DMM英会話 ブログ 英語を学ぼう

英語をシンプルに話したい人へ!表現力がぐっと広がる基本動詞10選

英語をシンプルに話したい人へ!表現力がぐっと広がる基本動詞10選

私は英語講師をしていた経験と、海外に長く住んでいることで、今までに多くの日本人が英語を話すのを聞いてきました。

なかには語彙力がとても高く、会話も問題なくできるレベルなのに、難しい単語ばかりを使うので、とても堅苦しい、不自然な英語になっている人を何人も見てきました。

実はネイティブスピーカーの日常的な会話を聞いてみると、難しい単語を使っている人は少なく、基本動詞のような誰もが知っているベイシックな単語をたくさん使っていることに気が付くでしょう。

この記事では英語をシンプルに、そして自然に話したい人のために、表現力がぐっと広がる基本動詞10選を紹介していきます!

1. Go

Go は基本動詞の中でもメジャーな単語ですね。Go to school「学校に行く」のように go の基本的な意味は「行く」ですが、「行く」以外にも次のような意味で使われています。

物があるべき場所などに置かれる・入れられる

Those history books go on this shelf.
「その歴史の本はこの棚に入れてね」

物が何かと調和する・合う

This wine goes well with this fish.
「このワインは、この魚にとても合いますね」

事がうまく行く・成功する

Kana
How was your exam?
「試験どうだった?」
Ally
It went very well.
「とてもうまくいったよ」

2. Get

日本語でも「ゲットする」と言ったりしますが、「手に入れる」「もらう」などの意味で覚えている人も多いこの get には、次のような意味もあるんです。

相手の言ったことを聞き取る

Sorry, I didn’t get what you just said.
「すみません、今あなたのおっしゃったことが聞き取れませんでした」

ある場所に着く・到着する

I got home late last night.
「昨晩遅くに帰宅しました」

人に仕返しする・やっつける

My brother is going to get you for this!
「僕のお兄ちゃんがお前らにこの仕返しをするからな!」

3. Put

Put と聞くとまず「置く」という意味が思い浮かびますね。そのほかにも put your shoes on のように靴や衣類を「身に付ける・履く」という意味で覚えている人も多いでしょう。この基本動詞 put は他にも次のような意味で使うことができます。

頭の中にあることを表現する・述べる

How about putting it this way?
「このように表現するのはどうだろう?」

失敗などを人のせいにする

John put the blame for his misbehavior on Mark.
「ジョンは彼の不品行をマークのせいにした」

人に迷惑や苦痛などを被らせる

I'm sorry to put you through this.
「こんな目に遭わせてしまって申し訳ない」

4. Make

Make と聞くと「何を作るんだろう?」と思いますよね。この「作る」という意味を持つ make には次のような意味もあります。

考える・理解する

I don’t know what to make of all this.
「これをどのように考えて良いのかわからない」

間に合う

I don’t think I can make it to my class.
「授業に間に合わないと思う」

新聞に載る

The news made the front page of the paper this morning.
「そのニュースは今朝の新聞の一面に載った」

5. See

See と言えば「見る」という意味や、”See you!” 「またね!」などの意味で使う人が多いと思いますが、これ以外にも次のような使い方ができます。

わかる

I don’t see why he’s so popular.
「なぜ彼が人気なのかわからない」

想像する

Can you see her getting married?
「彼女が結婚するのを想像できる?」

確かめる・調べる

I’ll see how much it would cost.
「いくらになるか調べてみるね」

誰かと付き合う

Are you seeing someone?
「誰かと付き合っていますか?」

6. Hold

Hold と聞くと「手に持つ」または「つかむ」という意味が最初に思い浮かぶと思います。Hold はこれ以外にも次のようなシーンで使うことができます。

ある状態に保っておく

Can you hold the door for me?
「ドアを開けておいてもらえますか?」

収容する

This hall holds 300 people.
「このホールは300人収容します」

催す・開く

We’re planning to hold our annual meeting next Monday.
「来週の月曜、年次総会を開く予定です」

7. Take

Take の基本の意味は「手などで取る」または take someone to XX で「人をXXに連れて行く」という意味で覚えている方も多いと思います。この基本動詞 take はこれ以外にも次のような意味で使われます。

買う

I’ll take three of those.
「それを3つください」

ミルクや砂糖を入れる

Do you take milk or sugar in your coffee?
「コーヒーにミルクか砂糖を入れますか?」

利用する・活用する

Take every advantage to succeed in life.
「人生で成功するためにあらゆる強みを利用しなさい」

不快なことを我慢する・黙って受け入れる

I can’t take this anymore.
「もうこれ以上我慢できません」

8. Work

「働く」という意味で覚えたWork もたくさんの使い方ができる基本動詞の1つです。他にも次のような意味があります。

薬などの効き目がある

This medicine works well.
「この薬はよく効く」

機械や装置などが動く

All the machines at our factory stopped working at once.
「工場の機械がすべて同時に動かなくなった」

都合が良い

Next Monday works for me. Does it work for you too?
「来週の月曜は都合が良いです。あなたも都合が良いですか?」

9. Give

いろいろなものを「与える」または「渡す」時に使える give は、自分のところから何かを提供する行為を示す時に使います。これ以外にも次のような意味があります。

事実であることを認める

He’s an honest man, I'll give you that.
「彼は正直な男性です。それは認めるよ」

日時を指定する

Give me a date to finish this project.
「このプロジェクトを終える日を指定して」

起こる

Something’s got to give!
「何かが起こらなければいけない」=「このままじゃいけない」 

10. Run

「走る」という意味の基本動詞 run も、「走る」以外の意味でいろいろな使い方ができる動詞の1つです。

運行する

The town buses run every 30 minutes.
「街のバスは30分おきに運行しています」

立候補する

My father-in-law is going to run for town council.
「義父は町会議員に立候補する予定です」

にじむ・色が落ちる

I washed one of my white shirts with a new red towel by mistake and the color ran.
「誤ってワイシャツと新品の赤いタオルを一緒に洗濯したら、色が落ちてしまった」

もっとシンプルに英語を話そう!

今日は英語をシンプルに話したい人のために、表現力がぐっと広がる基本動詞10選を紹介しましたがいかがでしたか?

みなさんがよく知っている基本動詞ばかりなのに、基本の意味からは想像しにくい意外な意味がたくさん出てきたと思います。ここで紹介したのはネイティブスピーカーが日常会話でよく使う表現ばかりです。

しっかり覚えて使えるようになると、より自然な英語を話せるようになりますよ!

日常会話であまり使えないような難しい単語を苦労して覚えるより、基本動詞のさまざまな使い方を覚えた方が、会話力はもちろん表現力アップにも繋がること間違いなしです!!