
「Its」と「It's」の違いはわかる?使い方を徹底解説

英語には同じような音に聞こえる単語がたくさんあります。
話しているときは、そうした似た単語を気にせずに済むことも多いです。しかし、書くときにはそれぞれの違いをしっかり理解し、正しく使うことが大切です。
たとえば、ネイティブスピーカーでさえ「its」と「it's」の違いに悩むことがあると知っていましたか? 日本語でも、何気なく使っている表現の文法って意識してみると難しいことがありますよね。
今回は、それぞれの単語の意味と正しい使い方を説明します。しっかり理解して、もう悩まずに使い分けられるようになりましょう!
アポストロフィの重要さ

この2つの単語を考えるときに一番大切なのは、アポストロフィの使い方を覚えておくことです。 アポストロフィには2つの役割があります。
1. 所有を表す
まず、1つ目の役割の例を紹介します。
2. 文字が省略されたことを示す
2つ目の役割は、省略形(短縮形)で使われます。

ここでのアポストロフィは、「can't」は「can not」の短縮形です。また、「she's」が「she has」の短縮形であることを示しています。
ただし、「it's」と「its」に関しては、少し異なった使い方になります。通常、単語にアポストロフィと「s」を付けることで所有を示します。たとえば、「Joe's bag(ジョーのバッグ)」と言うと、それがジョーのバッグであることがわかります。
しかし、「it」にアポストロフィと「s」を付ける場合は、所有を示すことにはなりません。反対に、アポストロフィなしの場合には所有を示すことになるのです! ここからは、その違いについてみていきましょう。
「Its」と「it’s」の違い
この2つの単語を混同しやすい理由の一つは、先ほど説明した使い方通りではないからです。もう少し詳しく見てみましょう。
Itsの使い方

先ほど述べた内容とは異なり、「its」(アポストロフィなし)は所有や関係を示します。ただし、主に無生物に対して使われます。
しかし、例外として、性別が不明な子供や動物に対しても「its」が使われることがあります。
「its」(アポストロフィなし)は所有を示すために使われます。つまり、何かが「it」に属しているという意味です。
It’sの使い方

「It's」は単に「it is」の短縮形です。また、「it has」の短縮形としても使われることがあります。
たとえば、1つ目の使い方では、「It’s raining.(雨が降っています)」のように「it is」が省略されます。また、2つ目の使い方では、「It’s been a long time.(長い間が経ちました)」という文のように「it has」が短縮されることがあります。
使い分けのコツ
「it's」と「its」の使い方に迷ったときは、簡単に思い出せる方法として「it is/has」と言いたいときはアポストロフィありの「it's」を使い、そうでなければアポストロフィなしの「its」を使うと覚えておきましょう。
ItsとIt’sを正しく使い分けよう
英語で文章を書く際、「its」と「it's」を使うときには注意が必要だということが分かりましたね。
通常の使い方とは異なり、この場合のアポストロフィは所有を示すのではなく、「it is」や「it has」の短縮形にすぎません。
このことを覚えておけば、両方の使い方を理解するのが簡単になるはずですよ。
今回の記事が参考になれば幸いです!
Written by David
Adapted by Amy