masa osada
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「子どもに英語を習わせたい」と思い立ったはいいものの、教材や英会話スクールの価格を見て思わず「もし英語が嫌いだったら」「長続きしなかったら」と、躊躇してしまう親御さんもいるかと思います。
確かに雑誌などで紹介されている有名どころの英語教材は買い取りのもので数万円から15万円するものもあるほど。英語を好きかどうかわからない小さな子どもにはじめさせるには、なかなか覚悟が必要かもしれません。
そこで今回は、無料ではじめられる英語教材&学習法を7つ紹介します。まずは気軽にチェックしてみてくださいね!
日本では英語などの第二言語は読み書きから習わせる方法が一般的ですね。しかし、日本語や英語に関わらず、母国語を身につけるときは、はじめは耳で聞いた言葉の発音や言葉のリズムを覚え、読み書きは一番最後に教わります。
そこで子どもが英語を習うときは、ネイティブの子どもと同じ順番で耳から英語を学ぶことで、より正確な発音や英語特有のリズムを身に付けられるようになります。
最初は、楽しい音楽やおもしろい物語を通してたくさんの英語に触れ、英語に親しみを持ってもらうことが重要です。
親子で一緒に動画を見て笑ったり、歌を歌ったりするなかで徐々に英語を覚えていきましょう。
「Sesame Street(セサミストリート)」といえば、1969年にアメリカで放送がはじまって以来、今では世界140の国と地域で愛され続けている世界でもっとも有名な子供向け番組の1つです。
セサミストリートには、2015年大ヒットした"Happy"の名曲で知られるファレル・ウィリアムスをはじめとして、ビヨンセやノラ・ジョーンズなど数えきれないほどの有名人も出演しています。
Youtubeの専用チャンネルでは歌や物語が毎週何本も公開されています。
また公式チャンネルには、動画以外にも登場キャラクターを使った簡単な英語のゲームなども満載です。
日本語版もありますが、「英語を学ぶ」なら、やはりオリジナルの英語版を観ることをお勧めします。
「Pancake Manor(パンケーキマナー)」はカナダ人が制作する子供向け番組です。Sesame Streetと違いテレビ放送はされておらず、公式ウェブサイトやYoutubeを中心に配信されています。
動画は主にポップな歌が中心で、小さな子どもたちが好きになってくれそうな曲が盛りたくさんです。
英語の童謡ばかりを集めたYoutubeチャンネル「Super Simple Songs(スーパーシンプルソングス)」。上で紹介したYoutubeチャンネルの動画は字幕が出ないのに対し、Super Simple Songsは画面右下のアイコンをクリックすると字幕を出せる仕様なので、歌詞を見て子どもと一緒に歌うこともできます。
曲によっては1億回以上再生されている動画もあることから、その人気ぶりがうかがえます。
Peppa Pig(ペッパピッグ)はイギリスで制作され、その後180の国と地域で放送された世界的に有名なアニメーションです。もともとは子ども向けに作られたアニメーションですが、さまざまな言い回しも登場するので、大人が見てもじゅうぶん英語の勉強になりますよ。
日本でも絵本やDVDが販売されているので、子どもが気に入った様子なら、テレビの大画面でDVDを見せたり、絵本を読み聞かせてあげることもできますね。
また公式ページにはペッパピッグの登場キャラクターを使ったゲームや、印刷して使えるぬり絵などもあります。
英語の動画や音楽に触れてある程度英語に慣れてきたら、次に試してみたいのがフラッシュカードです。
フラッシュカードとは、ものを表す文字や絵柄が描かれたカードのこと。ものの名前を覚えるためによく使われます。
遊び方はテーブルの上に広げて読み上げていったり、文字とイラストで2枚一組の場合はカルタや神経衰弱の要領で遊ぶことができます。
数多くの英語教材を出版する旺文社が運営するウェブサイト「ハピラボ」では、英語教育をサポートするコンテンツを発信しており、フラッシュカード(このサイトでは絵カードと呼びます)を無料でダウンロードすることができます。
絵カードは豊富な種類が取り揃えられており、食べ物だけでなく、動物やスポーツ、服装、文房具、乗り物など全部で23カテゴリーがあります。
他にもハピラボでは絵カードで学習した単語を復習するための「単語クイズ」なども用意されているので、ゲーム感覚で遊びながら自然とたくさんの単語を覚えることができます。
ESL FLASHCARDSは英語を母国語としない英語学習者を対象としたフラッシュカード専門サイトです。
△Webサイトより
色(Colors)、食べ物(Countable Food)や動作(Actions)といった幼児向けのものから、怪我・病気(Injuries and Illnesses)、前置詞(Prepositions)など大人も勉強になるフラッシュカードまで全部で60種類も無料でダウンロードすることができます。
「折り紙で英語を学ぶ」と言ってもあまりピンとこないかもしれませんね。
実は折り紙は海外の子どもたちのあいだでも人気のある遊びの1つで、日本語の「折り紙」がそのまま"Origami"という英単語になっています。
折り紙を通して、基本的な動詞「折る fold」や「開く open」「描く draw」などを学ぶことができます。
例えば折り紙を折るとき以下のような表現がよく出てきます。
1. 半分に折る … fold in half
2. 開いて袋を潰す … open and flatten the pocket
3. 〇〇を描く … draw a 〇〇
4. ひっくり返す … turn over
子どもにとっても、「英語で折り紙を折れた」ことが大きな自信に繋がります。
ORIGAMI CLUBは英語はもちろん、日本語、中国語、スペイン語など8カ国語に対応した世界有数の折り紙サイトです。
日本の伝統的な折り鶴や奴さん、紙飛行機の折り方、その他ハロウィンやクリスマスで使えるものまで掲載されています。
△Webサイトより
これから英語学習をはじめる子どもが、楽しく学べるような教材7つを紹介しました。今回は動画やWebサイトからダウンロードする教材でしたが、図書館で幼児向けの英語書籍を借りたり、有料英語教材の無料体験版を試すこともできますよ。
また、DMM英会話ではキッズ向け教材も多数用意しております。
無料体験レッスンもありますので、ぜひ、いろいろ試してみてくださいね!