【中学英語のやり直し】大人が続けられるツールとメソッド総まとめ

中学英語のやり直し:大人が続けられるツールとメソッド

「もっと英語が話せたら…」
「学生のときにもっとしっかり英語の勉強をしておけばよかった…」

グローバル化が進む近年、このように思う瞬間は誰にでもあると思います。だからこそ、大人になって英語を勉強し直しているという人が近年増えてきました。

しかし、いざ勉強しなおそうと思っても、どこから手をつけていいのかわからないという人が多くいるのも事実。そこで、とりあえず中学英語からやり直そうという方はとても多いです。

実際、「中学英語からやり直し」などを謳った参考書をたくさん見かけます。確かに、中学英語は英語を習得する上でとても大切。しかし、中学英語を時間をかけて完璧にやり直すことが、必ずしも英語が話せるようになる近道というわけではありません。

言語は習得するのには、どうしても時間がかります。特に大人になると、仕事などで英語学習を続けていく時間と余裕がなかなかない上に、子供のころに比べて記憶力の衰えも感じる人が多くいるでしょう。

ですが、そんな中でも英語学習を無理なく続けていくことは可能なのです。そこで今回は、中学英語のやり直し:大人が続けられるツールとメソッドについてまとめていきたいと思います。
 

なぜ中学英語をやり直すべきなのか

なぜ中学英語をやり直すべきなのか

「中学英語」とは

これまでの中学英語は、英語を習得するのにとても大切な文法の基礎と必要最低限の単語に焦点を置いていました。そして、そこから得られるスキルとしては、ライティングとリーディングがメインでした。

しかし近年、グローバル化が進み、英語でのさらなるコミュニケーション能力(話す、聞く)が求められるようになったため、この指導要項が問題視されてきていたことは、みなさんもご存知かと思います。

そんな中、2020年以降は小学校でも英語の授業が導入され、日本もいよいよ英語教育に対する取り組みに力を入れてきています。

また、中学校においても、読み書き能力向上のみに特化された指導法ではなく、「読む、書く、聞く、話す」の4つの能力向上を目指した新指導要項が2021年から導入されます。
 

■英単語

英単語なしでは、英語が話せないのは当然のこと。英語で日常会話をするのに必要な単語数は2000語と言われています。

そこで考えてみてください。2020年からは小学校で英語の授業がスタートし、600〜700語の単語を学びます。そして2021年からは中学校で新指導要項の英語の授業がスタートし、1,600〜1,800語もの単語を学ぶようになります。

この単語数に注目して考えてみると、理論上は中学までで習う単語さえ覚えていれば、日常会話は問題なくできるということになりますよね? そして実際、その通りなのです。
 

■英文法

英文法は、英語でコミュニケーションを図る上での基礎を作るものです。正しい英文法なしでは、自分の伝えたいことを相手にうまく伝えることができません。

もちろん、間違った英文法や単語のみでもコミュニケーションは可能になります。しかし、正しく伝わる確率が減るのでテンポの良いコミュニケーションはとれません。

中学校で学ぶ英文法は、日常会話が問題なくできる範囲で構成されています。そのため、高校以上で習うような難しい英文法は正直言って、絶対に必要なわけではないのです。
 

なぜ中学英語をやり直すのか

なぜ中学英語をやり直すのか

さて、中学英語は主に文法と単語に重きを置いていると説明しました。しかし、中学校で英語を学習して、それだけで「英語が話せるようになった」という人はあまりいないように感じます。

では、実際に中学英語をやり直す必要があるのでしょうか?

まず、大人になってから英語を勉強し直そうとしている人の大半の理由は、キャリアアップを含め、「仕事で必要だから」だと思います。

最近ではグローバル化を目指している企業が多く、就職時にTOEICのスコアが必要だったり、実際の話すスキルやメールなどのやり取りのためのライティングなど、実践的なスキルが必要になってくる企業が多いようです。

つまり、大人になってからの英語は「試験のため」という場合ももちろんありますが、「コミュニケーションをとる」という実用的で実践的なことが最大の目的になっているのです。

仕事でも趣味でも、積極的に英語でコミュニケーションをとるには、リスニングとスピーキングのスキルが必須になってきます。どちらのスキルも中学校の英語の授業だけでは習得できなかったものですが、中学英語の知識(単語と文法の基礎)なしでは習得は難しいです。

実際、単語が分からなければ相手の言っていることも分からないですし、文法を知らなければ自分で文章を作って会話をしたり、メールを書いたりすることも不可能になります。よって、中学英語をやり直すことはとても大切なのです。

だからと言って、「中学英語を1から10まで完璧にやり直さないといけない」ということはではありません。実際に英語を使っていきながら、曖昧なところだけを見直していくだけで十分だと考えます。

