西東 たまき
(更新)
「毎日占いをチェックしている」「占いがあるとつい見てしまう」という人は多いと思います。
外国の新聞や雑誌でも占いコーナーはつきものです。筆者の住む東アフリカ・タンザニアの新聞にも星占いが毎日載っていますよ!
毎日確実に英語に触れたいなら、普段見ている占いを英語のものに変えてみるのはどうでしょう?
ご存知の通り、占いには日常的な表現がたくさん出てきます。文章も短めで読みやすく、興味も手伝って英語の占いチェックは習慣にしやすいのではないでしょうか。
今回は、占いに関する一般的な英語表現や読み取りのポイントも織り交ぜながら、おすすめ占いサイト7選をご紹介します!
おすすめサイトで自分の運勢を見るために、まずは星占いには欠かせない「12星座」を英語でどのように表現するのかを確認しましょう。
英語では「12星座」を “zodiac” 、それぞれの星座のことを “(zodiac) sign” といいます。
日本語では「オリオン座」や「白鳥座」など、空の星座もまた「星座」と呼びますが、英語ではこれらの星座は “constellation” と呼んで区別します。
さて、自分の星座は英語で何と言うか分かりますか?
左から星座名(日本語)、星座名(英語)、形容詞形です。名詞、形容詞どちらにしても大文字から始まることに注意してください。
日本語 | 英語(名詞) | 英語(形容詞) |
おひつじ座 | Aries | Arian |
おうし座 | Taurus | Taurean |
ふたご座 | Gemini | Geminian |
かに座 | Cancer | Cancerian |
しし座 | Leo | Leonian |
おとめ座 | Virgo | Virgoan |
てんびん座 | Libra | Libran |
さそり座 | Scorpio | Scorpian |
いて座 | Sagittarius | Sagittarian |
やぎ座 | Capricorn | Capricornian |
みずがめ座 | Aquarius | Aquarian |
うお座 | Pisces | Piscean |
「カニ」といえども “crab” ではなく、「魚」といえども “fish” でないのは、英語の星座表記にはラテン語が使われているからです。
使い慣れない言葉がたくさんありますが、自分自身や気になる人の星座は覚えておくとよいですね!
「何座ですか?」
「やぎ座です。あなたは?」
さて、自分の星座の英語名を確認したところで早速おすすめの星占いサイトを紹介していきます。英語圏でも評判が高く人気のサイトを7つピックアップしました!
一般的に “weekly(週)” や “monthly(月)” 占いよりも、 “daily(日)” の方が文章が短くなっています。
占いに出てくる英語では特に、細やかな感情表現や性格を表す言葉が多く学べるのがポイントです。また、星占いだと惑星の名前や星の運行に関する表現など、普段触れる機会のない言葉がよく出るのも特徴です。
普段とは少し雰囲気の違う文章を楽しんでみてくださいね!
URL: https://www.astrologyzone.com/forecasts
アメリカで最も人気が高いと評される占星術師スーザン・ミラー(Susan Miller)の占いが読めるサイトがここです。
「今日の運勢」の閲覧は有料になりますが、「毎月の運勢」なら無料で読むことができます。文章は長いですが、寄り添い語りかけてくるような文章にはファンが多いのも納得。
イギリスの著名な占星術師ジョナサン・ケイナー(Jonathan Cainer)急死以来、甥のオスカー(Oscar)がジョナサンのスピリットをそのまま引継いだサイト。
独特の言葉選びと表現の文章が特徴で、英語の語彙と表現力の勉強にうってつけです。日本語版もあるので、分からないところがあったら和訳と比べることができるのも便利ですよ。
URL: https://www.horoscope.com/us/index.aspx
これも人気星占いランク上位のサイト。具体的な記述で分かりやすく、どう行動すべきかをガイドしてくれます。
分野別に相性の良い星座や、毎日のトータル運勢を星マークでランキングしてくれるなど、時間がないときでもサッと確認できるのも便利。干支占いも日替わりで見ることができるので、星占いと比べてみるのも楽しいかも?
