Mei
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英語に限らず、何かを学習するときには、その勉強しているものに対して面白さや興味を感じないと長続きしませんよね。
これは、英語学習においても同じことが言えます。どんなに頑張っても、英語学習を「面白い」と感じなければ長続きしないものです。
ではどうすれば「面白く」することができるのでしょうか?
いくつか方法がありますが、そのなかでもオススメは「英語のアニメ」を使うことです。アニメだったら、目で見て楽しむことができるし、ご自身の好みのストライクゾーンの作品を見つけたら飽きないので、難なく続けられます。
そこで今回は、みなさんの英語学習が面白いものになるように、おすすめの英語アニメをご紹介します。聞いたことのあるアニメもあると思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
まずは初心者の方でも聞き取りやすく、やさしい単語が使われている英語のアニメをご紹介します。子供でも聞き取りやすい内容のものもあるので、よかったら見てみてください。
どの世代にも人気の「セサミストリート」。アニメというよりも、リアルな人形を使っているので、リアルな世界とアニメの世界を半分ずつ味わえます。
セサミストリートのおすすめポイントは、なんといっても聞き取りやすいやさしい英語と、子供から大人まで考えさせられる内容ではないでしょうか。
ダイバーシティ(多様性)や人種についてだけでなく、聞いているだけでポジティブな気持ちになれるような内容ばかりになっています。
英語の勉強だけでなく、世界規模で考えなければいけない大事なことも教えてくれるので、とてもおすすめです!
続いては言わずと知れたディズニーの名作「くまのプーさん」。100エーカーの森に住んでいるプーさんと仲間たちと、クリストファー・ロビンという少年が冒険する物語です。
こちらもとてもやさしい英語でゆっくり聞き取れるので、初心者の方におすすめです。
また、シンプルな英語を使っているのに哲学的な名言がたくさん出てきますので、そういった部分は中級者の方にとっても勉強になるでしょう。
プーさんの元気が出る名言と一緒に、可愛らしい仲間にぜひ癒されてください!
食べ物のピーナッツではありませんよ。
こちらも言わずと知れた名作ですよね。人間のように賢いビーグル犬のスヌーピーとその飼い主のチャーリー・ブラウン、そして仲間たちが面白おかしく過ごすストーリーが描かれています。
子供たちなりの素直な考え方が映し出されているので、子供だけでなく、大人が見ていても「確かに〜」と納得する部分があるのではないかと思います。
上記で紹介した2作品よりも少しだけ速いスピードで話しているので、字幕と合わせて見ると、わかりやすいですよ。
ここらかは中級者向けに、少しだけ話すスピードの速いアニメをご紹介します! スピードは速くても、よく聞くと意外と知っている単語が多いので、初級者編を制覇した方はぜひ見てみてくださいね!
「ありの〜ままの〜」という歌い出しが印象的なディズニー映画「アナと雪の女王」(通称:アナ雪)。こちらはシーンによってはゆっくり話す場面もあれば、ラップみたいに速く話す場面もあります。
日本でも字幕版を見た方は多いかと思いますが、先に吹き替え版を見たことのある方でしたら、話の流れが既にわかっているので、脳内で言語の変換をするのも少し簡単になるはずです。
数年前までは英語学童で講師をしていた筆者は、教室に通ってくれていた子どもたちと一緒に字幕なしで見ていましたが、やはりとてもウケがよく、映画内で覚えた単語を連呼する子供たちもいたくらいです(笑)。
続いてご紹介するのは、こちらも名作「ライオンキング」。
映像ももちろん素晴らしいのですが、オープニングの曲から自然界の壮大さを感じさせられたり、シーンによって変わる挿入歌で臨場感が湧き出るアニメ映画です。
わんぱくなオスの子ライオン・シンバが、父・ムファサの死を乗り越えて、立派な王様として成長する感動ストーリーですよね。
こちらも少しだけ早口になるシーンがあるのですが、字幕と一緒に見ると、「あ、このシーンで言っているのはこういう意味か」とわかりやすく理解できるかと思います。
人生においての名セリフもたくさん出てきますので、英語の勉強だけでなく、背中を押されるようなセリフをぜひ聞き取ってみてください。
一度はCMや広告などで見たことがあるのではないでしょうか。
「シング」は、舞台の創設者・ムーンとその仲間達で繰り広げられる友情と成長を描いたミュージカルで、見ている側も一緒に踊って歌いたくなるくらいに楽しい映画です。
実際に筆者もシング1を2回、シング2を1回見に行きました!
