文句を言いたい…でも、どうやって?丁寧にクレームを入れる英語表現
レストランやその他のサービスを利用する際、ときに何かを間違われてしまうことってありますよね。サービスを提供する側も人間ですから、ミスが起こることは当然です。
ただし、それをどうやって伝えるかは人間性の見せ所となります。
大声で相手を叱責することは、効果的ではありません。むしろ望ましくない行為だと言えるでしょう。
今回は、英語で丁寧に苦情を伝える表現方法と、反対にクレームを受けた場合の対処方法を解説します。英語圏で生活する際にはぜひ覚えておきたい表現ばかりですので、要チェック!
サービスに問題があった場合の流れ
国によって文化は異なりますが、今回はアメリカでの場合について解説します。アメリカのレストランやその他のサービスに問題があった場合、以下の手順で対処することが一般的です。
1. 直接話す
まずは直接担当の従業員に問題を伝えます。冷静で丁寧な口調で、具体的な問題点を伝えましょう。
2. マネージャーと話す
従業員との間で問題が解決されない場合や、重大な問題がある場合は、マネージャーに話をすることを要求します。マネージャーは一般的に問題を迅速に解決するための権限を持っていることが多いです。
3. 解決策を求める
問題を伝えた後は、解決策を求めます。料金の調整や代替品の提供など、問題に応じた適切な解決を導き出しましょう。
4. 改善点を伝える
問題が解決された後、サービスの改善に対するフィードバックを提供します。冷静に改善点を伝えることで、サービスを提供する側も今後のサービス向上に役立てることができるはずです。
問題が発生しても、他のお客さんや従業員との対応に注意します。感情的にならず、周囲の状況に配慮して行動しましょう。問題に対処する際は、冷静で丁寧な態度が大切です。相手に対して尊重を示し、問題解決に向けて協力的な姿勢を示すことが重要です。
丁寧なクレーム表現9選
I’m not happy about this.
商品やサービスに満足していない場合や、不満や不足点を伝える際に使います。
What can you do for me?
問題を解決するために相手がどのような対応を取れるか尋ねる場合に使う表現です。
I’m dissatisfied with the service/product provided.
このフレーズは、サービスや商品に対する不満を直接的に表現するものです。
Satisfy(満足している)に接頭辞 dis- をつけることで反対の意味を表しています。
This does not meet the standards I would expect.
自分の期待する基準に合わない場合に使えるフレーズです。
There’s a problem with 〜. / I’m afraid there’s an issue with 〜.
特定の商品やサービスに問題がある場合に使える、一般的な表現です。
I expected better from [company/service].
このフレーズは、特定の企業やサービスについて、自分の期待に沿った結果を得られなかったことを表現します。失望や不満を伝える際には、相手に期待した内容と実際の結果のギャップを示すことが重要です。
This is not up to standard.
基準に達していないことを指摘する場合に使えるフレーズです。
I would appreciate it if you could rectify this situation promptly.
問題を早急に解決してもらいたい場合に使います。
I’m troubled by this matter.
ある問題や状況に困惑していることを表現するフレーズです。問題に深刻な懸念や心配を抱いていることを伝える際に使用されます。
クレームを伝えるときには、相手に自分の心情を伝えるとともに、問題解決への取り組みを促すことが重要です。
クレームを受けた場合の対処法
次に紹介するのは、自分がサービスを提供する側だとして、クレームを受けた際の対処法です。国に関係なく、知識として知っておくと役立つかもしれません。英語で使えるフレーズも紹介しますので、参考にしてみてください。
1. 問題点や不満を認識する
相手の懸念や不満、クレームを素直に認めましょう。彼らの気持ちを尊重することで、対話をスムーズに進めることができます。
2. 共感を表す
相手の感情を理解し、共感を示すことで、対話の雰囲気を和らげる効果があります。試してみてください。
3. 謝罪する
問題の発生に対して謝罪することで、相手に対する敬意と責任を示します。最も重要なステップです! 誠心誠意伝えましょう。
4. 対処策を約束する
問題解決のための具体的な対処策や行動計画を提案しましょう。自分だけでは対処できない場合には、上長に確認した方が良い場合もあります。
5. 感謝を表す
相手が問題を伝えてくれたことに感謝を示すことで、コミュニケーションを良好なものに保ちます。お礼を言われるとそれ以上文句をつけにくくなるのは、万国共通の心理かもしれません。
これらのステップを踏みながら、適切な表現を使うことで、クレームを受けた際にも丁寧な対応ができます。
できるだけ適切に対処しよう!
クレームを伝える側も受ける側も、できるだけ大事にしたくないのが実際のところでしょう。
それでも伝えなければいけない場面や、自分がミスをしてクレームを受ける場面もあります。
そういうときにはできる限り冷静に対処できるようにしたいものですね。
今回紹介したフレーズや対処法を心の片隅に置いておき、困ったときにはぜひ活用してみてください!