「もっと綺麗な字になりたい!」英語での筆跡を上達させる方法
海外で生活をしていると、筆跡を褒められることがよくあります。私に限らず日本人の多くの筆跡は、外国人から見るとお手本のように綺麗なんだそうです。
確かに私のカナダ人夫の筆跡はお世辞にも綺麗とは言えず、ブロック体で書いているのに筆記体が混じっていて統一感がありません。お国柄なのか性格なのかはわかりませんが、夫のような筆跡の欧米人は意外と多い気がします。
日本人は外国人から筆跡を褒められると言いましたが、日本人からすると「もっと綺麗な字が書けたらなあ」と思っている人が多いのが本音ですよね。
今回はそんな人のために、英語での筆跡を上達させる方法を紹介します!
まずは準備から
何か新しいスポーツを始めるとき、そのスポーツに必要な用品を揃えたり、ルールを勉強したり準備をすると思いますが、筆跡を上達させたいときもちょっとした準備が必要です。
- まず用意して欲しいのがペンです。ペンならなんでも良いというわけではなく、自分で持ちやすく書きやすいと思えるペンを見つけてください。ボールペンならペン先の太さもいろいろあるので、試し書きをしてみて「一番綺麗に書けたかな」と思えるペンを選ぶと良いでしょう。
- 次に練習をするノートを用意しましょう。まずは英語用の罫線ノートを使って練習するとバランスの良い字を身につけることができます。ある程度練習が進んだら、普通の罫線ノートを使ってみましょう。この段階では、白紙の紙での練習はあまりおすすめできません。
- ペンとノートが用意できたら、早速机に向かってみましょう。ここで自分の姿勢をチェックしてみてください。足を組んで座っていませんか? 紙に対して体が斜めに向いていませんか? 体が歪んでいると、字も歪んでしまいます。背中を伸ばし、両腕は軽く机の上に乗せ、両足とも床につけて座りましょう。
- そして筆跡を上達させたいとき、いつもより大きめの字で書くのがポイントです。そうすることで直す必要のある箇所、改良された箇所を見つけやすいからです。普段よりちょっと大きめの字で書くよう心掛けましょう。
自分の筆跡を分析する
「書く準備が整ったので早速練習してみましょう」と言いたいところですが、その前にもう1つ大切なステップがあります。それは自分の筆跡の長けているところと、そうでないところを知ることです。
内容はなんでも良いので1〜2段落くらいの文章をノートに書き写し、自分の筆跡を分析してみましょう。その際、次の点に注目してみてください。
- スペース:文字と文字、単語と単語のスペースがどれも一貫して同じである
- 傾き:文字の傾きがすべて一致している(左に傾いていたり、右に傾いていたり、あちこち向いていない)
- スタイル:文字のスタイルがすべて同じである(ブロック体と筆記体が混じっていない)
- サイズ:すべての小文字が同じサイズである(同じように大文字もすべて同じサイズである)
- ベースライン:すべての文字のベースラインが真っ直ぐに揃っている
- 文字のくくり:文字のしめくくりがしっかりしている(例えばOのマルがしっかり閉じているか、iの点を忘れていないか、tなどの横線が交差しているかなど)
お手本を使って練習する
それでは実際に書く練習をしていきましょう!
とにかく綺麗な字を書ければ良い人、または自分好みの綺麗な字を書きたい人がいると思います。ここでは一般的な練習方法と、自分好みの文字スタイルで書く練習方法を紹介します。
一般的な練習方法
子供の頃、学校や英会話教室などでアルファベットを書く練習をしましたよね。当時はお手本通りに書くのもそうですが、アルファベットを覚えるために何度も練習したと思います。今回はお手本とそっくりに書くことを第一に練習をします。
ネット上には無料のワークシートがたくさんあるので、プリントして活用してみてください。筆記体を学びたい方は、筆記体のワークシートを使って練習してみましょう。
大人向けのワークシートも入手可能ですが、とりあえず筆跡を上達させたいと言う人なら、子供向けのワークシートでもOKですよ!
自分好みのスタイルで書く練習方法
大人向けのワークシートだといろいろな文字スタイルから選ぶことができます。(残念ながら有料のものが多いです。)
無料で練習したい方や自分好みのスタイルのワークシートが見つからない場合は、好みのフォントを大文字、小文字ともに印刷し、ノートに書く練習をしても良いでしょう。
まずは一文字に対しノート1ページ分くらい練習することから始めてみてください。納得のいかない文字があれば、文字の傾き、高さ、丸みなどいろいろ試し自分のしっくりくる文字を見つけてみてください。
アルファベットの練習が終わったら、単語やフレーズも練習してみましょう。
とにかく書く
みなさんは「マッスルメモリー」という言葉を聞いたことがありますか?
これは筋肉の働きを脳に記憶させることを言います。例えば子供の頃は自転車によく乗っていて、何十年か振りに自転車に乗ったら、子供の頃のようにスイスイ乗れたというのがマッスルメモリーです。
近年デジタル化が進み、字を書くことが昔と比べとても減ったと思います。字を書かないと漢字を忘れるだけでなく、書くときに使う手の筋肉も衰えてしまいます。
そうすると昔はまあまあ綺麗な字が書けていた人でもまた練習が必要になってきます。しかし子供の頃にしっかり字を書いていた人なら、マッスルメモリーがありますので、書く練習を始めたらすぐに手の筋肉が思い出してくれるでしょう。
「最近字を書いていないなあ」と言う人は、1日10分でも良いので書く練習をしましょう。手書きで英語の日記をつけながら書く練習をすると筆跡を上達させるだけでなく英語学習にも役立ちますよ!
練習して筆跡を上達させよう
今回は英語での筆跡を上達させる方法を紹介しましたが、いかがでしたか?
英語の筆跡を上達させるには、練習を始める前の準備が大切でしたね。「たかがペンの種類」「たかが姿勢」と思われるかもしれませんが、習字も使う筆や姿勢が重要なように、綺麗な字を書くにはまずは準備からです!
自分の字をじっくり分析して良いところ、注意するところがわかったら、あとはとにかく書いて練習です! 英語の日記や外国人の友達に手紙を書くのも良いですね。
とにかくいっぱい書いてマッスルメモリーとして身体に定着させてみてください!
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