【歌舞伎・俳句・茶道】日本の伝統芸能を英語で説明してみよう!

日本の伝統芸能を英語で説明してみよう

海外の人に英語で日本文化を説明するとなったとき、どんな表現を使ったらいいだろうと考えますが、同時に、どこまで掘り下げて説明すればよいか、その範囲についても悩みませんか?

あまり奥深くまで説明すると話が複雑になってしまいますし、かといってある程度はルーツや背景にも触れないと十分伝わりません。

日本についての基礎知識がない人にも分かりやすく、なおかつ日本のことをもっと知りたいと思ってもらえるような説明が出来たらいいですよね。

本記事では日本の伝統芸能を英語でシンプルに説明するときのヒントをご紹介します。
 

日本の伝統芸能

日本の伝統芸能

「伝統芸能」は英語で “traditional arts” と表現します。

英語で日本文化を説明する上で、「発達する」という意味を持つ単語 “develop” はキーワードの一つといえるでしょう。

日本独自のスタイルが完成しているものでも、そのルーツは中国や韓国などにあるものが多いということを説明するのに使えます。“evolve”(進化する)という単語に置き換えることも出来るでしょう。

では早速ここからは、数々の伝統芸能を英語で簡単に説明するフレーズをご紹介して行きます。
 

Poetry(歌)

歌

あらためて「和歌」というなら “Japanese poetry” となります。

代表的な「歌」である「俳句」 “Haiku” と表記され、海外の教科書にも文学の一形態として紹介されているほど、すでに知られています。

教科書には、“Write your own haikus”(自分でも俳句を作ってみましょう)という課題も載っているので、親しんだことがあるという外国人もいるかもしれませんね。

ある教科書(Cambridge IGCSE First Language English)では、俳句は次のように説明されています。

短歌についても触れてみましょう。

 

Dancing(日本舞踊)

日本舞踊

外国人がよく知っている"Geisha"(芸者)と重ねて説明したら、具体的なイメージが浮かびやすいかも?

その一方で、盆踊りなど一般の人も楽しめるものもありますね。

“meanwhile”、“while”、“at the same time” などはどれも「その一方で」という意味になります。比較した表現をするのに使います。

 

Theatre(演劇)

演劇

日本の誇る伝統演劇「歌舞伎」“Kabuki” の表記で世界で通用しています。

海外公演も積極的に行われて来ました。初めての海外公演は、当時のソビエト連邦で行われた1928年にまでさかのぼります。

けれど、それだけでは特性が分かりませんね。歌舞伎役者の独特のスタイルについても触れておきたいところです。

古い歴史を持つ歌舞伎が今なお高い人気を保っているのは、常に新しいものを取り込み、進化し続けているからです。

フランス語の “avant-garde” は、カタカナでも「アバンギャルド」と書いて使われていますね。「アバン(前)」「ギャルド(衛)」という意味であることから、「前衛」と訳されることもあります。時代の最先端を行くスタイルのことです。

一方、あらゆる表現を極限まで簡素化した「能」は次のような説明が出来ます。

また、ユネスコの無形文化遺産は英語で “Intangible Cultural Heritage” といいます。日本からも歌舞伎、人形浄瑠璃文楽、能楽、雅楽のほか、いくつもの伝統芸能が登録されています。

 

Music(音楽)

音楽

独自の楽器と音階を持ち、独特のハーモニーがあるのが日本の伝統音楽だと伝えてみたいですね。

 

Flower arrangement(華道)

華道

「華道」「いけばな」を英語では “Flower arrangement” と呼びます。

でもこれだけでは、「いけばなのこころ」は伝わりそうもないですね。海外にも美しいフラワーアレンジメントの技術があります。日本の「いけばな」との違いを伝えなければなりません。

“unlike~”(~と異なり)も、他の文化との違いを述べるときに便利な単語です。

“minimalism”(ミニマリズム)とは、余計なものを排したスタイルのことです。これもまた、わびさびなどを含む日本文化の特質を説明するときのキーワードになるでしょう。
 

Tea ceremony(茶道)

茶道

“Zen”(禅)というのは海外でも広まっているコンセプトです。

英語で茶道の説明をするときも、“Zen” という言葉を使えばイメージを膨らませてもらえるのではないでしょうか。実際、茶道と禅には深い関わりがあります。次のような説明はどうでしょう?

歌舞伎の説明でも使った “in the spirit of ~”(~の精神をもって)というフレーズは、「目で見えるものの後ろに本当の意味を持たせる」といった日本文化の特徴を表現するのに使えます。

 

Kodo(香道)

香道

香りを「聞く」と表現する香道の繊細な世界も、知ってほしい日本文化の一つです。

 

まとめ

日本文化を説明しようとするとき、イメージとしては知っていたつもりでも、いざそれを言葉にするとなると、実はそう容易ではないことに気付くのではないでしょうか。

この記事では、英語で日本文化を語るときに知っていると便利なキーワードをご紹介しながら、様々な伝統芸能をかいつまんで説明するフレーズの例を挙げました。

それらをヒントに、皆さん独自の視点や知識を付け足して日本文化の魅力を伝えてください。