URL: https://www.jessicaadams.com
2016年に、世界に向けて占いを発信し始めて20周年を迎えたオーストラリアの占星術師、ジェシカ・アダムス(Jessica Adams)。2017年には世界の占星術師ランキングトップ20の一人に挙がりました。
シンプルで端的な表現で記述された占い内容にあなたもきっと心当たりを感じるのでは。
URL: https://www.astroyogi.com/horoscopes
サイト名にある "Yogi" の文字から推測できるように、インドの占星術師の占いが読めるのがこのサイト。 "yogi" とは、ヨガを実践している人のこと。中でも女性の実践者は "yogini" とも呼ばれます。
ヨガ精神に通じるがごとく “body(体)” と “spirit(心)” 面にフォーカスした運勢を語ってくれます。その日、大事なことをするのに最も適したタイミングを時間帯で表示してくれるのもユニーク。
まるで女友達とおしゃべりしているように、おしゃれでチャーミングな記述の星占いが楽しめます。
具体的なアドバイスがドラマのシーンのように頭に浮かぶ文章を読んでいると、「自分の人生」というドラマのヒロイン気分で毎日を過ごせそう?
URL: https://www.astrology.com/horoscopes.html
こちらは、占いにありがちな抽象表現と分かりやすい具体的表現がちょうどよいバランスで含まれているので、英語初級~中級レベルの人におすすめです。
“Beauty(美)” “Business(ビジネス)” “Fitness(フィットネス)” “Travel(旅行)” などなど、いろいろな場面別運勢もあるので、気になる分野の運勢を個別にチェックできます。
ここからは、上記のサイトをより楽しく利用するために知っておくと良い英語表現をご紹介します。
「占い」は英語で “fortune telling(運勢を語る)” といいます。手相やカード、水晶玉など、あらゆるジャンルが含まれます。「占い師」は “fortune teller” です。
「占いを信じますか?」
「手相占い」もポピュラーですね。英語では “palm reading(手のひらを読む)” といいます。
でも、海外で最もポピュラーな占いは “horoscope(星占い/ホロスコープ)” です。 “horoscope” の代わりに “stars” と呼ぶことも多いです。日本で人気の血液型占いは、あいにく海外では見当たりません。
「毎日、占いを見ています」
「明日の私の運勢はどうなってる?」
少し硬い言葉「占星術」は、 “astrology” です。
“astro-” は “astronomy(天文学)” といった言葉にも見られるように、ギリシャ語源で「星、天体」の意味があります。ちなみに手塚治作の漫画『鉄腕アトム』は、英語では “Astro Boy” というタイトルで呼ばれているんですよ!
“-logy” は “psychology(心理学)” のように、「学問」を意味する言葉です。「占星術」は、星・天体の位置や動きから様々なことを読み取る「学問」の扱いなのです。
占いによくあるのは次のようなカテゴリーです。
占いの内容は “forecast(予報)” や “prediction(予測)” などと呼びます。
また、占いには期間がありますよね。英語では “daily(今日の運勢)” “weekly(今週の運勢)” “monthly(今月の運勢)” “yearly / annual(今年の運勢)” です。
占いで見てもらう将来の運命・・・。
英語だと「運命」を表現するには、 “destiny” や “fate” という言葉が使えます。
区別が微妙で難しいですが、 “destiny” には「決断の結果としての行方(ゆくえ)」、 “fate” には「あらかじめ決められた宿命(概して好ましくないもの)」といったニュアンスの違いがあります。
行動や決断によって努力・変更の余地があるのが “destiny” 、無いのが “fate” と言えるでしょう。
「私の運命の人」という場合、 “You are my destiny” とは言っても “You are my fate” とはあまり言われないことを考えると、違いを理解するヒントになるかもしれません。
「自分の運命は自分でコントロールせよ。さもないと他の誰かにコントロールされてしまうだろう」
*アメリカの実業家・ジャック・ウェルチ(Jack Welch)の有名な言葉です。
「それは完全に運命の皮肉でした」
「運命が変わるような」を意味する “life-changing” という形容詞も面白いですよね。
「私の今日の運勢によると、人生が変わるような出来事がまもなく起きるらしい」
以上、今回は占いに関する英語の説明と共に、おすすめ占いサイト7つをご紹介しました。
日本語では馴染みのある占い表現ですが、英語で親しむ機会は少ないかもしれませんね。英語の占いサイトはこの他にも限りなくたくさんあるので、自分にしっくり来るサイトを見つけてください。
占いの文章では、普段身近にある英文とは違った世界を垣間見ることができます。短文ながら印象的な言葉がちりばめられていることが多いので、勉強と実益を兼ねて英語の占いサイトを楽しんでみてくださいね!