英字新聞で 英語のあるライフスタイルを:『The Japan Times Alpha』編集長 高橋敏之

皆さん、初めまして。
(株)ジャパンタイムズが発行する英語学習用の週刊英字新聞『The Japan Times Alpha』の編集長を務めている高橋敏之です。

縁あって、こちらのサイトで、ブログを書くことになりました。英語力アップに向けて日々頑張る皆さんにとって、少しでも役に立つようなお話をしようと思いますので、よろしくお願いいたします。

第1回のテーマは、「英字新聞を生活の中に取り入れよう!」です。

手の届くところに “英語” はありますか?

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突然ですが、皆さんが普段使っているバッグを開けてみてください。

そこに “英語” は入っていますか?

少し曖昧な聞き方をしてしまいましたが、要するに英語の本や、英語の音声・動画が入ったメディアなどがバッグの中にありますか、ということです。

なぜこんな質問をするのかというと、ここに英語力が伸びるか伸びないかの分かれ道があるからです。そもそも大半の日本人は、残念ながら英語に接する機会が少なすぎます(もちろん英語を「使う」機会も少ないのですが、それについては、また改めてお話ししましょう)。

皆さんも薄々お分かりだと思いますが、例えば週に1回くらい、気の向いた時に、10分程度英語を読んだり聞いたりするくらいでは、ほとんど効果はありません。

一方、英語圏の国で暮らしていれば、当然ながら周りには英語があふれています。そのため、よほど世間から隔絶された生活をしない限りは、常に英語に接しながら暮らすことになるので、これこそ英語習得に理想的な環境と言えます。

そうは言っても、アメリカやイギリスに引っ越すわけにもいきませんよね。だからこそ、日本で学習するわれわれが英語を身につけようと思ったら、生活の中に積極的に英語を取り入れなければならないのです。

【今日からできる】日常に英語を取り入れる方法

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例えば、通勤・通学時に音楽を聞いている人は、その時間に英語の音声を聞くようにしてみましょう。普段、日本語のテレビを見ている時間に海外ドラマのDVDを見るのもよいでしょう。日本語のニュースサイトではなく、英字新聞や海外メディアのサイトで情報収集してみましょう。

このように、工夫と努力次第で、英語圏での生活に近い環境を作り出すことは可能です。

こうした「英語のあるライフスタイル」の実現のためには、手を伸ばせばすぐに英語に触れられる環境を作ることが大切。だから、バッグの中にも “英語” を入れて持ち運ぶ必要があるのです。

ちなみに、例として私自身の話をさせていただくと、仕事柄、バッグには常に英字新聞が入っているし、英語の音声がたっぷり詰まったMP3プレーヤーも持ち歩いています。さらに、私が愛してやまないアメリカンプロレスの番組(CSの英語放送を録画したもの)も携帯ゲーム機で毎日の通勤時間に視聴しています。

「英語に接する量が足りない」という日本人の問題点の解決のため、ぜひ生活の中で英語に触れる機会を増やすことを意識してみましょう!

話題作りなどに最適。英字新聞で学習するメリット

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さて、英語に触れる素材の1つとして、(立場上、当然と言えば当然ですが)私は英字新聞をおすすめします。なぜ英字新聞がよいのか、以下にその理由をまとめますので参考にしてください。

1)会話の話題作りに最適

この記事の執筆時点(2016年11月末)で世間の話題になっていることは「TPP」「トランプ新大統領」「ピコ太郎」など。こうしたホットなトピックは全て新聞に載っています。つまり言い方を変えれば、われわれは新聞に載っていることを日々の話題にしているわけです。ということは、英字新聞を読んでおくことが、英語で会話する際に大きな助けになるのは当然ですね。

例えば、DMM英会話のオンラインレッスンで、「ピコ太郎」について話題にするとしましょう。弊紙『The Japan Times Alpha』では、彼に関する記事の中で以下のような文が出てきました。

・Pen-Pineapple-Apple-Pen, or PPAP, entered the weekly U.S. Billboard Top 100 singles chart at No. 77.
(『ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)』はアメリカのビルボードソングチャートで77位に入った)

・What can Kazuhito Kosaka, the comedian who portrays Pikotaro, do to make sure he doesn’t end up just a one-hit wonder?
(ピコ太郎を演じるコメディアンの古坂和仁氏が、単なる一発屋で終わらないためには何ができるだろう)

レッスン前にこうした記事に触れて話題のニュースや出来事、またそれらに関係する英単語や表現などを「予習」しておくことで、レッスンの中でスムーズに、そしてより深い会話をすることが可能になり、結果的にオンライン英会話の効果を最大化することにつながります。

これはなにもオンラインに限ったことではなく、英語を使ってコミュニケーションをとるあらゆる場面で大きな効果を発揮します。ぜひ英字新聞で学んだニュースや英語表現を、積極的に英会話の中に盛り込んでみてくださいね。

2)ジャンルが幅広い

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英字新聞と聞くと、少し内容が堅そうだと思われる方もいるようです。もちろん、政治・経済や社会問題などの記事も掲載されていますが、『The Japan Times Alpha』にはそれ以外にも、スポーツ、エンタメ、美容・健康、さらに旅行案内、星占い、心理テストまで、幅広いジャンルの記事が掲載されています。

つまり1号に様々な分野の英文がぎゅっと詰まっているわけですから、各ジャンルで使われる幅広い英単語や言い回し表現が身につきますよ。

3)「最新の英語」に触れられる

新聞とは、当然世界中の最新の事象を扱うものなので、英字新聞を読んでいれば、結果的に最新の英語表現が身につきます。

例えば、以下は『The Japan Times ST』に掲載された比較的新しい語。それぞれ、どんな意味か分かりますか?

・vape
・iHunch
・Belieber

vape
"vape"「電子たばこを吸う」という意味の動詞。"vapor(蒸気)" という語が元になってできた単語です。当然ながら、電子たばこの普及に伴って広く使われるようになりました。
iHunch
"iHunch" の "hunch" は「猫背になる」という意味の語。これにiPhoneに代表されるような、ある種デジタル機器の象徴とも言える「i」が付いていますね。これで何となく分かりましたか?
正解は「日頃からスマホなどを操作することで猫背になってしまった状態」を指します。
Belieber
"Belieber" は、カナダ人の人気歌手ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)のファンを指す言葉。"Bieber" と "believer(信じる人)" を合わせてできました。まさに「ビーバーの信者」という感じですね。

英語は日本語と同様、決して固定されたものではなく、ここに挙げたような新しい単語や表現が加わるなどして、常に変化しています。そうした変化についていくためには、「最新の英語」が掲載されている英字新聞が最適なツール。これは、他の教材にはない、英字新聞の大きな利点と言えるでしょう。

おわりに

いかがでしたか。
ぜひ英字新聞を活用して、英語のあるライフスタイルを実現してくださいね!
次回は、もう少し具体的に「英字新聞の読み方」をご紹介します。

『The Japan Times Alpha』公式HP