「持つ」だけではない!動詞「have」の多数ある用法を徹底解説

have

Have という英単語。「この単語の意味は?」と聞かれたら、多くの人が「持つ」と答えるでしょう。

しかし、have には数えきれないほどの使い方や意味合いが存在します。

「これを言うときも have を使うの?」「Have はこういうときにも使えるの?」といった疑問を抱いたことはありませんか?

そんな疑問を解決するため、今回は have の主な用法を徹底解説します! ぜひ参考にしていただければと思います。

主動詞としての have の用法

空港でパスポートを持つ出張中に男性

Have は、「持つ」「所有する」という意味の動詞として使うことがもっとも多いです。しかし、主動詞のほかにも、使役動詞や助動詞として用いることも多々あります。さらに、義務を示す単語として用いることもありますよね。

まずは、主動詞として使われる have のさまざまな意味を見ていきましょう。

〜を所有する・持つ

学校の授業でも習うように、have は「持っている」「持つ」の意味として使うことがもっとも一般的です。

I have two tickets.
「チケットを2枚持っています」
Do you have any change?
「小銭は持っていますか?」
I have my own car.
「自分の車を持っている」

〜を含む

「所有する」や「持つ」と少し似ていて、「含む」という意味で have を使うこともできます。

Does this dish have shrimp in it?
「この料理にはエビが入っていますか?(エビを含みますか?)」
This one doesn’t have nuts on it.
「これはナッツが乗っていない(ナッツを含まない)」
This laptop has the best features.
「このノートPCは最高の機能を備えている(含んでいる)」

〜がある

「〜がある」という意味の have は使い方がたくさんあります。時間やイベントをはじめ、さまざまなアクティビティに対して用いることが可能です。

Do you have enough time?
「十分な時間はありますか?」
I have a date on Thursday.
「木曜日にデートがあるの」
Remember, you have an interview at 12 o’clock.
「12時に面接があることをお忘れなく」
I have a great idea.
「めっちゃいいアイデアがある」
I have no clue.
「まったくわからない(手がかりが一切ない)」

I have no idea や no clue と言えば、「まったくわからない」という意味になります。

〜を過ごす・経験する

エッフェル塔の前に立つ女性

Have は、「時間を過ごす」や「経験する」という意味合いで用いることもできます。

I had the best time in Paris.
「パリでは最高の時間を過ごせました」
We had a blast at the party.
「パーティーはすごく楽しかった」

※to have a blast は「最高に楽しい時間を過ごす・最高に楽しい経験をする」という意味のフレーズです。

Did you have fun?
「楽しかった?(楽しい時間を過ごせた?)」
I just had the best experience of my life.
「人生で最高の体験(経験)をしたよ」
Have a great day!
「いい一日を(過ごしてください)!」

〜をする

パーティーや会話、お風呂・シャワーなど、さまざまなアクティビティを「する」「した」と伝える際に have/had を使うことができます。

We’re having a party for Sara today.
「今日はサラのためにパーティーをするんだ」
I just had a conversation with him about that.
「ちょうどそれについて彼と会話をしたところ」
I already had a bath.
「お風呂はもう入ったよ(入浴はもうしたよ)」

食事をとる

Eat 以外にも、「食事をとった」と言う際に have を用いることができます。To have breakfast/lunch/dinner(朝食/昼食/夕食をとる)のように使うことも一般的です。

ほかにも、以下のように用いることができます。

I just had the most delicious meal ever!
「今までで一番おいしい食事を食べた!」
I’ve never had lobster before.
「ロブスターは食べたことがない」
We’re having pasta for dinner.
「夕飯はパスタだよ」

着用する

To have on で「着用する」「つける」という意味になります。洋服やアクセサリー、小物などに対して用いることが一般的です。To wear(着る)と入れ替えることもできます。

She had on a red dress.
「彼女は赤いドレスを着ていた」

この文章を wear を使って言い換えると、She was wearing a red dress になりますね。意味はまったく同じです! また、ネイティブの人は on を文末に持ってきて、she had a red dress on のように言うこともありますが、どちらでもOKです。

I think I had on my pearl earrings.
「真珠のピアスをつけていたような気がする」

この例文も、I think I was wearing my pearl earrings、または on を文末に持ってきて I think I had my pearl earrings on のように言い換えることができます。

What did the suspect have on when he ran away?
「容疑者は何を着て逃げたのですか?」

逃げた容疑者はなにを着用していたのか、という質問です。What was the suspect wearing when he ran away? と言い換えることができます。

そのほか

上記で説明した用法以外にも、have を使うフレーズはたくさんあります。単語の組み合わせを覚えていくことも大事です。よく使う表現を見てみましょう!

