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「今、一番効果的な英語学習とは?」英語学習・留学サービスを牽引する3名が徹底議論!

「今、一番効果的な英語学習とは?」英語学習・留学サービスを牽引する3名が徹底議論!

「効果的な英語学習って何だろう?」

これは英語を学ぶ人の永遠のテーマなのではないでしょうか。
人間誰しも、最短ルートで最小限の努力で目的を達成したいもの。

では、いわば英語学習のプロとも言える英語学習サービスを展開する会社の代表の方たちは、それについてどのように考えているのか、気になりますよね。

今回は、11月3日 School With 主催「フィリピン留学フェア2016」の中で、「今、一番効果的な英語学習」をテーマに、英語学習・留学サービスを展開する3社の代表が集まって行われたトークセッションの模様をまとめました。

英語をこれから始める方も、今まさに英語学習中の方も、きっと役立つ情報に出会えるはずです!

英会話はスポーツと同じ。

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太田:英単語学習アプリ「mikan」を展開されている宇佐美さんに質問なんですが、英単語学習においては何が一番大事なんですか?

宇佐美:単語を何回見るかが覚えられるかどうかに直結すると思っています。
1回見ただけで全て覚えられる天才なんていないので。
でも1回見て覚えられなくても、10回見たら覚えられるじゃないですか。

だから何回もやることがとにかく大事で、テストじゃないので全然間違えてもいいんですよね。間違えるのも覚える過程の一つなので。

太田:なるほど。単語帳だけじゃなく文法書も、一つ一つを完璧に覚えようとするんじゃなくて、まずは全部一通りやって、2周目3周目をやろうっていうのがセオリーですよね。

やっぱり英語学習においても反復が大事で、一個一個をちゃんと覚えるというよりも、とにかく何回転も見てみる、使ってみるというのが大事だと思うので、そういうところはみなさんの今後の英語学習には役立ててもらえるんじゃないかなと思います。

上澤さんのされているDMM英会話では、実際にユーザーさんが、だいたい何ヶ月くらい続けるとこれくらい上達するとか、その辺の効果はどんな感じなんですか?

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上澤とにかく最初の3ヶ月はものすごい上達しますね。特にこれまで英会話をやってこなかった人はすぐに伸びます。真っ直ぐ直線的に上達するわけじゃないですけど、毎日30分を続けると確実に英会話が上手くなります。

でもやっぱり先ほど太田さんがおっしゃったように、1週間に1回だけとかじゃなくて、毎日続けないとダメですね。
僕がいつも言ってるのは、英語での会話はスポーツと一緒で、頭で考えるものじゃなくて慣れなんです。

例えばテニスとかゴルフがどうやったら上達するかって考えて欲しいんですけど、本だけ読んでてもなかなか上達しないと思うんですよ。
やっぱり毎日体を動かしてみることが大事じゃないですか。
英語学習も同じで、少しづつ上達していくのがわかっていくと思うんですよね。

スポーツでも英語でも今まであんまり練習してこなかった人は、3ヶ月くらい毎日それをやるとものすごい上達しますよ。テニスを初めてする人って多分まともに球を打ち返せないと思うんですけど、毎日練習すれば一定のレベルまではすごく短期間で上達するので。

太田:ありがとうございます。宇佐美さんは、自社サービス含め英語学習において課題に感じていることはありますか?

宇佐美:英語だけじゃなくて、学習全般やダイエットとかにも共通する課題だと思うんですけど、やっぱり継続しずらいですよね。それ自体がめっちゃ楽しいって思う人はそもそもできるようになってる人で…

例えば、「DMM英会話で英会話できるようになりたい」とか「mikan で英単語ちょっとやらなきゃ」って思ってる人って、そもそもちょっと三日坊主気質がある人だと思うので、ほとんどの人が継続しないんですよね。そこがすごく課題だと思っていて、やっていて伸びが見えるとか、そういう面白くて継続できる仕組みが必要かなと感じています。

英語を使う時間は工夫次第で作れる。

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太田:ではここから、今日のメインテーマである「効果的な英語学習」について話していければと思います。

上澤:すごい簡単で、明日すぐ喋れるようになるとか、聞くだけで喋れるようになるとか、そういう魔法はないんですよね、正直。あれば教えて欲しいです(笑)。

もちろん効率の良し悪しやセンスのような個人差は多少ありますけど、結局はトータルでどれくらい練習したか、勉強したかというのが大事なんです
なので、効率ばかりを求めるんじゃなくて、3000時間とか5000時間とか英語習得に必要だと言われている時間を頑張って勉強する、どうすればその時間に早く近づけられるのか、クリアできるのかというのを考えたほうがいいんじゃないかなと僕は思っています。

