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忙しい人でも着実に英語力アップ! 手帳のTo Doや予定を英語で書くメリットとそのやり方

忙しい人でも着実に英語力アップ! 手帳のTo Doや予定を英語で書くメリットとそのやり方

英語を上達させるためには、英語の本や新聞をたくさん読んだり文法を学んだりとインプットだけでなく、「アウトプット」することがとても大切です。しかし、日々の忙しさのなかではなかなか大変ですよね。

そんな英語のアウトプットをする時間がない方にオススメなのが、手帳やカレンダーの予定やTo Doを英語でつけること。今回は、そのメリットと具体的なやり方をご紹介します。

コツさえ掴んでしまえば、いつも通りに手帳をつける感覚ですぐに書くことができるようになります。しかも英語の学習効果も非常に高いんですよ。

 

英語でスケジュールをつける3つのメリット

1. 英語を毎日書く習慣を作ることができる

英語を毎日書く習慣

英語上達に向けたアウトプットの大切さは、冒頭で述べた通り。しかし、職場に英語圏の人がいたり、オンラインなどの英会話レッスンを受けていない限り、日常生活のなかで英語を話す機会はそうそうありません。

それなら、せめて英語で日記を書こう! という人もいますが、三日坊主にならずに続けるのは……やはり難しいですよね。

手帳やカレンダーに仕事やプライベートの予定を書きこむだけなら、今までの習慣を変えることなく、英語に触れることができます。

 

2. 日常生活に即した英単語を学ぶことができる

日常生活に即した英単語

手帳やカレンダーには自分の予定、やること、行く場所やその日のできごとを書きますよね。

つまり、英語で手帳やカレンダーに書き込むことで、参考書などでいつ使うかわからない単語を覚えるよりも、ずっと自分の生活に即した単語や言い回しを学べるのです。

慣れないうちは大変かもしれませんが、日々英語で書いていくうちに着実にボキャブラリーが増えていきます。

 

3. 慣れると日本語を書くよりもはやい

英語で手帳やカレンダーに予定を書くのは慣れてしまうと、日本語で書くよりずっとはやく書くことができます。

なぜかというと、1つには、日本語と比べて英語は圧倒的に画数が少ないからです。
さらに、後ほど紹介しますが、英語では略語を多用できるので、さらに書く時間や手間が短縮されます。

 

英語で手帳やカレンダーを書く4つのコツ

4つのコツ

1. 最初は日本語と英語を混ぜながら

「英語でスケジュールを書くメリットはわかった。よし、書こう!」と決めても、実際、最初から全てを英語で書くのは大変です。

そんなときは、無理をせず日本語と英語を混ぜながら書きましょう。
わからない単語が出てくるたびに調べていると、どんどん面倒になってきます。大切なのは、ゆっくりでも継続することです。

 

2. 文法通りじゃなくてもOK。短く書こう

書くスペースが限られた手帳やカレンダーに予定やTo Doを書くときは、「主語+動詞+目的語」など文法に沿って書く必要はありません。自分が主語の場合は主語を抜いたり、必要なければ “the” や “a” などの冠詞も付けなくても大丈夫です。

例えば、以下のように書きます。

<スケジュール記入例>

  • Check invoice:請求書をチェックする
  • Apply for 〜:〜に申し込む
  • Clean room:部屋の掃除
  • Pay rent:家賃を払う
  • Send invitation:招待状を送る
  • On from 3pm:3時から仕事
  • Meeting with John at 2pm:2時にJohnとミーティング

ちなみに、To Doリストを作るときはこんなタイトルがよく使われます。

<To Doリスト タイトル例>

  • Things to do / To do list / Task list:やることリスト
  • Things to buy / Shopping list:買い物リスト
  • Wish List / Bucket list:やりたいことリスト
  • Don't forget:備忘リスト

 

3. まるで暗号? 慣れたら単語を略して書こう

慣れたら単語を略して書こう

手帳やカレンダーでは、英語独特のやりかたで単語を略して書くことがよくあります。

英語での記入に慣れたら、略字を取り入れていきましょう。

<よく使われる略語リスト>

  • meeting (ミーティング):MTG
  • appointment (予約):app もしくは appt
  • with 〜(〜と一緒):w/
  • without 〜 (〜以外):w/o
  • and:n
  • at:@
  • for:4
  • to:2
  • between (あいだ):bet.
  • before (の前に):b4
  • Double Check (要確認・再確認):d/c
  • Birthday (誕生日):bday
  • because (なぜなら):b/c
  • message (メッセージ):msg
  • boyfriend (彼氏):bf
  • girlfriend (彼女):gf
  • Estimated time of arrival (到着時間):ETA
  • Room (部屋):RM
  • apartment (アパート・マンション):apt
  • number (数字・ナンバー):#
  • after work (仕事の後):a/w
  • station (駅):St.
  • tonight (今夜):2nite
  • tomorrow (明日):2moro
  • corner (角):cor

これらの略し方は、友だち同士でのメールやメッセージなどカジュアルなシーンでもよく使われています。

また、自分がわかりやすいようにオリジナルの略語を作ることもできます。

例えば “after work(仕事のあと)” が “a/w” なら、「仕事の前」は “before work” なので “b/w” にする、または会社名・人の名前をイニシャル(例:Peter Wilson → PWなど)にするなど。

試しに上の略字を使った文章をいくつか作ってみましたので、何が書いてあるのか解読してみましょう。

《何が書いてあるかな?》

A. appt w/ PW @ 14:00
B. Mtg w/ boss in rm #4 @ 15:00
C. send msg 2 gf a/w
D. d/c resume 2nite
E. Mum comes. ETA 18:00

↓答え

A. appt w/ PW @ 14:00
→ Appointment with Peter Wilson at 14:00.
「14時にPeter Wilsonと約束」

B. Mtg w/ boss in rm #4 @ 15:00
→ Meeting with the boss in room 4 at 15:00.
「15時に上司と第4会議室でミーティング」

C. send msg 2 gf a/w
→ Send a message to the girlfriend after work.
「彼女に仕事のあとメッセージを送る」

D. d/c 4 resume 2nite
→ Double check for resume tonight.
「今夜、履歴書を再度確認する」

E. Mum comes, ETA 18:00
→ Mum comes, Estimated time of arrival 18:00.
「母が来る。到着予定時間18時」

 

4. 日付けを英語で書くときは注意

日付けを英語で書くときは注意

日本語で日付を書くときは「2016年1月15日」や「2016/01/15」など誰が見ても読み間違えることはありませんね。

ところが英語の場合…

  • アメリカ英語では「月 日 年」
  • イギリス英語では「日 月 年」

と、書く順番が異なります。

つまり、もし「11/12/2015」と書いてあった場合、アメリカ人が見たら「2015年11月12日」、イギリス人が見たら「2015年12月11日」だと思ってしまうんです。

そのため仕事でもプライベートでも、混乱を避けるため、日付けを書くときはアメリカ式かイギリス式に統一すること、そして月をアルファベット表記にして「November 12 2015」や「Nov 12 2015」と書く習慣をつけましょう。

 

まとめ

「手帳を英語で書く」ことは一見、難しそうに思えるかもしれません。
でも、最初からすべてを英語で書こうと思わず、少しずつ英語の割合を増やしていくようにすれば意外と簡単です。

それに自分が日常生活で使う単語を覚えられるので、会話中の表現の幅が広がったり、ボキャブラリーが増えたことを実感する機会が出てくるはずです。

ぜひ今日からゆっくり始めてみてくださいね。