ネイティブがよく使う!「検討する」を意味する英語表現8選
ビジネスの場では、物事をパパッと決断する能力ももちろん必要ですが、物事を常に熟考して慎重に行動する必要もあります。
そんなときに使われるのが「検討する」という言葉です。
英語では、「検討する」を表す表現がいくつかあり、ニュアンスもそれぞれ少しずつ違ってきます。
そこで今回は、「検討する」の英語表現8選を紹介していきたいと思います!
「検討する」を表す英語表現
I’ll think about it
I’ll think about it は、基本中の基本の「検討する」という表現で、ビジネスなどの固い場以外でも、何か考えてから決断をする場合に使える一般的な表現です。フォーマルとカジュアルのどちらの場面でも使うことができます。
しかし「ちょっと考えておきます」くらいの意味になるので、必ずしも前向きな検討を表すわけではありません。むしろ遠回しに No と言いたいときに使われるような印象もあります。
そういったように、興味があまりなくて初めから断るつもりで、その場しのぎの返答であることも多いので、ビジネスの場で使用された場合は、期待しすぎないないようにしましょう。
I’ll think it over
Over には、「〜全部を」や「〜の隅々まで」または「繰り返す」というような意味合いがあります。そこから think over という表現を使うと、「〜のことを全て隅々まで何度も何度も考える」というニュアンスを持ち、「考慮する」や「検討する」という意味として受け取ることができます。
他にも、mull it over という少しカジュアルな表現もあります。
I’ll think it through
Think it through には、「〜についてじっくり考える」という意味があります。物事をじっくりとよく考えてから決断を出す場合に使われる表現です。決断をすることによってのメリットやデメリット、結果や問題点などのありとあらゆる可能性を全て考慮したうえで決断を下すという深いニュアンスを持っています。
I’ll consider it
Consider(熟考する/よく考える)を使うと、I’ll think about it よりも、前向きな検討を表すことができます。というのも、consider には「真剣に考えて返答する」というニュアンスが含まれているので、I’ll think about it のように初めから断る予定なのであれば、使うことは避けた方が良いです。
ちなみに、I’ll take it into consideration (よく検討します)という形でもよく使われます。
I’ll look into it
Look into には「詳しく調べる」という意味があります。そのため、何か決断したり、行動を起こしたりする前に「さらに詳しく調べてから検討する」というニュアンスを出すことができます。
Let me sleep on it
Sleep on it は、直訳すると「その上で寝る」という意味になりますが、そこから「検討する」という意味として使われると、「それについて一晩考える」や「今すぐではなく、落ち着いて考える」というような ニュアンスになります。
ビジネスの場に関係なく、重要な決断をするときには、その場で即断するよりもじっくりと検討したいですよね? そういったときに使うことができる「返答までに猶予が欲しい」という意 味合いを持った表現になります。
I’ll give it some thought
Give something some thought は、文字通り「ちょっと考えてみる」という意味があります。「I’ll think about it」よりも慎重に考える響きがあるので、即答できない場合や、即答したくない場合に使われます。ビジネスの場では、「検討します」の意味合いとしても使われます。
It’s under review
Under review には「審査中」や「調査の対象となって」というような意味があります。Under は、「〜の下」の他にも、続している状態や何らかのプロセスが進行している状況を表すことができるので、物事が審査中(検討中)であることを表します。
そしてこの表現には、発言者に自分一人で決定する権限がなく、より大きなグループや組織が最終的な決定権を持つという意味合いが含まれています。
まとめ
いかがでしたか?
「検討する」という表現は英語でいくつかあることがわかったと思います。
それぞれ微妙にニュアンスが違うので、これらのニュアンスを使い分けることができれば、英語のレベルもぐんと上がります。
今回の記事を参考に、「検討する」を正しく使えるようになっていただけると幸いです。