俳優や女優になりきり英語学習!音読をするときのポイントとは?

音読で英語を身に着ける方法

 

知夏 七未
上智大学英語科卒。在学中のNYダンス生活を経て、帰国後はショー活動と国際交流活動とを同時に実現できるミスコン世界大会や文化団体”美JAPON”に参加。日本の美しさを世界に、世界の楽しさを日本に伝えることを目標に活動しつつ、現在企業向けビジネス英語クラス等を展開するほか英字新聞 The Japan Timesに英語教材を毎週連載中。日本文化の美しさを海外に伝え広め、英語クラスなどを通じて世界へのわくわく感を日本に伝え広めるのことが目標。
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こんにちは!知夏七未です。
気付けばもう6月、
春から新生活を始められた皆さんも、
だいぶ新しい環境にも慣れてきたと思います。
気持ちにも余裕がでて、
ますます英語学習にも気合が入っているんじゃないでしょうか ?

ところで、皆さんは英語学習するうえで、
どのような方法をとっていますか?

今日は、今まで色々な学習方法を試してきた中で、
「一番、力がついた!」と感じた学習方法についてお話します。

それは“音読”

私は、日本の普通学校で中学生から英語を学び、
留学もしないまま、英語漬けの大学に入りました。
そんな私が一番熱心に取組み、
そして、そのおかげで今の自分があると感じている方法です。

 
音読のメリットは主に

この4つです。

以前DMM英会話さんでインタビューして頂いた際にも少し音読について話していますが、今日はより深く音読の魅力についてフォーカスしたいと思います。

同じ文章を繰り返し何度も読む

音読をするうえで重要なポイントは

“同じ文章を繰り返し何度も読むこと”

しかし、ただ繰り返し読むだけでは成長しません。
そこで、"同じ文章を繰り返し何度も読むうえで意識すべき2つのポイント"

“自分を舞台俳優/女優、音読する素材を台本だと想像すること”
“ネイティブのように読もうとすること”

なんです。
これらのポイントと、先ほど述べた ”音読をすることで習得できるメリット” の関係について詳しくお話します。

1.自分を舞台俳優/女優、音読する素材を台本だと想像すること

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単語、言い回しが身につく

音読する素材をお芝居の台本だと思って、繰り返し練習することが第一のポイント。

手当たり次第に色々なものを取り組むよりも、
効果が出るまで辛抱して、
一つのものにじっくりと時間をかけた方が身につきます。

これはテキストにしても、学習メソッドにしても、
そして音読するときの素材にしても共通です。

音読をする時は、少なくとも同じ文章を100回は声に出して読んでほしいです。

皆さんが、
お芝居を控えた舞台俳優/女優になったと想像してみてください。
当然、本番に台本は持って行けませんから、
セリフを覚えなくてはなりませんよね。

そのために、日本語のお芝居だとしても、
何度も何度も台本を読み、練習を重ねると思います。
知らない言葉や、読めない漢字は調べるでしょう。

そして、最初は知らない言葉や、読めない漢字も、
繰り返し読んでいる間に体に馴染んでいきます。
更に繰り返せば、
セリフの文章丸ごとが体に馴染んできます。

逆に言えば、
馴染んでいない間は練習が足りていないということ。

皆さんが舞台俳優であれば、
もうすっかり台本に書いてあることが、
口を突いて出てくるようになったと思うまで練習をするでしょう。

同じことを英語の音読でも心がけて頂きたいのです。

何度も何度も、台本を読み込むように、
同じ文章を繰り返すことで
単語、言い回しが身につきます。
 
 

文法の正しいパターン

「自分の言葉で、言いたいことが英語で話せるようになってきた」
という初中級者の方がステップアップをする時は、
音読が最も効果を発揮できるステージではないかと考えています。

この時期は、単語を並べることである程度は通じますが、
正しい文章は作れていない、
という“組立て力不足”の方が多いのです。

正しい英文を何度も声に出し、
文章そのものを身に染み込ませることで、
正しい文章の並べ方が身につきます。

正しい文章のパターンが身につけば、
動詞を変えたり詳細を付け加えたりするだけで、
“自分の発言”を組み立てられるようになります。

単語や熟語はもちろん、
それらの言葉の正しい並べ方、組み立て方を体で覚えることで、
一気に英語学習上達への道を駆け上がることができるのです。

ネイティブになりきる

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スムーズに話すことができるようになる

皆さんがお芝居をする時、棒読みをする訳にはいきませんよね。
登場人物になりきって抑揚をつけてみたり、
方言があればその地方の人のように真似てみるはずです。
これを繰り返し練習することで“その登場人物らしく”話せるようになります。

英会話も同じなんです。

ネイティブイングリッシュスピーカーの役が来たと思って、
その役を演じるように音読すれば、
スムーズに英語が話せる自分に近づいていきます。

しかし実は、
“ 英語がぺらぺらになること ” は
“ 英語ができる人になる ” 上での必須事項ではありません。

英語がぺらぺらでなくても、
ゆっくり、つっかえながらでも、
充分やっていけるものなのです。

実際、企業での英語講師をしていても、
人事の方からのリクエストは、
社員の皆さんの英語力を “ 海外で通じる程度まで上げたい ”
というものがほぼ100%で、
ぺらぺらになってほしいとは期待していらっしゃらないようです。
ネイティブのように話せなくても、
日本人なまりの英語でも、通じてしまえば問題はないからです。

しかし私は、英語学習者の皆さんに
ネイティブのように音読して下さい
とお伝えしています。

なぜなら、
実は音読によって一番重要な効果がでる英語スキルは、
スピーキング力以上にリスニング力なんです。

自分が喋れる速さの英語は聞きとり、理解することができます。
ネイティブの英語を聞く力を養うために、
音読を“ネイティブのように”を意識して実践してほしいのです。

聞き取り能力の上達

まず、ネイティブのように読むとはどういうことか見ていきましょう。

例えば、

" This is an apple. "

