Erik
(更新)
突然ですが、みなさん、テレビはお好きですか?
今回は楽しみながら、英語学習の教材としても使える「アメリカで人気のバラエティ番組7選」をご紹介。
テレビを見ることが勉強につながる上、英語力だけでなく、海外文化や笑いのセンスなどにも触れられる素晴らしいツールです。
今回ご紹介するどの番組も、YouTubeチャンネルを持ち、多くの動画をアップしているので日本からでも気軽に見ることができます。
勉強の息抜きにひと笑いするもよし、英語学習の教材として真面目に取り組むもよし。では早速みていきましょう!
The Late Late Show with James Corden - CBS より引用
イギリス出身のコメディアン、ジェームズ・コーデンが司会を務めるトーク番組。CBSで深夜に放送されています。
様々な企画がある中、最も有名なのが「カープール・カラオケ(Carpool Karaoke)」。ゲストを迎えてコーデンと一緒に車の中でカラオケをする企画なのですが、そのような動画をYouTube等で一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
これまで当企画には、ジャスティン・ビーバー、ブルーノ・マーズ、レディー・ガガ、セリーナ・ゴメスなど、名だたるミュージシャンが出演してきました。なんとあのオバマ夫人と一緒に歌ったこともあります。実は、コーデン自身もなかなか歌が上手いのも見所です。
他にオバマ夫人やハリー・スタイルズとドッジボールをするなど、様々な企画があります。YouTubeに上がっている動画の多くに字幕がついているので、映像だけでなく英語の勉強も一緒に楽しめます。
Saturday Night Live - NBC より引用
1975年から続く、アメリカの最長寿番組の一つ。生放送されているコメディバラエティ番組です。
アメリカのコメディアンにとっては登龍門的な番組とされていて、様々な著名人を排出してきました。日本のバラエティにも影響を与えており、例えば「オレたちひょうきん族」はこの番組をモデルにしたとも言われています。
番組の内容は、政治や時事ネタに関する風刺的なコントや寸劇、音楽ゲストによる演奏などが見所です。
America's Got Talent - NBC より引用
NBCで放送されているオーディション番組。選考の段階によって、サイモン・コーウェルを中心とした審査員による評価のほか、視聴者投票などの審査方法もあります。
各審査員が1シーズンに1度だけ押せる「ゴールデンブザー」というシステムがあり、これが押されると出演者は次の審査を免除され、自動的に準々決勝までコマを進めることができます。派手な金色の紙吹雪の演出と参加者のリアクションが見所です。
アメリカズ・ゴット・タレントは日本でも高い認知度を誇り、日本人が出演した回も多くあります。2013年の第8シーズンではダンサーの蛯名健一さんが優勝を飾っています。最近では、芸人のゆりやんレトリィバァさんが出場し注目を集めました。
下記は蛯名さんのオーディションの様子。公式YouTubeに投稿されている動画はなんと9000万回も再生されています。
The Ellen DeGeneres Show - WB より引用
アメリカの人気コメディアン、エレン・デジェネレスの名前を冠したトーク番組。単に "Ellen" とも呼ばれることもあり、日本語の番組名は「エレンの部屋」になっています。
昼間に放送されるテレビ番組を表彰する「デイタイム・エミー賞」を数多く受賞している同番組は、話題のゲストを呼んでトークをする形式に加え、観客を巻き込んだゲームなど様々な企画を行い、特に観客やゲストに豪華なプレゼントをすることで知られています。
3300万人の登録者数を誇る同番組のYouTubeチャンネルには、字幕つきの動画も多く、楽しみながら英語学習をすることができます。ネットで話題の一般人から各業界の著名人までいろいろなゲストが出演しているので、気になるゲストの出演回を探してみると楽しいかもしれません。
下記の動画は、マイクロソフトの創業者であり、世界的な大富豪のビル・ゲイツ氏が出演した回。めったにスーパーマーケットには行かないという同氏が、売られている商品の値段を当てるというゲームをしています。
直訳すると「地獄の厨房」となるこの番組では、ミシュラン3つ星シェフであるゴードン・ラムゼイが出題する様々な課題に若手シェフ数人が挑戦します。
毎回下位の参加者が脱落する勝ち残り方式で進められ、優勝者には賞金と、有名レストランの料理長としてのポジションが与えられます。
その毒舌ぶりで知られるラムゼイさんは、毎回厳しい言葉遣いで若手シェフに評価を下します。料理に対する情熱からくるものだとわかっているためか、そんなシビアな評価に対する挑戦者の "Yes Chef" や "Thank you Chef" という敬意のこもった返事は、番組の名物にもなっています。
ラムゼイさんはFワードなど下品な言葉を多用することで有名で、本番組も例外ではありません。番組の性質上、汚い言葉遣いや暴言が飛び交いますが、そのようなリアルな英語表現にも興味があるという方は一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
ザ・デイリー・ショーはアメリカのコメディ専用チャンネル「コメディ・セントラル」で放送されている番組。政治風刺的な内容を笑いとともに伝えます。
オバマ元大統領やカナダ首相のジャスティン・トルドーなど、政治界の著名人も多く出演しています。政治にも興味がある英語学習者の方にとっては、一石二鳥な番組ではないでしょうか。
いまやアメリカを代表するコメディアンとなった司会のトレバー・ノアは南アフリカの出身。アパルトヘイトの時代に生まれた彼の自伝『生まれたことが犯罪!?(Born a Crime)』も有名です。「ニューヨークのメディアで最も影響力がある35人」の一人にも選ばれています。
アメリカのお笑い番組は、英語力に加え、文化背景への知識や皮肉への理解等がないと、何が面白いのかわかりづらいこともあるかもしれません。
映画の日本語字幕でジョークが実際の英語セリフと変わっていることがあるのも、このような理由からです。
逆に、これらを全て含めて理解することができれば、より一層リアルな日常会話を身に付けることができるのではないでしょうか。コメディー番組は、そんなハイレベルな会話力を鍛えるために最適なのかもしれません。
この記事が、少しでもみなさんの英語学習のお役に立てれば嬉しく思います。