Yukiko
(更新)
日本で使われるハンドサインやジェスチャーといえば、ピースサインやOKサインなどが定番でしょうか。
ではアメリカ人がよく使うものとしては、どのようなものを思い浮かべますか?
本記事では、英語が話せなくてもすぐに活用できる Non verbal communication skill「非言語コミュニケーションスキル」(=ジェスチャー)についてご紹介します。
ジェスチャーも重要なコミュニケーション方法の一つですし、会話に交えると表現が豊かになりますよ。
親指を上げて他の四本を曲げた "good" を表すサイン。
以前日本の芸人のエド・ハルミさんもやっていましたね。
認知度は高いですが、日本人同士でははなかなか使わないジェスチャーの一つではないでしょうか?
肩をすくめて、両手の手のひらを上に向けます。これは映画やドラマでよく見るけれど、日本の文化にはないですね。
やるだけで外人風に見えるジェスチャーの代表と言えばこれでしょう(笑)
「わからない」「困った」「絶望」「驚き」「あきらめ」など、自分の力ではどうにもすることができない事を表すしぐさです。
これを覚えておけば言葉が出なくても、気持ちを伝えることができますね。
こんなカニみたいな指をしながらしゃべっている人を見たことありませんか?
これは、ダブルクォーテーションマーク "double quotation marks"(二重引用符 = " ")を指で表したもので、"air quotes" と言います。
何か言葉を強調して言うとき、そしてその言葉をそのままの意味ではなく、ちょっと皮肉っぽいニュアンスを含む時に使います。
例えば "I think it's a great idea too." の "great" を指で "air quotes" したなら、「私もそれはいいアイデアだと思う(周りはそのアイデアを褒めるけど自分はあんまりそう思わないよ)」という感じです。
この指が出てきたら、何を言っているのか、どういう意味で使っているのか注意して聞いてみてくださいね。
"so-so" は「まあまあ」という意味です。
手のひらを下に向けてひらひらさせます。
よくもなければ悪くもない状態の時に使います。
「ビジネスは順調?」
「ぼちぼちです」(手をひらひらさせながら)
何かその通りであって欲しいことを言った時に、「不吉なことが起こりませんように!」という気持ちを込めて、何か木でできているものを拳でコンコンとノックします。
いわゆるおまじないのようなものです。
「雨が降らなかったら明日バーベキューパーティをしましょう」(コンコン)
手をグーにした状態から人差し指と小指の2本(または+親指の3本)を立てます。
これはロック好きの人達の間で生まれた表現で「カッコいい!」「最高!」「すごい!」と思った時に使います。
それだけでなく「やぁ!」「元気でね!」というように友達と会ったとき、別れるときにも使うようです。
ちなみに、こちらのハンドサインは国によってはよくない意味を持つこともあるので注意が必要です。
手をピストルの形にして自分の頭を撃つふりをします。
これはとっても疲れてしまっている時、とっても退屈な時、つまらない時などに使います。
「誰か私のこと銃で撃って!死んだ方がマシ」という感じでしょうか。
よく映画やドラマなどで銃を突きつけられて手を上げるシーン、一度はご覧になったことがある方は多いと思います。
手のひらを正面に向けて、両腕を肘でまげて手を上げた状態です。この場合は「撃たないで、何も手に持ってません」という意味です。
そしてもう一つ意味があります。
それは怒っている人に対して "whoa!”(ちょっとまって!落ち着いて!)と、人をなだめたり、止める時に使います。
人差し指や親指で首を切るマネ。
様々なシチュエーションでいろんな意味になると思いますが要は「お前はもう終わりだ」ということです。
「北斗の拳」のケンシロウも同じようなことを言ってましたね(笑)
それを言われた人は相当まずいことをしたか、相当怒りを買った人に違いありません。
いかがでしたか?
今回は感情を表すものをメインにピックアップしてみました。
ジェスチャーは文化の一部です。その意味を分かって初めて、お互いのコミュニケーションが成り立つこともあります。
まずはジェスチャーがどのような意味なのかを知ることで、TPOをわきまえて使えるようになり、会話が豊かになるでしょう。
あなたもジェスチャーで会話にスパイスを加えてみてはいかがでしょうか?