  • To have trouble|困る
I’m having trouble setting up the TV.
「テレビの設定に困っている・うまくいかない」
  • To have an accident|事故に遭う
I had an accident at work.
「仕事中に事故に遭った」
  • To have a baby/child|子供を産む
I heard that you had a baby! Congratulations!
「お子さんが生まれたそうですね!おめでとうございます!」
  • To have surgery|手術をする
I’m going to have surgery on my knee.
「膝の手術をすることになった」
  • To have a problem|問題を抱える
She’s having problems at work.
「彼女は仕事で問題を抱えている」
  • To have an ache|痛みを伴う
I have the worst headache right now.
「今、最悪な頭痛がする」
I have an ache in my back.
「背中が痛い」
  • To have a concert (show)|コンサートやショーをする(行う)
Lady Gaga is having a concert in Tokyo next month!
「レディーガガが来月東京でコンサートをするよ!」
  • To have a dream|夢を見る
I had a really weird dream last night.
「昨夜、すごく変な夢を見た」

使役動詞としての have の用法

手を繋いで歩く4人家族

使役動詞は英語では causative verb と言います。Have のほかにも、make, let, get, help などが使役動詞です。

〜をしてもらう

「〜をしてもらう」と言うには、to have (someone) + 動詞という形で文章を作ります。

I had my dad drive me to school.
「父に学校まで運転してもらった」
I’ll have my son write the letter.
「息子に手紙を書いてもらう」

〜させる

上記と同様、to have (someone) + 動詞で「〜をさせる」という意味にもなります。

I will have my husband pick your kids up after school.
「放課後、夫にあなたのお子さんたちを迎えに行かせるね」
She had her waiting for 3 hours.
「彼女は、3時間待たされていた」

〜させるわけにはいかない・許しておかない

〜will not have で「〜させるわけにはいかない」という意味になります。

I will not have my underage kids going to this party.
「未成年の子供をこのパーティーに行かせるわけにはいかない」

上記のフレーズは、たいてい誰かや何かに対して、権威を持つ人が言うものです。

She’s (she is) not having it.
「彼女はもううんざりだ」

これは1つのフレーズとして覚えておくといいでしょう。〜not having it は考え方や文句などを認めようとしない、耳を傾けないという意味で、「うんざり」といったニュアンスになります。

I have had it with you two arguing!
「お前らの言い争いにはうんざりだ(もうたくさんだ)!」

このように have の過去形を使うことで、すでに自分の許容できる限界を超えていることを意味します。

使役動詞のそのほかの用法については、こちらの記事を参考にしてください。

助動詞としての have の用法

会話をする女性2人

過去分詞

助動詞としての have は、現在完了形、過去完了形、または未来完了形を形成するために、過去分詞とともに使用されます。

He has already gone home.
「彼はすでに家に帰っている」

この文章のメインの動詞は gone です。〜has gone にすることで、「すでに帰っている」という意味になります。

She had finished eating by the time I got there.
「私が着いた頃には、彼女は食べ終わっていた」

〜had finished で「終わっていた」になります。〜has finished は「終わっている」です。

I have asked you multiple times to do the dishes.
「皿洗いをするよう何度も頼んでいるよね」

I asked you だったら「頼んだよね」というニュアンスになりますが、I have asked you と have を入れることで、「(何度も)頼んでいるよね」という意味に変わります。

This would have been my fifth time going to Europe if the flight hadn’t been canceled.
「フライトがキャンセルされていなかったら、ヨーロッパに行くのはこれで5回目のはずだった」

Would have been で「だっただろう」や「であるはずだった」の意味になります。

〜に違いない

Has to be/have to be で「〜に違いない」と表現するのも可能です。

I can’t believe that. That has to be a joke.
「信じられない。それは冗談に違いない」

また、have got/has got を使うこともできます。Got を付け足す場合は、話すときは got が強調されますよ。

You have got to be kidding me.
「絶対冗談でしょう」

〜と関係がある

Has to do with というフレーズは、「〜と関係がある」という意味。確実ではなく「関係があるらしいよ〜」とか「関係があるって聞いたよ〜」と伝えたい場合は、has something to do with と間に something を入れることもできます!

I think the show has something to do with women’s rights and gender equality. 
「この番組(ショー)は、女性の権利や男女平等と関係があるらしいよ」

そして逆に「関係がない」と伝えたいなら has nothing to do with と言いましょう。

What you just said has nothing to do with what we’re talking about.
「今あなたが言ったことは、私たちが話していることとは関係ない」

義務を表す have to の用法

最後に説明するのは、must と同義語の have to。これは学校でも確実に習う基礎英語ですね!

〜しなければならない

You have to wash your hands first.
「まず手を洗わなければならない」
I have to do this job by Friday.
「この仕事は金曜日までにやらなければならない」
She doesn’t have to come if she doesn’t want to.
「彼女が来たくないのなら彼女は来る必要はありません」
You have (got) to tell me what happened last night!
「マジで昨日の夜何があったのか教えて!」

Have のさまざまな用法を覚えよう!

Have にはたくさんの使い方や意味合いがあります。

どの名詞と組み合わせて使うことができるのか、またはどんな動詞とともに使えばどんな意味になるのかなど、こういったところを把握すれば英語力もどんどん上達していくはずです!

もし迷うことがあればぜひこの記事を見返してみてください。参考になれば幸いです。