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全部知ってる?「~up」で終わる英語イディオム18選

全部知ってる?「~up」で終わる英語イディオム18選

英語のイディオムや句動詞を勉強しているときに、意外と「up」や「down」で終わるフレーズが多いなと思ったことはありませんか?

例えば give up(諦める)や fall down(落ちる)などがありますよね。

そこで今回は、~up で終わる慣用句や句動詞を18個まとめてみました! 実際に使える例文とともに解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

~up で終わる英語の慣用句・句動詞

back up

「車をバックする」というときにも使えますが、back up は「裏付ける」という意味の句動詞です。「根拠」や「証拠」で裏付けるというニュアンスがあります。

一般的には、back (something) up with evidence/facts のように使うことが多いです。

Do you have any evidence to back your claim up?
「その主張を裏付ける根拠はありますか?」

さらに、データなどの「バックアップ」に対しても用いることも可能です。

Don't forget to back up your files from time to time.
「時々、ファイルのバックアップを行うことを忘れないでください」

beat up

ビートは「拍子」や「鼓動」という意味もありますが、「殴る」や「叩く」という意味でもあります。ゲームや遊びの文脈では「倒す(勝つ)」の意味で使われることもありますよね。

しかし beat up となると、「ボコボコにする」というニュアンスになるのです。

He got beat up by bullies yesterday.
「(彼は)昨日いじめっ子にボコボコにされた」

brush up

このフレーズは「腕を磨く」という意味です。Brush up on のように必ず on が付きます

I need to brush up on my French.
「フランス語を復習しないと(磨かないと)」

cheer up

励ます女性

これは「元気付ける」という意味です。Cheerful は「陽気な」という意味の形容詞で、cheer は「応援する」という意味の動詞。チアリーディングにも出てくる単語なのでわかりやすいですね!

She's doing everything she can to cheer him up, but it's not working.
「彼女は彼を元気づけようとあらゆる手を尽くしているが、うまくいかない」

dress up

みなさんご存知、dress は「着る」という意味ですが、up が付くと「着飾る」という意味に変わります! ハロウィンなどの「仮装」に対しても用いることが可能です。

Amanda wants to dress up as a witch for Halloween.
「アマンダはハロウィンで魔女の仮装をしたいんだって」
Should we dress up for the party?
「パーティーのために着飾る?」

fed up

To be fed up with (something/someone) は、誰か人や出来事・状況に対して「うんざりしている」という意味です。

We're not talking right now. I'm fed up with him.
「今(彼とは)話していない。彼にはもううんざりだよ」
I'm fed up with modern society.
「現代社会にうんざりしている」

follow up

ビジネスの場などで「フォローアップ」という表現を聞いたことがあるのではないでしょうか?

日本語でも同じように使うこのフレーズは、何かを追跡調査したり、何かを後からまたおこなったり確認したりするときに使います。Follow は「追いかける」や「追う」という意味なので、わかりやすいのではないでしょうか。

I think we need to follow up with a formal apology.
「正式な謝罪でフォローアップする必要があると思います」

get up

これは「起きる」「起き上がる」という意味の句動詞です。授業などでも習うフレーズなので覚えている方もいるのではないでしょうか?

I usually get up at 10 a.m.
「いつも10時に起きています」
Hey, get up! It's almost time to go!
「早く起きて!(起き上がって!)もうすぐ出発の時間だよ!」

give up

これはみなさんわかりますよね! 「諦める」という意味の慣用句です。

Don't give up!
「諦めないで!」

しかし、to give (something/someone) up のように対象のものが何か入ると、「やめる」「手放す」という意味に変わります。

He says he's giving up carbs, but I just saw him eat a slice of pizza.
「彼は炭水化物を(とるのを)やめると言っていたけど、今ピザを一切れ食べるのを見たよ」

hit up

スマホでメッセージを送る人

次にご紹介するのは hit up。少し難しいかもしれませんが、「叩く」こととは関係ありません。このフレーズは主に、誰かから何か(多くの場合はお金)をもらう/借りるときに使います。