この文章をどう読みますか?
日本語らしいカタカナ読みにすると

" ディス イズ アン アップル "
ですね。

しかし、ネイティブはそんな風には読みません。
ブログの文面上でお伝えするのは大変ですが、

" ディスィザナッポゥ " のように読んでいます。

" This is an apple " をカタカナ読みしている間は、
" ディスィザナッポゥ " と言われても
呪文のようにしか聞こえません。
頭の中で文字へと変換できないのです。

しかし、自分が " ディスィザナッポゥ " とネイティブのように言い出すと、
" ディスィザナッポゥ " と言われても
" This is an apple. " だと理解できるようになるのです。

文字から音声に変換できないものを、
音声から文字に頭で書き起こすのは非常に難しいことです。

自分がネイティブのように音読できないものは、
ネイティブが話しても脳内変換できない=理解できない 
ものだと思ってください。

音読していても、最初はつっかかり、ゆっくりでしか読めません。
その速度が、今、頭の中で書き起こしができる最大限の速さです。

音読は文字を見ながら声に出し、その声を耳で聞いています。
見る、声に出す、声を聞くという3つの感覚を使い、
この感覚を研ぎ澄ませていくと、
この文章はこういう音で読まれる、という事が分かり、
音声を文字に書き起こすことができるようになります。

自分がすらすら読めるようになってくると、
同じ文章をネイティブが流暢に読んでも理解できるはずです。

このトレーニングを重ねるうちに、
自分が読んだことのない話でも、
耳から入った英語を解析し理解できるようになります。

皆さん自身が英語をぺらぺらと話す必要はありませんが、
ネイティブのぺらぺらの英語を聞く必要はあります。

耳を鍛える、という理由から、音読の時には
" ネイティブのように読む " ことを意識して下さい。

コツは単語の足し引き算

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では、どのように、ネイティブのように読む練習をするのでしょうか?
コツは、音の足し算と引き算です。

音の足し算とは、単語と単語を足して一つの言葉のように発声する事。

特に「a i u e o」の母音で始まる言葉は、
基本的に前の言葉とくっついて発されることが多いのです。

例えば先ほどの" This is an apple. "

それぞれの単語の間にスペースがあると
" ディス イズ アン アップル " と読みたくなりますが、

" Thisisanapple " とスペースをなくしてしまうと、
カタカナ読みでも「ディシサナップル」 となります。

" ディス イズ アン アップル " よりネイティブっぽい気がしませんか?

 
次に、音の引き算とは、単語のアクセントが無いところ、特に語尾のカタカナを消してみる事です。

例えば、先ほどの " apple " は、普通に読むと " アップル " ですが、
" ル " を強く読むといかにもカタカナ英語に聞こえてしまいます。
しかし、" ル " をぐっと押し殺し気味にすると、
それだけでも、よりネイティブっぽく聞こえるのです。

" English " も " イングリッシュ " の “ シュ ” を強調せず、
" イングリッ " くらいの方がそれっぽく聞こえます。
(消えそうな程度で " シュ " を発するイメージです。)

頭の中でこの計算がぱっとできるようになり、
それが、口からすっと出てくるようになれば、英語会得までもうすぐ。

どう読めばネイティブのような音になるのか把握して、
初めは、短い文章をネイティブのように繰り返すと、
誰でも英語を会得することができるはずです。

とは言え、自分の足し算引き算だけで訓練をするのは正直言って大変な事です。
新聞や雑誌に音声はついていないし、ニュースでは音声はあるけど原稿がない。
私も、この読み方でいいかな?と不安になるたびに、
この文章を読んでくれるイングリッシュスピーカーのお手本があれば、
と思っていました。

当時の私がオンライン英会話でマンツーマンレッスンを受けていたなら、
絶対に “ この文章を読んでみて! ” とリクエストしていたでしょう。
先生に随時、発音チェックしてもらったり、
先生と一緒に読んでスピードについていけるようにするのも良い刺激になりそうです。

最後に

newspaper

私は、熱心に音読学習をしていた頃、時事問題のニュース記事をよく読んでいました。
文字量にしておそらく500字程度の短い記事を一日100回

オンライン英会話もなく、完全独学だったので、文面とにらめっこをし、
海外ニュース番組のキャスターになったつもりで、
音の足し算引き算を、自分なりに工夫しながら英文を読んでました。

これを1週間続け、週が変わると次の記事を選ぶというサイクルです。
ものすごく地道な作業ですが、
これだけ練習をすれば、読んだ英文記事は体に馴染み、確実に力はつきました。

一番初めに取り組んだ “ Controversy over~ ” で始まる記事は、その内容も、
当時は知らなかったcontroversy=論争と言う言葉を体得した経験も、鮮明に覚えています。

音読は恥ずかしい、苦手、と言う方も多いですが
目だけを使って勉強するのと、
目、声、耳を使うのとではその差は歴然。

是非、恥ずかしがらず、音読の習慣を身につけてほしいと思います。

DMM英会話ブログの私のもう一つの連載、世界の美女たちから自分の国の魅力を教えてもらうシリーズ、" World Beauties "も是非読んでみてくださいね!
一対一の対話式のブログで、素の彼女たちを感じることができます。
そして、このブログは、私たちの対話が英語のまま載った日英ブログなんです。
是非皆さん、和訳を読まずに読めるかチャレンジしてみてください!

英語が出来たら、世界中のドキドキワクワクすることがぐっと身近になります。
これからもそんな楽しさを、是非皆さんと共有していけたらいいなと思います。

それではまた、See you~!