さな
(更新)
「英語学習アプリは試してみたけど、つまらなくてすぐ飽きちゃった」という経験はありませんか?
勉強をすることが目的ではなく、ゲームをやっているうちに楽しく英語力が身についたらいいですよね。
ファミコンからプレイステーション、近年ではXboxやNintendo Switchまで、最初のテレビゲームが発売されてから50年以上経ちますが、まだまだ進化し続けています。
ゲームの種類もたくさんあり、ひとりで楽しむストーリー性があるゲームから、家族や友人とワイワイしながら遊べるゲーム、そして英語の勉強に役立つゲームもあります。
今回は、ゲームを通して英語を学ぶメリット、作品の選び方、さらにゲームに関する英語表現をいくつかご紹介します。
ゲームを使った英語学習のメリットを述べる前に、まずは少しだけテレビゲームについての統計を紹介したいと思います。
テレビゲームの世界はこのような現状なんですね。
それでは本題に入りましょう。ゲームを使った英語学習法がなぜおすすめなのかを説明したいと思います!
勉強することが目的だと、長く続かない人も多いかと思います。
それでは「やりたいゲーム」をただやるだけで、気が付いたら自然と英語が身についている状態を想像してみてください。最高ですよね!
ゲーム中に何度も出てくる言葉や、ステージ名、アイテム名など、毎日見ているうちに自然と単語を覚えてしまうこともあるかと思います。これを繰り返し続けることによって、英語力は日々上達していきます。
ゲームにもよりますが、ひとりで遊ぶ場合は自分のペースで楽しめます。そのため、自由にゲームを止めて辞書を引いたり、画面の文字をゆっくり丁寧に読むこともできます。
周りの人に気を遣わず、自分の好きなようにゲームを満喫して英語の勉強ができるので、こういった点でもゲームを通した英語学習はおすすめです。
本を読むとき、文脈や話の流れで、知らない言葉が出てきてもなんとなく意味を想像できることってありませんか? ゲームも一緒です!
本に比べたら画面上での出来事やヒントが多いので、言葉の意味が想像しやすいかと思います。
キャラクターを操作しながら英語の字幕を読んだり、敵と戦いながら相手がなんと言っているのかを聞き取ったり、ゲームをしているときは脳が活発になりますよね。さらに母国語ではない言語でプレイすると、脳はかなり刺激されます。
ゲームに勝つとそもそも達成感は大きいですが、さらに新しい英単語を学んだり、いつも以上に英語のセリフが聞き取れると、より達成感がありますよね。この達成感は、ゲームを通して英語学習を続けるモチベーションにもつながると思います。
アメリカで統計されたデータによると、約70%の親は、テレビゲームは自分の子供にポジティブな影響を与えていると述べています。
たとえば、チーム戦では相手とコミュニケーションを取りながら戦います。そして、子供に頼まれて一緒にテレビゲームをする親も多いとのこと。週に1回でも、家族でゲームをすることで楽しくおしゃべりする機会ができると、絆が深まりますよね。
できる限り、ローカライズされているゲームを選びましょう。ローカライズとは、ある国で作られた製品を他の国でも使えるように、対象国の言語や文化に対応させることです。
例えば、Nintendoのサイトを見ると、英語が対応されている作品が紹介されています。このなかから選ぶことで、同じゲームを日本語でも英語でもプレイすることができます。
ゲーム内で対話をしながら進むアドベンチャーゲームや、プレイヤーがキャラクターを演じながらストーリーのなかで試練を越えるRPG (Role Playing Game) は会話文が他のゲームの種類より多いので、英語学習におすすめです。
ストーリー性があるため、まるで映画の字幕を見ているかのようにひたすら英語を読み続けることができます。
また、チーム戦やミニゲームが特徴的なパーティーゲームも、年齢に関係なく数人で遊べますし、セリフも多いので、英語学習に効果的です。
近年、ストーリー性のあるゲームが進化しているなか、特に「神ゲー」と絶賛されている「Detroit: Become Human」という作品がオススメの1つです。
舞台は近未来。人類とアンドロイド双方の未来がプレイヤーの手に託されるという設定のゲームです。物語が刺激的で、どのキャラクターを選んでも面白いので、クリアした後でもずっと頭の片隅に残るほど印象的なのだそう。
英語のセリフを聞き取る以外にも、このような楽しさがたくさん詰まっているので、ぜひ興味のある方は試してみてくださいね!