She hit me up for 20 bucks.
「20ドル貸してくれないか彼女から聞かれた」

また、「連絡する」という意味合いもあります。最近はスラングとしてこのフレーズはよく使われますよ。

Hit me up if you ever wanna hang out.
「遊びたければいつでも連絡してね」

live up

このフレーズは「期待されていることを成し遂げる、達成する」のようなニュアンスがあります。ちなみに、発音は「ライヴ」ではなく「リヴ」です。そして、live up の後には必ず to が来ます。

She's performing very well and is living up to all our expectations.
「彼女は非常に良いパフォーマンスを見せており、私たちの期待に応えてくれています」

meet up

「会う」という意味の meet と meet up は少し似ていますが、meet は「出会う」や「初めて会う」というニュアンスがあり、meet up は「指定された時間や場所に集合する」という意味に近いです。

Let's meet up later for some drinks.
「後で会って(集まって)飲みましょう」

mix up

To mix up は、「かき混ぜる」や「混同する」、「ごっちゃにする」という意味もありますが、人に対して使う場合は「取り違える」という意味にもなります。

Oh, I got the two of you mixed up for some reason. Sorry!
「ああ、なぜか2人を取り違えてた。ごめん!」

show up

パーティーに登場する男性と女性

Show は「ショー」や「見せる」という意味ですが、show up は「現れる」という意味の慣用句です! 「姿を見せる」や「登場する」という意味合いも含まれます。

He showed up to the party completely drunk.
「彼は完全に酔っぱらった状態でパーティーに現れた」

sit up

これは「起き上がる」ことや、「姿勢を正しくする」ことを表します。

Try to sit up and drink some water.
「体を起こして水を飲んでみて」

split up

Split up は「分割する」という意味でもありますが、「(誰かと)別れる」ことに対してもよく使われる慣用句です。Break up と同じように使うことができます。

I heard that they just split up last week.
「先週別れたらしいよ」

step up

階段を1段上がるのと同じで、step up には「進歩する」や「向上する」という意味合いがあります。

Well, that's a step up from your boring, old job.
「​​まあ、昔の退屈な仕事から一歩前進したわけだ」
※この場合、step up は名詞です。

そして step up には「強化」や「増やす」という意味もあります。

They're planning on stepping up production next year.
「来年は生産を強化する予定だそうです」

また、step up to the plate というのは、野球の「打席に入る」ことを連想させ、「本気で取り組む」「責任を持つ」などの複数の意味合いが含まれるフレーズです。

You need to step up to the plate if you want to prove them wrong.
「彼らが間違っていることを証明したいのであれば、あなたは行動を起こす必要があります」

さらに、step up (one's) game には「本気を出す」「頑張る」のようなニュアンスが含まれます。

You need to step up your game if you want to keep this job.
「この仕事を続けたいなら、もっと本気を出して頑張らないといけません」

strike up

Strike という単語の定義は「叩く」や「攻撃する」ですが、strike up は全く違う意味になります。1つ目は、「演奏を始める、歌を歌い出す」などという意味。

After the applause died down, the band struck up one of their newest songs and surprised everyone.
「拍手が一段落したところで、バンドは最新作の曲を演奏し、みんなを驚かせた」
※die down には「静まる」や「おさまる」という意味合いがあります。また、struck は strike の過去形です。

そして2つ目は、「会話や関係を始める」という意味です。

I admire his ability to strike up conversations with anyone he meets.
「誰とでも会話ができる彼が羨ましいよ」

まとめ

ご覧の通り、英語には up で終わる句動詞やイディオムがたくさんあります。

もちろん他にもたくさん存在しますが、今回は英語ネイティブがよく使用するものを抜粋してみました。

そしてみなさんも、ぜひ今回ご紹介したフレーズを普段の会話に取り入れてみてくださいね!