あとは積極的に、その文法と単語を声に出して使う練習(アウトプット)に時間を費やしたいところです。
 

中学英語のやり直しにオススメの教材5選

中学英語のやり直しにおすすめの教材5選

YouTube

最近注目を集めている「YouTube」は、無料で見られるだけでなく、いろいろなチャンネルがあり、英語学習にも活用することができます。

英語ひとつのカテゴリーで絞ってみても、英文法をわかりやすく説明しているもの、発音矯正重視のもの、役立つ英語表現を紹介しているもの、映画のシーンなどを使って細かくセリフで使われている英語を説明しているもの、よくある英語の間違った表現を紹介しているものなど、本当にさまざまです。

自分に合ったチャンネルを見つけることができるのも、YouTubeのいいところだと思います。

また、海外のユーチューバーさんの動画を英語で見ることによって、リスニングの練習としても活用できます。一本の動画が5分〜15分程度ということもあり、隙間時間を有効に使って勉強が出来るのもいいですね!

下記はやり直し英語でオススメの英語系YouTubeチャンネルです:

海外の英語学習YouTubeチャンネル

英語脳を鍛えるのに最適! 海外の英語学習YouTubeチャンネル5選

February 17, 2020
 

LLN(Language Learning with Netflix)

LLN (Language Learning with Netflix)

「Netflix」のアカウントを持っている人なら誰でも無料で利用できる「LLN(Language Learning with Netflix)」というサービス(拡張機能)をご存知ですか?

映画や海外のテレビ番組、ドラマシリーズなどを見ることは、実用的な英語を学ぶのにもってこいの方法です。

ですが、なかなかセリフについていけなかったり、言っている意味がわからなかったりと、「1〜2時間無駄に終わってしまった」という苦い思い出がある方は少なくないでしょう。

そこで便利になってくるのが、このサービスです。

LLNを使うと、映画などを見るときに英語と日本語の字幕表示を同時に出来るほか、セリフごとに巻き戻し、繰り返し、早送りなどもでき、一つ一つのセリフを細かく見ていくことが出来ます。

また、右側にすべてのセリフが英語で表示され、セリフをクリックするとすぐに音声を確認できたり、オプションで再生速度を調整する機能まであります。

さらに、単語をクリックすると意味が表示される辞書機能もついており、英語学習にはもってこいのサービスになっています。好きな映画やドラマを観ながら楽しく英語の勉強がしたいという方にぴったりです。

LLNについての詳細や、英語学習にオススメのNetflix作品はこちらの記事で紹介しています。

Netflixを使った効果抜群の英語学習法とオススメ作品20選

January 13, 2021
 

iKnow!(アプリ)

「iKnow」は、DMM英会話が提供している英語学習アプリ。DMM英会話有料会員の方は無料で利用でき、「忘れかけたころ」に復習ができるようになっています。

TOEICやビジネス英語など、目的に応じたコンテンツが豊富で、単語力、文法、リスニング力をバランスよく鍛えていくことができます。また、単語を例文と一緒に覚えられることもでき、新しい単語の使い方も一緒に身につけることができるのもオススメポイントです。

▼「iKnow」はこちら
https://iknow.jp/ 

Duolingo(アプリ)

「Duolingo」は無料で英語学習ができるアプリで、リーディング、リスニング、スピーキングをゲーム感覚で鍛えることができます。

無料ということもあり、音声がいまいち綺麗じゃないなどのデメリットもありますが、無料のアプリを使って中学英語をやり直したいという方にはオススメです。
 

Mikan(アプリ)

「Mikan」は英単語の学習ができるアプリで、とにかく語彙力を鍛えたいという方にオススメです。

使い方もシンプルで、出てくる英単語の意味を4つの日本語の中から選びます。例文がない分、単語の使い方の練習はできませんが、通勤中などのちょっとした時間に単語を覚えるのに有効的です。
 

【厳選】大人の中学英語やり直しメソッド

【厳選】大人の中学英語やり直しメソッド

続いて、効率よく英語が身につく、やり直しメソッドを厳選して紹介していきます。
 

音読

「何から始めていいかわからない」という方は、まずは音読の習慣付けから始めましょう。

よく「リーディングとライティングはできるけど、スピーキングとリスニングがダメなんです」という方がいます。それは今までの学習方法が強く関係しており、淡々と机に向かって勉強する(インプット)学習スタイルでは、頭、口、そして耳がバランスよく英語に触れることができていなかったためです。

