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ストーリーテリングとは?効果的に物語を語るときの表現

ストーリーテリングとは?効果的に物語を語るときの表現

英語で昔話や昨日の出来事などを語るとき、みなさんはどんな表現を使っていますか?

長めの話をすることを英語では storytelling(ストーリーテリング)と言います。

話をするとき、「そして」「その後」「それから」などの表現を使って次の出来事に移ったりしますよね。英語では「then」を使うことが多いでしょう。しかし、それでは少し単調に聞こえてしまいますよね。

聞き手の興味を引きつけ、話に引き込むためには、ちょっとした工夫が必要です!

そこで今回は、会話やストーリーテリングで使える、聞き手を飽きさせず、盛り上げるために使える表現やフレーズをご紹介します。

ストーリーテリングに役立つ英語表現

「First」「Then」「Next」「Finally」の代わりに、次のような言葉やフレーズを使うと、より楽しく魅力的な話に聞こえます。

Just then

このフレーズは、単に「then」よりもドラマチックで、何かがすぐに、あるいは突然起こるというニュアンスがあります。

Just then, I realized I forgot my phone in the hotel room.
「ちょうどそのとき、私はスマホをホテルの部屋に忘れたことに気づきました」

Suddenly

驚くようなことや、前触れもなく起こったことについて話すときに使います。

Suddenly, the sky got dark and it started raining heavily.
「突然空が暗くなり、大雨が降り始めた」

Next thing you know

Suddenly に代わる表現です。このフレーズにも驚きのニュアンスがあります。

Next thing you know, she’s waiting outside my front door!
「気がつくと、彼女が玄関の外で待っていた!」

Imagine my surprise when ~

このフレーズは少しフォーマルなニュアンスがありますが、前の2つと同じように使われます。

Imagine my surprise when the guy next door turned out to be my old roommate from college!
「隣の男が大学時代のルームメイトだったときの私の驚きを想像してみてください!」

Out of nowhere ~

このフレーズは、何かが前触れなしに起こることを強調します。

Out of nowhere, the police start banging on our door, complaining about the noise. 
「どこからともなく、警察が私たちの家のドアを叩いて、騒音について文句を言い始めたんです」

Right away

素早い反応や反応を示す前にこのフレーズを使います。

Right away I could tell we were going to be good friends.
「すぐに、私たちは良い友達になれそうだとわかりました」

話をするとき以外でも、この表現は素早さやすぐに起きなければならないことを強調するために使われます。

We need to complete this project right away, so please forget your other assignments for now.
「このプロジェクトをすぐに完成させる必要があるので、今は他の課題を忘れてください」

Let me back up / Let me rewind / I forgot to mention ~

これらの表現は、2つの異なる方法で使うことができます。

まず、本編の前に起こったことで、後に起こることを理解するために知っておく必要があることを紹介することができます。

First, let me back up. Two weeks ago …
「まず、話を戻します。2週間前...」

もう一つの使い方は、話の重要な部分を忘れてしまった場合です。これは聞き手に、あなたが以前に起こったことに戻ろうとしていることを伝えます。

Let me rewind. You know who Tom is, right?
「巻き戻させて。トムが誰だかわかるよね?」
Oh, I forgot to mention that Jun had already been drinking a lot by that point. 
「あ、言い忘れましたが、ジュンはその時点ですでにたくさん飲んでいました」

話を聞いているとき、「back up」を使って会話相手に何かを繰り返したり、はっきりさせたりすることができます。

Wait, back up. Where did you say you were?
「ちょっと待って。(あなたはそのとき)どこにいるって言った?」

It turns out ~ / In the end ~

これらのフレーズを使って、話のなかで先に起こったことの結論や結果を紹介しましょう。日本語でいう「結局」と同じ意味です。

It turns out that the quiz was postponed until the next day, so I didn't need to worry after all.
「クイズは翌日に延期されたので、結局心配する必要はなかった」
In the end, everybody got home safely. But what a crazy night!
「結局、みんな無事に家に帰れた。でも、なんてクレイジーな夜だったんだ!」

Would you believe ~?

その結果や結果が衝撃的であったり、予想外のものであったりする場合、このフレーズを使って紹介することができます。

Would you believe they still wanted us to pay full price after that horrible experience?
「あんなひどい目にあったのに、まだ全額払えって言うなんて信じられる?」

ストーリーの一例

Last week, I met Joy and Yuki for lunch at the restaurant on the corner. 

Right away, I felt that something was strange.

After the cashier took our orders, we sat at a table near the window.

Suddenly, we hear this loud noise coming from the kitchen. 

Next thing you know, the whole restaurant is filled with smoke.

The fire department had to come to put out the blaze.

It turns out, the restaurant's newest cook had never worked in a kitchen before and burned our burgers!

Would you believe they still tried to charge us for our food?

「先週、ジョイとユキと角のレストランでランチをした。
すぐに、何かがおかしいと感じた。
レジで注文を受けた後、私たちは窓際のテーブルに座った。
突然、厨房から大きな音が聞こえてきた。
次の瞬間、レストラン全体が煙に包まれた。
消防隊が消火にやって来た。
結局、このレストランの新人コックは厨房で働いたことがなく、私たちのハンバーガーを焦がしてしまったのだ!
それでも私たちの食事代を請求しようとしたなんて信じられる?」

これらの表現を使って魅力的な話をしてみよう!

優れたストーリーテラーになるには、話の内容が面白くなければなりませんが、それを語るための言葉遣いも重要です!

「Suddenly」や「In the end」といったシンプルなフレーズは、あなたのストーリーを緊張と驚きで満たし、聞き手の注意を引きつけ、次に何が起こるのかと期待させるのに役立ちます。

次の会話で試してみてくださいね!

Written by David J.
Adapted by さな