【英語の面接】職務経歴・業務内容を説明するときのフレーズ
仕事の面接では、日本だけでなく海外でも、過去の職務内容を聞かれることが多々あります。
その経験から何を学び、次の仕事にどう活かしていきたいのか。また、面接している仕事とまったく別の職務内容だった場合、なぜキャリアチェンジをしようと思ったのかなどを細かめに聞かれることも。
それによって会社側は、あなたがどれだけ新しい職務に対して準備ができているのか、どんなトレーニングが必要なのかを判断するのです。
また、面接で経験を人に説明する際には、「キレイに内容をまとめられているか」などの能力も測られています。
そこで今回は、仕事面接の王道質問である職務内容を説明するときの英語フレーズを、例文を使っていくつか紹介していきます。
質問に答える際に重視すること・面接の準備のコツ
いきなり面接に行って質問に答えることは、できないこともないですが、それだと内容が空っぽになってしまうことがあります。そのため、面接前には、面接を受ける会社のことをしっかり勉強していくことがとても大事です。
私自身、大学で面接のワークショップや、面接に特化した授業を受けたことがあるのですが、ある教授が、「同じ履歴書を100社に送るよりも、企業のことを勉強してその会社にあった履歴書を1社送る方が、断然合格率が上がる。面接のときも一緒だ」ということを口を酸っぱくして言っていました。
採用されるためには、質問をされて会社側が何を求めているのかを事前に把握し、それに応じて回答を用意する必要があります。そうするためには、以下の内容をしっかり勉強する必要があるのです。
業務内容をきちんと理解する
仕事内容を確認することで、会社がどんな技術能力を求めているのかを把握し、自分の職務経験とのコネクションを見つけましょう。
自分が提出した履歴書やカバーレターを再確認する
たとえいくつもの職務経験があったとしても、英語の履歴書は1ページに収めることが大原則です。そのため、書ける内容も限られます。
履歴書には、応募する会社と似たような職務内容や経験など、相手の目に留まるであろう経験や能力のみを書くようにするとよいです。
また応募する際には、履歴書とは別に、高確率でカバーレターというものも一緒に提出します。履歴書とカバーレターに書いた内容が、面接での質問に対する自分の回答と一致する必要があるので、矛盾が生まれないように自分の履歴書も再確認しておきましょう。
答えは事前に練習する
面接を受ける会社がどんな人材を欲しているのかを勉強したあとは、自分が応募者全員のなかで1番適任だということを、全力で、ときには大袈裟に売り込む必要があります。
職務経験を説明する際は、自信がなくても何を学んで何ができるようになったのかを自信満々に答えるようにしてくださいね。
募集要項に書かれている「求める人材」に使われている単語と同じ単語を、自分の答えにどんどん入れることが面接を突破できるコツになります。
職務経歴を説明する際に知っておきたい動詞
まずは、職務経歴について話すときによく使う動詞を見てみましょう。
- aid|助力する/援助する/支援する
- answer|答える/受け応える
- assist |手助けする/アシストする/援助する
- coordinate|調整する/統合する
- conduct|実施する
- direct|指揮する
- ensure|確かにする/保証する
- evaluate|評価する
- help|助ける/手伝う
- identify|見分ける/(本物・本人であるかを)確認する
- manage|管理する
- monitor|監視する
- organize|整理する
- perform|行う
- prepare|準備する
- process|処理する
- provide|提供する
- report|報告する
- resolve|解決する
- schedule|予定を決める
- serve|務める
- support|サポートする/支える
- train|トレーニングする/訓練する
などなど。
ここで覚えておきたいのは、前職の業務内容について語るときは過去形を使い、現職の業務内容を説明する際は、現在形を使うということです。
それでは、職務経歴について答える際の例文を見ていきましょう。
面接でよく聞かれる質問と答える際の英語フレーズ
さて、面接の準備の仕方と答え方のコツを知ったところで、次に実際によく聞かれる質問と、その質問に答えるための英語フレーズを紹介していきます。
職務経験を聞いた質問
まずは、職務歴とその経験から得られた知識や技術、そしてどのようにそれらを次の仕事で活かしていくかを問う質問をされるかと思います。以下のような質問に答える準備をしておきましょう。
- Can you walk me through your resume?
- Tell me about your work experience.
- What work experience have you gained that will help you with this job?
- How does your prior experience prepare you for this job?
- Describe your related experience.
- Do you think your experience matches the needs of the role?
- Do you think you're qualified for this position?
- What makes you qualified for this position?
経験から、例を出しながら具体的に、かつ単的に伝えると好印象です。上記のどの質問が来ても、同じように答えることができます。
上記の質問に答える際に役立つ英語フレーズ
出だしによく使われる英語表現(面接の場合)
「〜での長年の経験が、このポジションで働くためのよい準備・覚悟になりました」
「私はこの分野で長年の経験があるので、この仕事に適しています」
「私のスキルは、この仕事に適していると思います」
「〜での経験を通じて、(接客や事務的な補助)対応に大きな自信を持つことができました」
カッコの部分には、自分の職種や業務内容を入れてください。
業務内容を説明するのに使える英語表現(面接の場合)
ここでは、さまざまな職種の例をあげていくので、実際に使うときは自分自身の仕事内容を加えてアレンジしてみましょう。
「前職では(コンピューター)を使うことが多かったので、(コンピューターやテクノロジー)を使う/扱うことにはとても慣れています」
「私の主な職務内容は、(ライトスピードという独自システムを使ってゲストのチェックインとチェックアウトのアシスト)をすることでした」
「自分の職務外の問題については、適切な部署に警告するメールを送るのが私の仕事でした。こうすることで、すべてのタスクが適切なチームメンバーに与えられ、迅速に解決されるようになりました」
「レジュメを見てもわかるように、わたしは10年間(司法事務所)で働き、(ビジネスと離婚の法律)についてよく知っております」
「毎日さまざまな仕事をこなすため、優先順位をつけて仕事を仕分けする必要がありました。このようなプレッシャーのかかる環境で仕事をすることで、タイムマネージメントのスキルを大きく向上させることができました」
「前職では、かかってきた電話に応対し、適切な担当者に転送していました。また、チームの仕事量と生産性を監視していました」
締めによく使われる英語表現(面接の場合)
「御社(マーケティング部門)の役割は、(顧客の会社に対する印象を)改善することなので、私の経験は御社に大きく貢献できると思います」
上の2つの例文のように、締めには自分を再度最大限に売り込むような表現が組み込まれることが多いです。
まとめ
いかがでしたか?
業務内容を説明する際は、決まったフレーズの他に、いかに動詞を使いこなすかが大事になってきます。
仕事の面接などでは、出だしや締めが必要になる場合もあるので、今回紹介した英語表現を組み込んでみるのもよいかもしれません。
もちろん業務内容によっては使える単語がだいぶ違ってきますが、自分がよく使う動詞をおさえて、いつでも人に業務内容を説明できるようにしておくと、きっと役立つときがくるでしょう!