズもたくさんあったと思います。
自己流にアレンジして、ぜひさまざまなシーンで使ってみてください!