みんなでワイワイ遊ぶといえばマリオですよね!
そして盛り上がるゲームといえば、やはり「Super Mario Party(スーパー マリオパーティ)」です。
マリオ系のゲームは、英語がネイティブの人にも違和感がないくらい、自然でシンプルな英語を使います。世界中でプレイされているだけありますよね。年齢に関係なく遊べるというのも特長のひとつです。
楽しみながら、ぜひ英単語の勉強や聞き取りの練習に活用してみてください!
語学勉強がテーマのゲームタイトルもたくさんあります。英語を学ぶために作られた、子供でも英語初心者の大人でも楽しく学んで遊べるゲームを試してみるのもおすすめですよ。
たとえばこちらの「Influent」というゲームは、ボキャブラリーや発音を中心に、語学を学べるものとなっています。英語の他にもさまざまな言語を選ぶことも可能です。
こういったゲームを日々繰り返しプレイするだけで、語彙力をはじめ、英語力も気が付けば上達していると思います!
ダイアログとは、対話や会話を意味します。
ゲームをやっていると、キャラクター同士の会話がよく出てきますよね。長い場合はスキップしてしまいたくなりますが、そこを堪えて全部聞いてみてください。リスニングやリーディングの勉強に一番役立つコツです。
新ステージのルールや冒険の内容、またキャラクター同士の会話など、字幕が出るゲームは多いですよね。しかし、それを流し読みしてしまう人は少なくないと思います。
ここで強調したいポイントは、字幕をしっかり読むということです。流し読みはせず、単語をひとつひとつ読むことで、言葉の綴りや文章の流れが自然と頭に入り、英語力の向上につながります。
Game Over、You Win、Choose Your Player… これらは日本語のゲームでも目にすることがありますが、そのほかにもゲームを連想させるフレーズは思いつきますか?
ゲームの世界にはたくさんの専門用語があり、これらはSNSなどでゲーム以外の話題のときにも使われることがあります。今回は、そのなかから10件紹介したいと思います。
ほかにもゲームのときに使えるフレーズや表現はたくさんあります。もっと気になる方はぜひこちらの記事もご覧ください!
人がゲームをしながらひたすら喋っているだけの実況動画ですが、リスニングにはとても効果的です。たとえば、YouTubeで「game with commentary」と検索すると、数多くのゲーム実況動画が表示されます。
ネイティブの人の英語が聞けて、自分では持っていないゲームまで擬似体験ができるので、一石二鳥です。
そしてYouTubeのさらに良いところは、CC (Closed Caption) 字幕が出ることです。ほとんどの動画で出てくるのでとても便利。わからない言葉があれば、動画を止めてすぐ調べることもできます。
しかし、なかには早口の実況者もいるので要注意です。
さまざまな動画を見比べて、どの人の実況なら自分のレベルに合っているかを探ってみましょう。筆者的には、以下の動画は結構わかりやすいと思うので、ぜひ見てみてくださいね。
今回は、テレビゲームを通して英語を学ぶメリットやコツについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
教科書や学習アプリを開いてひたすら単語の暗記や文法の練習をするよりも、自然に楽しく学べるので、いいですよね。筆者もなんだかゲームをやりたくなってきました!
語学勉強は何かしらのメリットがあり、自分のなかでも何か意味がない限り、つまらなくて続かないことが多いと思います。
ゲームをすることでマルチタスク力が高まったり、家族や友人とコミュニケーションが取れたり、ストレスの発散もできたり、それと同時に語学勉強もできたらコスパが良すぎますね!
すぐにでも新しいゲームを手に取ってみてはいかがでしょうか?