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そんなにあるの!?Tired以外で「疲れた」を表す表現総まとめ

そんなにあるの!?Tired以外で「疲れた」を表す表現総まとめ

I’m so tired.
I’m exhausted.

このような表現は、みなさんも聞いたことがあるのではないでしょうか? どちらも、「とても疲れた」と言う意味ですね。

実は、他にも「疲れた」を意味する表現が多くあるとご存知でしたか? 今回は、「疲れた」表現を大特集しています!

同じ「疲れた」を表す表現でも、言い方や使う単語によってはニュアンスが違います。たくさんの表現を知って、表現の幅を広げていきましょう!

さまざまなニュアンスの「疲れた」

Tired

基本的な「疲れた」という意味。単純にエネルギーが減った状態を表す言葉です。

I’m really tired after a long day at work.
「長い仕事の一日で本当に疲れた」

Tired out

Tired よりもやや強調された表現。体力を使い果たして非常に疲れている状態を指します。

After chasing the kids all day, I'm completely tired out.
「子供たちを一日中追いかけて、完全に疲れ切った」

Exhausted

極度に疲れた状態。「疲労困憊」と訳されることが多く、ほとんど動けないような疲れを表現します。

I was so exhausted after the marathon that I could barely walk.
「マラソンの後、疲労困憊でほとんど歩けなかった」

Worn out

精神的にも肉体的にも使い切った状態を表します。「擦り減った」感じの疲れを指す表現です。

I'm worn out from working overtime every day this week.
「今週は毎日残業していて、すっかり疲れ果てた」

Burnt out

長期間にわたって精神的・肉体的に消耗し尽くした状態。特に仕事や学業で過度に頑張りすぎた結果の「燃え尽き症候群」を指します。

After months of stress at work, I feel totally burnt out.
「数ヶ月の仕事のストレスで、完全に燃え尽きた感じだ」

Weary

主に精神的な疲れ、長時間の努力や心労による疲れを表します。少し古風なニュアンスもあるようです。

I’m feeling weary after dealing with so many problems.
「多くの問題に対処して、心底疲れている」

「疲れた」を表す口語的な表現をもっと!

ここでは、「疲れた」を表すカジュアルで口語的な表現を紹介します。使う場面には気をつけた方がいい表現もあるので、早速見てみましょう。

Done

これは疲れ果てた感情を簡潔に表現する言葉です。

After traveling for 24 straight hours, I was just done.
「24時間ぶっ続けで移動した後、本当に疲れ果てた」

Wiped out

「すっかり疲れ切った」状態。日常的なカジュアル表現で、疲れがピークに達したときに使います。

“Wipe out” には「拭い去る」といった意味があるので、気力や体力が根こそぎ奪われる様子を想像できるでしょう。何らかの外的要因によって引き起こされた場合の疲れを表すのにぴったりの表現です。

I was completely wiped out after the hike.
「ハイキングの後、完全に疲れ切った」

Dead tired

「死ぬほど疲れた」という意味で、極度の疲れをカジュアルに表現するフレーズ。

He was dead tired after working a double shift.
「ダブルシフトで働いた後、彼は死ぬほど疲れていた」

Drained

エネルギーが完全に使い果たされた状態。「精神的にも肉体的にも空っぽ」というニュアンスがあります。

I’m feeling totally drained after that intense meeting.
「あの激しいミーティングの後、完全にエネルギーが尽きた感じだ」

Drain には「排出させる」「流れ出させる」といった意味があるように、エネルギーが流れ出てしまうイメージです。肉体的な疲れと精神的な疲れのどちらにも使えます。

Beat

とてもカジュアルな「疲れた」の言い方です。「へとへとになった」感じですね。

I’m beat after moving all those heavy boxes.
「あの重い箱を全部運んで、へとへとだよ」

Bushed

「クタクタになった」という意味のカジュアル表現で、疲労がピークに達した状態を指します。

We're bushed after working in the garden all day.
「庭仕事を一日中して、クタクタだよ」

主にアメリカで使われる口語表現。疲れの程度としては、 exhausted に近いとされています。 Bush には「茂み」や「藪」といった意味があり、茂みの中で迷った状態が疲れることから、この表現が使われるようになったという説もあるようです。

Spent

エネルギーを使い果たした感じを表します。

He felt completely spent after moving all the heavy furniture.
「重い家具を全部動かした後、彼は完全に疲れ果てていた」

