ネイティブがよく使う!ストレス・不安を表す英語イディオム11選
みなさんは普段生活をしていてストレスを感じることはありませんか?
一般的には、仕事や人間関係、環境の変化、または他の心理的な要因によってストレスは起こります。人によって感じ方や抱え方はそれぞれで、発散の仕方も異なりますよね。
ストレスと不安は誰もが経験することであり、そのストレスについて人と話すこともあるでしょう。
今回は、英語でストレスと不安について話すときによく使われるイディオムや言い回しをご紹介します。日本語には存在しない表現がたくさんあるので、印象に残るものもなかにはあるはずです!
ストレス・不安にまつわる英語イディオム
ストレスについて語るときは、基本的に to be stressed/to stress out を使います。Stress の基本的な使い方に関しては、ぜひ詳しく解説している記事をご覧ください。
この記事では、stress という言葉が直接入らない比喩的な表現やイディオムをご紹介していきます!
to be under pressure
これは直訳すると「プレッシャーの下にいる」ですが、実際は「プレッシャーやストレスを抱える」、「プレッシャーやストレスにさらされる」という意味です!
いろいろな人から圧をかけられて自由に行動ができないときや、さまざまな方向から急かされたり催促されたりしていたら、under pressure という表現を使うことができます。
to be burnt out
「燃え尽き症候群」というフレーズを聞いたことはありませんか? 最近日本でも認知度が高まっている概念です。別名「バーンアウト症候群」とも呼ばれます。
主に、働きすぎている人が、今までは熱心だったのに、ストレスやプレッシャーを溜め込みすぎたせいで急に仕事ができなくなる状態を指します。名詞形は burnout です。
※to stare into space は直訳すると「虚空・宇宙を見つめる」になるので、「ぼーっとする」と訳すことができます。
to have a lot on one’s plate
ひとつのお皿にいくつもの食べ物が乗っているのを想像してください。メインディッシュだけでなく、サイドディッシュが溢れそうなくらい盛られている状態です。そしてこのお皿を人間の「器」として考えてみてください。
そう考えると、to have a lot on one’s plate の意味もなんとなくわかるのではないでしょうか。「やるべきことがたくさんある」「解決しないといけない問題がたくさんある」と表現したいときに使えるイディオムです!
例えば仕事では課題に追われていて、私生活では子育てや親の介護、そのうえパートナーともうまくいっていないとしましょう。これは少しもリラックスができない状態ですよね。
こんなときに、to have a lot on one’s plate を使うことができます。
to have a lot on one’s mind
この表現は、「気がかりや考え事が多く、頭がいっぱいな状態」を指します。特に几帳面や神経質な人はよく経験する心境かもしれませんね。
to come apart at the seams
Seam(s) は「縫い目」や「継ぎ目」を指す言葉です。そして come apart には「バラバラになる」「裂ける」「ほころびる」という意味合いがあります。
つまり、イディオムとして使うと to come apart at the seams は「精神的に崩壊する」や「非常に悪い状態で、(何かが)壊れる寸前」といったニュアンスになるのです。
to be drained
To be drained は「疲れている」「疲れ果てている」という意味で使えるイディオムです。
To drain には「排水する」や「空にする」という意味合いがありますよね。つまりこれは「人間のエネルギーが徐々に消失し、空っぽになる」といったニュアンスになります。精神的なエネルギー、もしくは身体的なエネルギー、どちらに対しても用いることが可能です。
to lose sleep over (something)
これはわかりやすいのではないでしょうか。「考え事が多すぎて睡眠時間が失われ、寝不足になる」という意味です! だいたいの場合は、自分で言うのではなく、悩み事をしている相手に対して「そんなことで悩みすぎるな」のような助言をする場合に用いられます。
to tear/pull one’s hair out
髪の毛をかきむしりたくなるほどイライラしたことはありませんか? もし思いつくことがあれば、その状況を表すのにこのイディオムは最適です!
ストレス発散に関するイディオム
ストレスが溜まったら、発散するのも大事です。人によってはカラオケに行ったり、運動したり、ヨガや瞑想をしたりと、さまざまな発散方法がありますよね。
ここでは、不安やストレスを解消するときに使えるイディオムを見ていきましょう。
to blow off steam
To blow off steam は、何かしらの方法で溜まった感情を吐き出したり、解消したりすることを意味します。
基本的には、体を動かしたり、大声で叫んだり、エネルギーを消費するような行動を指すことが多いです。
to get (something) off one’s chest
ひとりで悩みを抱えたり、誰かに言いたいけどなかなか言えないときってありませんか?
そのような不安や困り事を「やっと誰かに伝えられた!」というときに使えるのがこのフレーズです。
この例文の後半に出てくる表現もイディオムです。To eat (someone) up inside というのは、「ずっと何か気になることがあるけれど誰にも言えない状態」という意味で使われます。
weight off one’s shoulders/mind
日本語には「肩の荷が下りる」という表現があります。これは英語でも同じで、「心配事や困難なことがなくなる」「責任や負担がなくなる」ということを指すフレーズです!
Shoulders のほかにも mind(心)を入れ替えて使うこともできますよ。
まとめ
今回は、ストレスと不安にまつわるイディオムをご紹介しました。
なかには、聞いたことはあるけれど実際に使ったことがないフレーズや、使い方がわからず使うのを控えていたというものもあったのではないでしょうか?
今回ご紹介したものは、洋画や海外ドラマにも必ず出てくる表現です。ぜひ聞き取れるように覚えていってくださいね!
そしてみなさんも、せっかく覚えたので、次回のオンラインレッスンなどで実際に使ってみてはいかがでしょうか?