英語を実践的に使えるようになるには、耳で聞いて頭で理解し、文を作って口で話すという過程すべてを鍛えることが大切になってきます。そのためには、音読が有効的です。

簡単な例文でもいいので、頭の中で情景を思い描きながら文章を音読してみてください。例文を見ずに完璧に言えるようになる(口が勝手に喋り出す)まで何度も同じ例文を音読すると、頭、口、耳がその例文に慣れ、いざ使いたいときに自然と口から出てくるようになります。

また、同じ文を聞いたときに、瞬時に意味を理解することができるようになります。さらに、たくさんの例文に触れることにより、英語の文の構成がどのようにできているのか(語順がどうなっているのか)がわかるようになってくるので、自分で文章を作りやすくなります。

感情を意識した3つの総合的な訓練方法

英語音読の総仕上げ!「感情」を意識した3つの総合的な訓練方法【英語音読トレーニング vol.3】

October 2, 2019
 

英語日記

英語で日記を書くことは、ライティング力を向上させるのにとても良い方法だと思います。

出来るだけ毎日英語で日記を書き、講師や、英語のできる友達などに添削してもらいましょう。

適当に与えられた、使うかもわからない日本語の文章を英文に直すよりも、自分の思っていることや、その日の出来事など、実際に話す機会がありそうな内容で文を作る練習ができるので、効率よく実用的な文章や英語表現を学ぶことができます。

英語日記のイロハ

オンライン英会話で始める英語日記のイロハ【添削依頼フレーズつき】

May 28, 2020
 

瞬間英単語・英作文

瞬間英単語・英文

英語の日記のように、時間をかけて文章を作る練習もいいのですが、実際に相手がいる状態でコミュニケーションをとる場合は、瞬時に英文を作って言うというスキルが必要になってきます。

しかしこれも、練習なしでは出来るようになりません。

まだ文章を作るのが難しいと言う方は、ふと思い立ったときにでも目に写ったものすべてを英単語で言ってみるという練習をしてみてください。わからなかった単語はその都度音声と一緒に調べて、次に目に写ったときには言えるようにしましょう。

単語がある程度すらすら出てくるようになったら、今度は目に写ったものを使って瞬時に簡単な文章を作る練習に移行します。

言い方がわからなかった場合は、その都度調べますが、このとき、Google翻訳は使わないようにしましょう。Google翻訳を使ってしまうと、日本語から英語に直訳されすぎていて、不自然な表現になってしまうことがほとんどです。

インターネットにて英語表現を調べるには、海外経験のあるライターさんなどが詳しく英語の説明をしているブログや、オンライン英会話メディアなどが提供しているブログ記事を利用することをオススメします。

中でも、DMM英会話の「なんてuKnow?」は、いろいろな英語表現を英語のプロに質問できたり、他の学習者さんの質問への答えを確認できたりと、とても便利。

簡単な英文が出てくるようになったら作る文を少しずつ長くしていき、最終的に考え事まで英語でできるようになると、英語脳完成間近です。
 

聞き流さないリスニング

実際に話す練習も大切である一方、コミュニケーションを図る上で、リスニングもスピーキングと同じように大事になってきます。相手の言っていることが理解できなければ、会話は成り立ちません。

そのため、リスニング力を上げる練習も欠かせません。では、どうしたらリスニング力が身につくのでしょうか?

よく、「聞き流し英会話」などを謳った教材がありますが、実際聞き流しただけでは、はっきり言ってリスニング力は身につきません。そこで、聞き流さないリスニングの練習がオススメ。

このとき意識したいのは、聞こえてきた英単語から、(日本語を介さずに)頭の中で情景を描いて内容を理解するということです。

聞こえてきた単語をいちいち日本語に直していては、理解するのに時間がかかったり、前の単語を意識しすぎて次の単語が聞き取れなかったりと、コミュニケーションに遅れが出てしまいます。頭の中でイメージを思い浮かべることによって、瞬時に内容を理解することが可能になります。

しかしこの方法も最初のうちは頭が慣れていないため、難しく感じてしまうと思います。短くて簡単な文章から練習していき、少しずつ慣らしていきましょう。

リスニングはやればやるほど身についてくるので、YouTubeや映画などを活用しながら、出来るだけ多くの英語を聞くことをオススメします。
 

中学英語をベースに大人に適した学習を

中学英語は英語を活用するために必要な基礎であり、英語を話す上でとても大切だとお話しました。

しかし、中学時代の勉強方法では、リスニングやスピーキングを伸ばすことはできませんでしたよね?

また、何より勉強はつまらなくて苦でしかなかったと感じている人も多いでしょう。しかし、大人でも続けられるツールとメソッドはいくらでもあります。

大人になって英語を学び直す際には、学校ではしてこなかったアウトプットの練習を重視すると、実際に英語を使えるようになるでしょう。

学生のころとは少し違った方法で、やり直し英語を成功させましょう!