Pooped

口語的な表現で、疲れた状態を指します。Poop を直訳すると「うんち」になるので、使う場面に気をつけましょう! フォーマルな場で使うのはやめておいた方が良さそうですね。元々は「力が抜ける」「へとへとになる」という意味を持つ海洋用語である "poop out" から派生しています。

I'm too pooped to go out tonight, so let's just stay in.
「今夜外出する元気がないよ、家で過ごそう」

Tuckered out(子供向け)

主に子供に対して使われる、疲れを表現する言葉です。

After playing at the park all afternoon, the kids were completely tuckered out.
「午後中ずっと公園で遊んだ後、子供たちは完全に疲れ果てていた」

この表現は、とても優しく、ほのぼのとしたニュアンスがあり、親が子供に対してよく使います。

Knackered(イギリス英語)

主にイギリス英語で使われる口語的な表現で、疲れた状態を指します。

語源は、19世紀のイギリスにおける knacker という言葉に遡ります。Knacker は、使い物にならなくなった馬や動物を処理する業者を指し、動物が老いて「使い果たされた」「使い物にならない」というニュアンスが産まれたのでしょう。そこから転じて、「疲れ切った」状態を表すようになりました。この表現はイギリスのスラングとして非常に一般的です。

I'm absolutely knackered after working a double shift.
「ふたつのシフトをこなした後で、完全にくたびれている」

Out of gas / on E

Gas はアメリカ英語で一般的にガソリンを指します。 ガソリンがなくなっている車のように、全くエネルギーが残っていないことを表す表現です。

 After a long day of meetings, I'm completely out of gas.
 「長い会議の1日の後、完全にバテてしまった」

同様に、on 'E' は、ガソリンの残量を示すための表現です。E は Empty(空)の略です。つまり、ガソリンが完全になくなっている状態を指します。そのため、「on 'E'」と言うことは、エネルギーが完全に使い果たされている、つまり疲れ果てていることを意味します。

I'm on E after a full day of long meetings at work.
一日中、仕事で長いミーティングを終えて、完全にバテきった」

関連記事:絶対知っておきたい!ガソリンスタンドで役立つ英語表現

婉曲的に「疲れた」を伝える表現

あまり「疲れた」とはっきり言いたくないときもありますよね。疲れた状態を遠回しに表す表現を紹介します。

Running on fumes

これは、エネルギーが限界に達していることを意味します。燃料が少なくなっている車のメタファーです。

Fumes は通常、煙やガスの形で発生する有害な蒸気や匂いを指します。たとえば、工場や車の排気ガスや、化学物質から出る有毒なガスを fumes と呼びます。

After working two jobs back-to-back, I feel like I'm running on fumes.
「2つの仕事を連続でこなした後で、もうエネルギーがほとんど残っていない感じだ」

また、動詞として使い、比喩的に「イライラしている」状態を指すこともあります。

She was fuming after the argument.
「彼女は口論の後、怒り心頭だった」

Feeling a bit run down

体調が良くない、またはエネルギーがない状態を表します。

I've been feeling a bit run down lately with all the stress at work.
「最近、仕事のストレスで少し疲れ気味なんだ」

In need of a recharge

バッテリーを充電する必要があるように、新しいエネルギーを求めている状態を示します。"In need of" は「〜を必要としている」と言う意味です。

After a busy week, I'm definitely in need of a recharge this weekend.
「今週は忙しかったので、週末は充電が必要だ」

 Not firing on all cylinders

元々はエンジンが正常に動作せず、すべてのシリンダーがうまく働いていない状態を指す自動車のメタファーです。この表現は、人が全体的にエネルギッシュでない、あるいは能力を発揮していない状態を表現する際にも使われます。つまり、その人が通常のパフォーマンスやエネルギーを発揮していないという意味です。

After the long flight and jet lag, I feel like I wasn't firing on all cylinders during the presentation.
「長時間のフライトと時差ボケのせいで、このプレゼンテーションの間、私はすべてのエンジンがかかっていないような気がする」

「疲れた」を色々な表現で伝えてみよう

いかがでしたか? 知っているものはありましたか?

「疲れた」と一言で言っても、さまざまな英語表現があるのだとわかりましたね。カジュアルな表現や、婉曲的に伝えられる表現も。さて、みなさんは今週疲れたときにどの表現を使ってみたいですか?

「I'm tired.」を連発するのではなく、他の表現もぜひ使ってみてくださいね!

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