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「その質問、答えたくないな…」と思ったときの英語での答え方

「その質問、答えたくないな…」と思ったときの英語での答え方

みなさんは、答えたくない質問をされたことはありませんか?

あまりにも個人的なものであったり、質問をしてきた人のことをあまりよく知らなかったり、あるいは、答えが恥ずかしくて言いたくなかったということもあるでしょう。

ほとんどの人はおそらく、職場や社交の場で、あるいは友人や家族とでも、このような状況に陥ったことがあるのではないでしょうか。

では、このような質問には英語でどう答えればいいのでしょうか? 

今回は、気まずくて答えたくないときに使える便利な英語表現を紹介していきます!

答えたくない質問の上手な断り方

「No(ノー)」と言う

NOと書かれた紙を持つ人の手

誰かに質問されたからといって、必ずしも正直に答える必要はありません。個人的なことで言いたくなかったり、気まずくなるかもしれないと思った場合などには、単に「その質問には答えたくない」と言うことができます。

しかし人によって「No」はとても言いづらい言葉でしょう。ただ、「No」は「No」でも、礼儀正しく言えば問題ありません!

I'm sorry, but I'd prefer not to say.
「申し訳ないけど、言いたくない(答えたくない)」

こちらは直訳すると、「言わなくていいのなら言いたくない」のようなニュアンスになります。

I'm sorry, but I don't want to share that information.
「申し訳ありませんが、その情報を共有したくありません(言いたくない)」

日本語だとすごく堅苦しい表現方法ですが、英語では自然ですし、information をこのように使うことは結構あります。

I don't mean to be rude, but I don't want to answer that question.
「失礼かもしれませんが、その質問には答えたくありません」

I don't mean to be rude は直訳すれば「失礼なことを言うつもりはありません」です。

そして、カジュアルな場では、I'm sorry の代わりに No offense と言うこともできます。「悪気はないけど〜」という意味でよく使われる表現です。

No offense, but I'd rather not say.
「悪気はないけど、言いたくない」

あいまいに答える

探偵のイメージ

望まない質問に対するもう一つの対処法は、相手に一部の情報しか与えないこと

「Let's just say」や「All I will say」などの表現は、フォーマルな場面でもインフォーマルな場面でもよく使われる「あいまい」に答える方法です。

Don
How much did that jacket cost?
「そのジャケットいくらで買ったの?」
Nelly
Let's just say it cost more than my old one.
「前のジャケットよりは高いとだけ言っておこう」

文化によっては、お金について質問することは失礼にあたります。この返答で、ネリーはジャケットの正確な値段を言わずに、ドンに少し情報を与えたことになります。

Sam
Did the negotiation go well?
「交渉はうまくいった?」
Jo
All I will say is that both sides are happy with the result.
「私が言えることは、双方が結果に満足しているということだけです」

ジョーのあいまいな回答は、プライベートなことかもしれない重要なビジネスの詳細を伝えることなく、交渉が成功したことをサムに知らせたことになります。

また、あいまいな答えに加えて、自分なりのコメントや質問を付け足すことで、話題を変えることができますよ。

Nelly
Let's just say it cost more than my old one. That's a nice jacket that you're wearing.
「前のジャケットよりは高いとだけ言っておこう。あなたが着ているジャケットこそ素敵だね」
Jo
All I will say is that both sides are happy with the result. Anyway, how is business with you?
「私が言えることは、双方が結果に満足しているということだけです。ところで、(あなたの)仕事の方はどうですか?」

質問を返す

答えを拒んだり、あいまいにしたりする代わりに、相手がなぜその情報を欲しがっているのかを聞くのも一つの方法です。このとき、笑顔で丁寧な口調で話すようにしましょう。

Charlie
Do you live in this neighborhood?
「ここらへんに住んでいるの?」
Aya
Why do you want to know?
「なぜ知りたいの?」
レジスタッフ
May I have your phone number?
「電話番号をいただいてもいいですか?」
Can I ask why you need that information?
「その情報はなぜ必要なのですか?」

場合によっては、自分の質問が相手にとって繊細で個人的なものであったことに気づく人もいます。しかし、もちろん気づかない人も多いです。なかにはグイグイ聞いてくる「おせっかい」な人もいますよね。英語ではこういう人のことを nosy と言います。

日本語には「首を突っ込む」というフレーズがありますが、英語では首ではなく「鼻」を使って同じことを表現します。自分と関係ないことに「鼻を突っ込み」情報を得るというイメージですね。

少し話がズレましたが、それでも話し相手が質問に答えてほしいと言ってくる場合は、先ほど挙げた例の一つを使って、丁寧に断りましょう。

丁寧な質問の仕方

ここでは、相手を不快にさせない質問の仕方をいくつか見てみましょう。もし、何か聞きたいことがあるけれど、それがデリケートな質問かどうかわからない場合は、次の例のいずれかを使ってみてください。

Do you mind if I ask you a personal question?
「個人的な質問をしてもいい?」
I hope I'm not being rude by asking you…
「失礼にあたらないといいのですが...」
Is it OK if I ask you about…?
「〜について質問してもいいですか?」

これらの表現を使うことで、相手が答えたくない場合に断りやすくします。

まとめ

難しい質問や不適切な質問を避ける方法を学ぶことは、どの言語においても有用なコミュニケーションスキルです。

ぜひ、今回ご紹介した表現を使って、秘密にしておきたいことや言いたくないことを丁寧に相手に伝えられるようにしましょう。