和文の直訳は△! エッセイを書く際に英語らしい文章に近づける4つのコツ

英語でエッセイを書く際に、まず日本語の文章を作成するという方は多いことでしょう。

頭の中で内容を整理する際に日本語で考えることは悪いことではありません。しかし日本語で作成した文章を直訳すれば、英語でも全く同じように内容を伝えられるでしょうか?

答えは、「いいえ」です。直訳しただけの英文は自然な英文ではないことが多いのです。

ではどうすれば英語らしい文章に近づけることができるのか、今回はそのコツについてお話していきたいと思います。

大学論文の作成を想定してお話しますが、その他の英作文全般にも応用いただける内容かと思いますので、英語のエッセイを作成する機会のある方はぜひ参考になさってください。
 

1. 文章はシンプルにする

日本語の文章は一文が非常に長くなる場合があります。日本語として読んだ際には違和感のない自然な長文でも、それを直訳してしまうと英語としては非常に読みにくい文章になってしまうのです。

長文は2つ、場合によっては3つの文章に分けて英語にしましょう。そうすることで伝えたい内容をはっきりと伝えることができます。

一度読んではっきりと内容を理解できない文章は修正しましょう。

書いた人が一度読んで理解できない文章は、読み手にも理解できないと思ってよいでしょう。小学生に向けて書くようなイメージで、シンプル過ぎると感じるほどシンプルな文章を作成しましょう。
 

2. 要点を先に伝える

日本語では理由を先に伝えて、最後に要点を伝えることが多くあります。しかし、英語では先に要点を伝えることが好まれます。

つまり、「これはこうです。なぜなら~だからです」というパターンで書く必要があります。まずは日本語で、この構造を理解するとよいでしょう。

英語では重要なことを先に伝え、それに続けて理由を説明していきましょう。
 

3. 主語は何かを考える

「〜は」、「~については」、「~に関しては」という形で、日本語の文章を作成することは多いでしょう。

これをそのまま英文にすると ”About ~”、 ”As for 〜”、 ”With regard to 〜”、 ”Concerning ~” などとしてしまいがちです。これらは英語表現として正しいものですが、多用すると文の流れを不自然にしてしまいます。

このような文章では、「~」を主語にするだけでより自然な英文を作成できることが多くあります。

直訳的な表現では、”reaction time” と ”it” はどちらも「反応時間」を指しています。先に伝えたい内容の主語である「反応時間」を特定し、それを主語にすることで、より英語らしい表現になることがお分かりいただけるかと思います。

日本語の文章では主語が省略されていることが多いことも、これらの表現を多用してしまう原因だと言えるでしょう。英文を作成する際には、主語が何かを考えてみるとよいでしょう。
 

4. 名詞句を動詞で表す

日本語では「~をする」、「~がある」、「~になる」のように名詞と動詞を組み合わせて表現することが多くありますが、英語ではそれらの表現を動詞一語で表せる場合が多くあります。

このような名詞句を動詞一語で表せる可能性について考えてみましょう。

「測定をする」を ”perform a measurement” とする代わりに、”measure” の一語にすることで、より英語らしい表現にすることができます。

「観察をする」 ”make an observation” も同様に、”observe” と一語で表すことができます。

以下は、動詞に変更できる名詞句の例です。

このような変更を加えるだけで、意味を変えずによりすっきりとした英語らしい文章にすることができます。
 

まとめ

エッセイでは、伝えたいことを無駄なく正確に伝えることが不可欠です。

伝えたいことを正確に伝えるためには、日本語で作成した文章を直訳するだけでは不十分なため、英語として読みやすい文章を作成しなければなりません。最終的にネイティヴスピーカーにチェックしてもらうのもよいですが、自力で伝わる英文を書けるようになるとよいですよね。

今回ご紹介した「文章はシンプルにする」、「要点を先に伝える」、「主語は何かを考える」、「名詞句を動詞で表す」の4つのコツを踏まえていただくだけでも、直訳とは思われない英語らしい文章に近づけることができるようになるかと思いますので、英語エッセイの作成にぜひお役立てください。