じゃあどうやってその学習時間を生活の中で効率的に達成するのかという答えの一つが、例えば mikan のようなアプリケーションや我々のオンラインレッスンのような英語サービスを、隙間時間にちょっとずつやって毎日30分〜を積み重ねる、ということだと思っています。

もちろんまとまった時間がある人は、1ヶ月とか3ヶ月とかフィリピンに行って、缶詰状態で朝から晩まで英語をやる、これはこれですごい効果があるのでいいと思います。毎日8〜10時間勉強するわけなので、1ヶ月やると200時間とか、もちろんまとまってやるから効率もいいいですしね。

要は「英語学習に近道はない」ということが言いたくて。逃げることを考えるんじゃなくて、どうやったら自分の生活の中で必要な3000時間をクリアできるのかを考えたほうがいいんじゃないかなと思います。

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太田:巷の本屋で売ってる「これを読めば1週間でペラペラに話せるようになる」みたいなああいう本は何なんですかね?

宇佐美:いや、全部ほんとだと思いますよ。やればいいんですよ!

僕は TOEFL を教えてたんですけど、日本人だと特に「スピーキング苦手なんです」って言う人が多いんですよね。
そういう人に「じゃあスピーキングの問題を見て、実際に自分でその問題に対してスピークした時間がどれくらいありますか?」って聞くと、1時間とか実際に口を動かして練習したことがある人って、99%いないんですよ。スピーキングの勉強って紙をめくった時間じゃないですからね。
でも「リーディングはどれくらいやってますか?」って聞くと、5時間とか6時間とかみんなやっているんですよ。そりゃリーディングはできてもスピーキングはできませんよって!って話に当然なりますよね。

スピーキングができるようになりたいんだったら、口から音を発した時間、つまり話した量にスピーキング力は完全に比例するのでやるだけです。

太田シンプルに言うと「やれ」ということでした(笑)。

上澤さんがさっきおっしゃっていた3000時間というのは、日本人が英語を話せるようになるための目安の時間と言われてるので、この3000時間をどれくらいの期間をかけて毎日どれくらい勉強してコミットしていくのか、というのがキーなのかなと思います。

今はテクノロジーが発達していて効果的に英語を学べる学習アプリなんかも増えているので、そういったものをうまく取り入れながら勉強すれば、もしかしたら2000時間くらいで英語を習得できるような環境になってきているかもしれません。

なのでまずは1000時間くらいを目安に置いて、1000時間を1年でクリアするためにどのようにして勉強を続けていこうかと考えていくことが大切かなと思います。

とは言っても忙しくてなかなか勉強時間を取れない人も多いと思うので、例えば社会人の方だったら、外国人が働いているような会社に転職してみるのも一つだと思うし、学生の方だったら、外国人のいるゲストハウスに泊まりに行ってみるとか、もしくは外国人が住んでいるようなシェアハウスに住んじゃうとか、そういうふうにして勉強だけでなく、英語をアウトプットする時間ってのは上手く工夫すれば作れるんじゃないかなと思います

これから留学する人に向けてアドバイス

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太田:これから留学に行こうと思っている方に知っておいてもらいたいのですが、事前に英語を勉強しないまま行くと、痛手を負うというわけじゃないですけど、後悔する人が多いんですよね。

何も勉強しない状態でフィリピン留学に行って、すごい後悔してる人たちが沢山いるので、やっぱり最低限のボキャブラリーですとか、スピーキングに対する慣れですとか、そういう英語の基礎をあらかじめ身につけておくと留学がよりよいものになるかなと思います。

留学中って1日5時間でも10時間でも望むだけ勉強できるので、大事なのはその前後
先ほど上澤さんがおっしゃっていたように、英語学習はスポーツと同じで、急速に身につけた筋肉がトレーニングを休むととすぐ衰えちゃうのと同様に、留学後に英語学習をストップしてしまうと、英語力もすぐ落ちちゃうんですよね。

なので英語力がしっかりと定着するまでは、留学から戻ってからも、オンラインレッスンや mikan とかを使いながら、英語のインプットとアプトプットをちゃんと続けていくことがすごく大事なんじゃないかなと思っています。

おわりに

いかがでしたか。

「英語学習に近道はない」というのが今回の答えでした。

簡単に英語を習得できる魔法のような学習法を模索するのではなく、毎日休まずコツコツと学習したり、留学などで集中的に学習するなどして、英語習得に必要とされる時間・プロセスをどうクリアしていくのかを考えるのが一番大切なこと。

その過程で、英語学習アプリやオンラインレッスン、短期留学などを組み込んでみてはいかがでしょうか?

無料の体験レッスンもご用意していますので、ぜひ試してみてくださいね!