英語での「営業」や「売り込み」に役立つ表現まとめ
新商品、新サービス等々、売り込みをかけるときは、できるだけシンプルかつ明瞭な言葉で相手に訴える必要があります。
英語で売り込もうとするなら、単に「商品について英語で説明できる」以上の表現力が必要ということです。
そこで今回は、英語でビジネスをする人を念頭に「営業や売り込みに役立つ英語表現」についてご紹介します!
Sales pitch(セールスピッチ)ってなに?
ところで、pitch(ピッチ)という英単語を知っていますか?
日本語だと「急ピッチで進める」「ピッチが速い」など、動作や作業のスピードについて語るときに使うことがありますね。
いろいろな意味があって掴みにくい言葉の一つですが、「売り込み文句」という意味も持っています。
例えば、売り込むべき相手とエレベーターで一緒になったときのような短時間でアピールすることを意味する elevator pitch というスラングもありますよ。
売り込みの手段としては、Eメールは営業の基本ですし、各種SNSも強力な売り込みツールとして活用されています。
- Email pitch(メールでの営業)
- Twitter pitch (ツイッターを使った売り込み)
メールであれば、本文が気になるようなタイトルを作れるテクニックが第一歩ですし、ツイッターであれば280文字(英語の場合)内で要旨を伝えられるようでなければなりません。
例えばアメリカなどでは、作家を目指している人が、自分の書いた本の要約を280文字以内で書き、出版社などがお気に入りのものを見つけるというツイッター上のコンテストが開催されたりもします。
ターゲットに向けて、いかに短くわかりやすい言葉で確実な売り込み文句が作れるかがカギとなるわけですが、メールのタイトルやツイートを作成することはそのうってつけのトレーニングになります!
ストレートにアピールするためには命令文の文体もよく使われます。
具体的にアピールするために数字を使うのも定番パターンです。ベストセラーの本にもよく使われている手ですよね。
英語での売り込みに使えるキーワードとフレーズ
売り込みの際によく出て来る表現というのも存在します。うまく利用すれば簡単・確実です。
guarantee
「確実だ」「保証します」と太鼓判を押すときは guarantee を使います。
しかし、実際に保証できる場合以外は、避けた方が良い表現です。実際は保証できないのに保証できると言ってしまうと、もちろん虚偽広告のトラブルに巻き込まれるリスクもあります。
proven
効果が「実証済みである」と説得するのに使います。
because / This is why
相手を説得するには、その根拠を説明する必要がありますね。英語では because(なぜなら)や This is why(という訳で)などを使います。
offer
製品を知ってもらうための無料トライアルや無料サンプルの提供、返品・返金を可能にするなど、さまざまな特典を「提供する」というには offer を使います。
I’d love to~
「ぜひ~したい」の意味でよく使う表現ですが、状況によっては「ぜひ~させてください」の意味で使うとしっくりきます。
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積極的な売り込み文句に対し、「ご興味をお持ちになるのでは~」のような控えめなニュアンスで売り込むセリフです。
online
近頃は何かとオンラインで済ませることが多くなりました。海外相手の商談であれば、なおさらです。
Online meeting, web conferencing, conference bridge など、「オンライン会議」の呼び方はたくさんあります。
以上、英語での売り込みで役立つ表現例を挙げてきました。
営業担当者を指して「セールスマン (salesman)」という言葉が長年広く使われてきましたが、最近は性別の枠にはめない言い方が支持されています。
性を区別せずに使うことができる salesperson、複数であれば salespeople という言葉がありますので、英語で売り込みをするときは頭に入れておくとよいでしょう。
まとめ
実は、営業で大事なのは言葉だけではありません。特に海外では、自分をどう見せるかを考えることは思いのほか重要になります。
余裕のある表情や堂々とした立ち居振る舞い、相手の目をまっすぐ見て話す、自信を持って握手をするなど、日本では後回しにされがちな事柄はすでに身に付いていることが前提です。
日頃から意識しておかなければできないことなので、売り込み方を考えるときは「自分自身の見せ方」も含めて自分のスタイルを作り上げて行きましょう!