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IELTSのリスニングスコアを上げるための5つのコツ

IELTSのリスニングスコアを上げるための5つのコツ

この記事を読まれている方のなかには、現在IELTS(アイエルツ)受験に向け勉強されている方も多いことでしょう。

IELTSのなかでも試験官と一対一で行うスピーキングに苦手意識のある日本人は多いので、IELTSで高いバンドスコアを得るには、リスニング・リーディング・ライティングで高得点を取っておきたいところですよね。

今回はそのなかでも、特にリスニングでスコアを上げるコツを紹介したいと思います!

どのような試験対策をして良いかわからない人、リスニングセクションの勉強法と注意すべきポイントを知りたい方は必見です!

IELTSとは?

IELTS

IELTSの受験対策をされている方なら、この試験がどのようなものかを既にご存知だと思いますが、これから受けてみようかと考えている方のために、簡単にこの試験について紹介したいと思います。

IELTS(International English Language Testing System)はTOEICやTOEFL iBTなどの世界共通の英語能力テストの一つです。

TOEICはコミュニケーションとビジネス能力を検定するのに対し、TOEFL iBTは、大学や大学院などで必要とされる英語力を検定します。

IELTSもTOEFL iBTのように「書く」「読む」「聞く」「話す」の英語4技能を測るテストですので、試験内容的にはどちらかというとTOEICよりTOEFL iBTに近いですが、IELTSはアメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、および英国を含む英語圏の国々への留学のみならず、移住や海外での就業を希望する人の英語力を判定するためにも使われています。

では早速このIELTSのリスニングスコアを上げていくコツを見ていきましょう。

IELTSのリスニングスコアを上げるためのコツ

人の耳を背景にリスニングをイメージした画像

試験内容を知る

どんな試験でも、まずは試験内容を熟知することが大切です。まずはIELTSのリスニング試験がどのようなものかをしっかり知りましょう。

IELTSのリスニングは4つのパートに分かれており、各パート10問、合計40問になります。時間は約30分で、ペーパー版試験の場合、最後に回答を書き込む時間10分が与えられます。

  • パート1:日常生活における2人の会話(お店への問い合わせや予約など)
  • パート2:日常生活におけるモノローグ(施設に関する説明など)
  • パート3:大学の講師と生徒の会話や、研究内容に関する生徒たち複数人(最大4人まで)の会話
  • パート4:学術的テーマのモノローグ(大学の講義や演説など)

パート3や4になるほど、難易度が上がっていくので、パート1と2でなるべく高得点を目指すのがポイントです。

音声は一度しか聴くことができないのと、イギリス英語で話すスピーカーが多いので、アメリカ英語しか聞き慣れていない人は焦らないようにしましょう。

私の友人のイギリス人たちの英語と比べると、音声のイギリス英語はとてもわかりやすく話していますし、スピードもゆっくりなので、イギリス英語に慣れていなくても、そこまで心配する必要はないですよ。

また、問題形式は、選択問題・マッチング問題・ラベリング問題・穴埋め問題に分かれており、これらの出題形式を事前に把握しておくのが重要です。

  • 選択問題では、回答が1つの場合と複数ある場合があるので、設問をよく読んで回答数を間違えないようにしましょう。
  • マッチング問題では、番号付きの各項目に当てはまるものを選択肢から選び組み合わせます。例えばホテルの名前がいくつか挙げられており、それぞれのホテルの正しい情報を選択肢から選ぶという形式です。
  • ラベリング問題では、図面や地図などを完成させます。正しい場所を選んだり、図面の欠けている情報を入れたりします。ここでは方角を表す表現や、位置関係を表す前置詞などをしっかり理解している必要があります。
  • 穴埋め問題では、何らかのフォームや表の空欄を埋めます。ここでは記載されているリストから回答を選ぶ場合と、音声から拾って答える場合があります。この場合は、語数が指定されていますので、その通りに答えないと不正解となるので注意しましょう。

問題文を先読みする

試験内容がわかったところで、実際に試験を受ける際のポイントを見ていきましょう。

リスニングスコアを上げるのにもっとも重要なポイントは、問題をよく読んで、質問内容を先読みすることです。

「えっ、それでスコアアップにつながるの?」と思った方もいるかもしれませんが、IELTSのリスニングはリーディングの試験と言っても過言ではありません。音声が流れる前に、どれだけ問題文を的確に読めるかが重要な鍵となってきます。

  1. 問題文とそのタイトル、選択肢があるものは選択肢の全てを先読みし、大体の内容を把握する
  2. 大体の内容がわかったら、音声から拾うべき情報を推測する

特に初めてIELTSを受験する人は、この先読みが十分でなく、音声を聞いてから問題を読んで解答しようとする人も少なくありません。

そのため時間が足らなくなり、焦って点を落としがちです。音声が流れる前にこの2つのポイントを押さえられるよう、しっかり練習すると良いでしょう。

メモをしっかりとる

ペーパー版試験の場合、最後に解答を書き込む時間が10分与えられています。

音声を聞きながら解答できるものはどんどん解答していくと良いですが、解答と思われる情報やキーワードを必要に応じてメモに取っておくと、この最後の10分を使って見直すこともできます。

このメモは日本語であろうが、英語であろうが、自分にさえわかれば良いので、必要だと思う情報をしっかりメモに取っておきましょう。

解答に悩む問題も、メモを取っていることで、その内容から答えを推測することができるかもしれません。

とにかく全ての答えを埋めることが重要です!

先読みした問題文から:

  1. どのような情報が必要かを予測し
  2. それに関連するキーワードを音声から拾い
  3. メモに取る

というパターンを身につけましょう!

スペルミスに気をつける

リスニング試験には記述式の問題もあります。

スペルミスはもちろん、文法、単数・複数、大文字・小文字などの間違いは全て減点の対象となってしまうので、気をつけましょう。

また指定された語数制限を守り、解答の単語は音声で聞いたものと同じ単語を使わなければいけません。

同意語や意味的には同じであっても、音声で聞いた単語でないと不正解となりますので注意してください。

大文字を使うか小文字を使うか、正確な書き方に迷ったときは、全てを大文字、または全てを小文字で解答すると採点に影響はないので、覚えておくと良いですよ!

IELTSのおすすめ勉強法を活用する

IELTSは、他の英語能力テストと同じように、繰り返しの練習と試験のパターンを知ることがスコアアップにつながります。

IELTSでは無料のオンライン学習サイトを提供していますので、初めて受験する人、勉強法に悩んでいる人、より高得点を取りたい人はぜひ活用してみてください。

IELTSではTEDで学術的なプレゼンテーションを聞き、専門的な単語や表現を学ぶことを勧めています。無料で閲覧でき、字幕を表示することも可能ですので、こちらもどんどん活用してリスニングスキルのアップに役立ててみてください。

まとめ

今回はIELTSのリスニングスコアを上げるためのコツを紹介しましたがいかがでしたか?

リスニング試験では、問題文などを先読みすることがとにかく重要です。

先読みのテクニックが高得点へとつながるので、問題文からなるべく多くの情報を得られるよう、日頃の学習時から先読みの練習をするようにしましょう。

繰り返しの学習で試験のパターンを知ること、そしていろいろな英語のアクセントに慣れることもスコアアップにつながりますので、IELTSおすすめのサイトやTEDもどんどん活用してみてください。

みなさんのリスニングスコアが上がるよう応援していますね!