こちらも話すスピードは少し速いのですが、覚えていけば子供から大人まで使える英語表現がたくさん盛り込まれています。
シング2に関しては、少しだけヤンキーっぽい英語表現が出てくるのですが、自然な“ネイティブ表現”としても使えるので、ぜひ見てみてください!
最後にご紹介するのは、風刺アニメで、わりと早口でスラング多めの上級者向けのアニメです。
ここまで書くと、勘のいい方はおそらくなんのアニメが紹介されるか見当がつくことでしょう。
風刺アニメなだけに、ブラックジョークなどが多く、フランクさが出ているので、初級や中級レベルを通り越して、こちらの上級編を字幕付きで見るのも面白いですよ!
「ファミリーガイ」はアメリカの風刺アニメですが、あまりにもブラックすぎるジョークが繰り広げられているので、日本国内での放送も禁止されたという一説が…!
きれい事を並べずに、誰しもが持っている心の内の本音を、ストレートすぎるくらいの表現で伝えているので、逆に見ていて清々しくなることもあります。
風刺アニメなので、人間関係や社会についての不満を、スラングな英語で表現しているため、アメリカ社会や文化についても垣間見える部分があったりします。
ほかにも、ポップカルチャーや時事ネタを面白おかしく取り扱っているので、結構面白いですよ。
また、本当に話すスピードが速かったり、英語表現自体が「この単語がこういう意味にもなるの?!」と思う部分もあるので、初級や中級で慣れてから見ることをおすすめします!
衛星放送がご自宅にある方でしたら、一度はタイトルを聞いたことがあることでしょう。
物語のあらすじとしては、アメリカのコロラド州の小さな町に住んでいる少年4人が問題や騒動を起こしていくギャグアニメです。
こちらもファミリーガイと似ている部分があり、ブラックジョークや社会問題、宗教関連などを風刺してアニメにして笑いをとっています。
ある程度、時事ネタや社会事情を知らないとついていけない回もあったりするので、これも上級者向けにカウントさせていただきました。
最後にご紹介するのは、インスタグラムのストーリーにもスタンプが作られるほど、幅広い世代に知られている「ザ・シンプソンズ」。こちらもかなりスラングなどが使われたり、話すスピードが速いので上級者向けとしてご紹介します。
このアニメの面白いところは、どこにでもいるような一般の中流家庭をシンプソン家で表現していて、中流家庭あるあるを皮肉ってパロディにして笑いをとっているところです。
上記2つのアニメと同じく、現代社会を皮肉った風刺もありますが、ここ数年で話題になっているのがアニメ内の「予言」です。
2019年に蔓延した新型コロナウイルスや、アメリカのトランプ氏の大統領選挙の当選など、数々の物を予言しては、数年後に実際に起こったりするので、SNSなどで話題になりました。
現代社会などを風刺するだけでなく、予言もするとなると、今後どのような予言をするのかが見どころですね!
いかがでしたか?
タイトルは見たことがあるけれど、作品自体は見たことがなかったり、自分のレベルでどのアニメを無理なく見られるかがわからなかったりするものかと思うので、この記事でご自身に合うものを見つけられたらと思います。
もちろん、あえて最初から難しいレベルのアニメに挑戦するのもいいでしょう!
大事なのは、面白くて気がついたらのめり込んでしまうくらいに見ることです。面白くなければどんなことも長続きさせるのが難しいので、ぜひご自身の好みを見つけていってくださいね!