ネイティブでも英語のスペルに苦戦する5パターン&間違えないためのコツ

「この単語のスペル、覚えられない…」
「なんで発音とつづりがこんなに違うの?」

英語を勉強する中でこのように思うことは多々あるかと思います。

実は、英語ネイティブでもスペルに苦戦することはよくあります。日本の英語学習者と同じように単語のつづりについて疑問に思うことも。

今回は日常的に使われる単語でネイティブでもスペルに苦戦するものを例にあげながら、ミスが多い代表的なパターンを見ていきましょう。間違いを減らすためのコツもいくつかご紹介します!

① “ie” か “ei” か

"believe" や "receive" は発音するとそれぞれ「ビリーヴ」、「リシーヴ」となりますが、この「イー」のスペルはネイティブにとっても曲者です。

【例】
・believe(信じる)
・fierce(激しい)
・receive(受け取る)
・ceiling(天井)
・receipt(レシート)

このような単語を正しくスペルできるように、多くのアメリカの小学校では子供は語呂合わせでコツを覚えます。

その語呂合わせが "I before E, except after C"(IはEの前、Cの後以外) です。

「i」と「e」が並ぶ場合、基本的には「i」が先に来る=「ie」、ただ「c」の後の場合だけは逆転して「e」が先に来る=「ei」、ということです。

【例】
I before E (-ie-)
believe, fierce

except after C (-cei-)
receive, ceiling, receipt

「イー」の発音以外にも、「i」と「e」が並ぶ単語なら当てはまることも多いです(例:"friend")。ただ、この法則は「原則」なので、例外もあるのであくまで迷ったときに使うと良いでしょう。

② 連続子音

下の単語のように子音が連続しているつづりはネイティブも間違えやすく、子音が抜けていたり、多かったり、どこを連続にすればいいのかなどに迷います。

【例】
・necessary
・embarrass
・broccoli

「ブロッコリー」のように日本語カタカナ表記にしたときに小さい「ッ」がある場合は子音が連続している可能性が高いですが、「ッ」がないような単語も子音が続くことがあるのでやはりスペルに苦戦する人は多いです。

③ 同音異義語

同音異義語はネイティブも苦戦します。また、完全な同音異義語ではなく多少イントネーションが異なる表現でも、音が似ているとどちらのスペルが正しいのかわからなくなることもあります。

【例】
・accept / except
・desert / dessert
・stationery / stationary
・aloud / allowed
・affect / effect

上記のような単語のどちらかで迷ったとき、自分が知っている英語の基本知識やルールをもとに考えてみると意外とすんなりわかることもあります。

例えば "aloud" (大声で)と "allowed" (許可した)のどちらが正しいのかわからないとき、 "-ed" をつけると過去形だったな、などと思い出すとどっちのスペルがどっちの意味だったかを推測することができます。

または "-ary" (〜に関係する)という接尾辞を知っていれば、 "stationery" (文房具)と "stationary" (静止した)のどちらが形容詞なのか判断することもできます。

他に、 "their" / "they're" / "there" と "your" / "you're" もよく間違って使われる表現です。

【例】
・their / they're / there
・your / you're

アポストロフィの有無に関しては、何が略されているのかを考えてみるとミスも少なくなります。例えば、「あなたの」と言いたいときに "your" か "you're" か迷ったなら、 "you're" を分解して "you are" の略であるとわかれば、不適切だとすぐに判断できます。

"there" (そこ)と "their" (彼らの)の違いについては、 "there" には "here" (ここ)が含まれているから場所を指す、と語呂合わせ的に覚えることもできます。

④ 発音とスペルが異なる場合

日本人学習者にとってはカタカナの読みと異なる単語は難しく感じるかもしれません。ネイティブも同様に、発音とスペルのギャップに悩まされることが多いです。

【例】
Wednesday(ウェンズデー)
February(フェビュアリー)
island(アイランド)
colonel(カーネル)
knife(ナイフ)

「ウェンズデー」に謎の「d」が入っていたり、「島」という意味の「アイランド」には聞こえない「s」がありますね。

"colonel" は「大佐」という意味の他に、KFCのカーネル・サンダース氏の名前でもあります。どちらも発音は「カーネル」なのにスペルだけ見ると「コロネル」と読んでしまいそうになります。

このようなワードに関しては、残念ながら覚えるコツは特にありません。

"knife" "knee" "knit" のように、似たようなパターンがあったりはするのですが、どの単語の場合に適応されるのかは結局のところ覚えるしかないのです。たくさん読んで書いて、身につけましょう!

⑤ 間違った思い込み

これらは自分の英語に疑問を抱くことが少ないネイティブならではのミスと言えるかもしれませんが、発音のままにスペルしてしまい、存在しない表現になっている場合もあります。

【例】
(正) should've → (誤) should of
(正) one and the same → (誤) one in the same
(正) a lot → (誤) alot

例えば上の "should've" は発音すると"should of" (シュダヴ)に聞こえるため、 "of" を正しい表現だと思い込んでしまっている人もいます。同様に "one and the same" の "and" はネイティブが発音すると "in" とほぼ同じ音になるため間違えて書いてしまうことも。

必ずしも発音とスペルが一致するわけではないと理解しておけばこのミスの仕方は少ないかと思います。

まとめ

いかがでしたか?

実は、ネイティブがスペルミスをあえて修正しない場合もあります。例えばチャットやSNSでは、正しくは "it's" だとわかっていながら "its" とするなど、めんどくさがってアポストロフィを省略してしまったりします。同様にスラングや口語表現の場合は、従来のスペルではなく聞こえるままに表記することも多いです。

そういった事実からもわかるように、スペルが完璧に正しくないと言いたいことが伝わらないということはほとんどありません。ただし、一文字違うだけで全く異なる意味の言葉になることもあるので、ある程度は気をつけたいところです。

今回ご紹介した、ネイティブもよく間違えるスペルミスのパターンが少しでもみなさんの今後の学習の参考になれば幸いです。