さな
(更新)
お子さんがいる家庭のクリスマスイブの習慣の一つといえば、プレゼントを届けてくれるサンタさんのためにクッキーとミルクを用意すること。
そしてその美味しそうな手作りクッキーの隣には、手紙が添えてあることも多いです。
今回は、サンタさんへの手紙の書き方を解説していきます。英語で書くときのポイントやコツ、そしてサンプルの文章もご案内していきます!
ぜひ今年のクリスマスはお子さんと一緒に手紙を書いてみてはいかがでしょうか?
サンタさんに手紙を書くという習慣は、世界中で何世代にもわたって行われてきています。手紙はクッキーの横に添える子もいれば、靴の中に入れる子や、クリスマス・ストッキング(靴下)にメモを挟んでおく子もいます。
そしてこのような習慣は、国によって異なります。例えば、ドイツの子供たちは、砂糖をまぶせてキラキラさせた手紙を窓辺に置いてサンタさんがくるのを待つそう。また、スコットランドの子供たちは、煙突(えんとつ)の上で願い事を叫ぶのだとか。
アメリカでは、クリスマスまでの数週間、子供たちはサンタさんへの手紙を郵送し始めることもあります! アメリカの郵便局では100年以上前からサンタさんへの手紙の受付が始まっているんですよ。
日本では、郵便局で受付していないので、クリスマスイブまでに手紙を書いて、サンタさんが見える場所に置いておきましょう!
サンタさんに手紙を書くのは、自分のために特別にプレゼントを持って来てほしいからです。そのためには、今年の自分がどれだけ「いい子」だったかをサンタさんに伝えなければなりません!
実は、サンタさんには naughty and nice list と呼ばれる「いたずらっ子&いい子リスト」というものがあります。1934年の「Santa Claus is Coming to Town」という曲に以下のような歌詞があります:
"He’s making a list/He’s checking it twice/He’s gonna find out who’s naughty or nice."
「彼(サンタさん)はリストを作り、2回チェックし、誰がいたずらっ子かいい子かを見つけるつもりだ」
子供がいたずらっ子かいい子かという考え方は、16世紀のオランダに由来しているそう。ストッキング(靴下)がまだなかった時代、親は暖炉のそばに子供の木靴を置いていました。いい子は木靴の中にお菓子やクッキーが詰められ、一方、悪い子(いたずらっ子)には石炭が置かれていたそうです。
つまり、この手紙を書く理由は、サンタさんに自分がどれだけ「いい子」だったかを宣伝するためです。サンタさんはその手紙を読んで、「この子はいい子だったからたくさんプレゼントを届けよう」と思ってくれるはず。それをできるだけアピールするのが最初のコツです!
まずは、簡単な自己紹介から始めましょう。
自分の住んでいる国や町、誰と住んでいるのかなどを添えてみるといいでしょう。
そして、サンタさんがプレゼントを持ってきてくれるように、自分が今年はどれだけ「いい子」だったかを具体的に説明してみてくださいね。
【例】
などなど、今年の自分の「自慢」を並べていけば問題ありません!
そしていよいよ本題。今年はどんなプレゼントが欲しいのかを具体的に書いていきましょう。
【例】
さらに、特定のキャラクターのグッズが欲しいのであれば、以下のように書くことができます。
自分のペットや兄弟、両親などのためのプレゼントアイデアを書くこともできますよ。
そして最後は、サンタさんへ感謝の気持ちを伝えましょう。
感謝をしたあとは、軽く挨拶をして手紙を締めましょう。
Dear Santa,
My name is ____. I am __ years old.
How are you doing? I hope you're not too busy this year.
I will start by telling you about all the good things I did this year:
First, I studied English every day and got a 100 on all of my tests.
Second, I helped feed my dog every day and I took her out for walks too.
Lastly, I looked after my sister when my parents were busy, and I even made her a sandwich when she was hungry!
Since I was a good girl/boy this year, I would like matching pajamas for me and my dog.
Also, I want a new red backpack, because red's my favorite color.
I am still using the one you brought me last year. Thanks for that!
Anyway, I hope you like the milk and cookies. I put extra sprinkles on for you.
Say hello to the reindeer and elves!
From,/Sincerely,
_____
日本語訳:
サンタさんへ
私の名前は___です。私は___歳です。
お元気ですか?今年はあまり忙しくないといいね。
私が今年したいいことを全部お話しするね。
まず、毎日英語を勉強して、テストは全部100点でした。
2つ目は、毎日ペットの犬のエサやりを手伝い、散歩にも連れて行ったことです。
最後に、パパとママが忙しいときに妹の世話をし、おなかが空いたときにはサンドイッチを作ってあげました。
今年はいい子だったので、愛犬とおそろいのパジャマが欲しいです。
あと、私の好きな色は赤なので、新しい赤いリュックが欲しいです。
去年持ってきてくれたものをまだ使っています。ありがとう。
とりあえず、ミルクとクッキーを気に入ってもらえるといいな。スプレーを多めにかけておいたよ。
トナカイと妖精によろしくね!
_____より
Hi Santa,
My name is ____ and I am __ years old.
I live in Nagoya with my parents, older sister and cat. My cat's name is ____.
Thank you for all the wonderful presents you brought last year. I am still using the bicycle you got me.
This year, I really want a new helmet. My other one broke and I've been borrowing my sister's old one.
I also would like a new pair of sneakers. I just joined the baseball team at school and I need new shoes to run faster.
I was really good this year and helped my parents with a bunch of chores. I also protected my sister when our cat was attacking her.
This year, I made gingerbread cookies for the first time. They're a little hard, but I hope you don't mind. Just drink a lot of milk with them.
Thank you for all the great gifts every year. I hope your reindeer are behaving.
Sincerely,
______
日本語訳:
こんにちは、サンタさん。
私の名前は____で、__歳です。
両親と姉と猫と一緒に名古屋に住んでいます。猫の名前は___です。
去年はすてきなプレゼントをありがとうございました。サンタさんにもらった自転車はまだ使っているよ。
今年は、新しいヘルメットが欲しいです。もう1つのヘルメットが壊れて、姉の古いヘルメットを借りているんだ。
新しいスニーカーも欲しいです。学校の野球チームに入ったばかりだから、もっと速く走れるように新しい靴が必要なんだ。
今年は本当にいい子で、パパとママの家事をたくさん手伝いました。姉が猫に襲われていたときも、守ってあげたよ。
今年は初めてジンジャーブレッドクッキーを作りました。ちょっと固いけど、気にしないでね。牛乳をたくさん飲んでね。
毎年、素敵なプレゼントをありがとう。トナカイもいい子にしているといいね。
______より
英語で手紙を書くにあたって、クリスマス関連の用語も少し使う必要が出てくるかと思います。いくつか見てみましょう!
ぜひこのようなキーワードを使って手紙を書いてみてくださいね。
いかがでしたか? 今回は、サンタさんへの手紙の書き方をご紹介しました。
英語でサンタさんに手紙を書くのは少し難易度が高いかもしれませんが、いい勉強にもなります!
ぜひ今年は英語で手紙を書くのに挑戦してみてくださいね!