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【子供向けファミリー映画】大人の英語学習者も楽しめる洋画13選

【子供向けファミリー映画】大人の英語学習者も楽しめる洋画13選

みなさんは、映画やドラマを観て英語の勉強をした経験はありますか?

これはリスニングや語彙力を鍛えるのに、とても効果的な学習法の一つですよね!

しかし、映画の内容が難しすぎると、言葉が聞き取れなかったり、難易度の高い言葉が使われていて理解に苦しむことがあります。

そんなときに役立つのが「子供向け映画」! ファミリー映画とも言います。

子供の視聴者に向けているため、シンプルでわかりやすい表現が使われることが多いです。

そこで今回は、大人が観ても存分に楽しめるオススメのファミリー映画13選をご紹介したいと思います!
 

おすすめファミリー映画13選

映画を楽しむ親子

ファミリー映画や子供向け映画といえば、おそらくみんなが口を揃えて言うのが「ディズニー」ではないでしょうか。

もちろんディズニーの映画はどれを観ても面白いですし、名作と呼べるほどの作品が多数ありますよね。筆者も小さい頃に、ディズニー映画を観て英語を学んでいました。

しかし今回は、ディズニー「以外」でおすすめしたい作品を抜粋してみました!

ちなみに筆者はかなりの映画ヲタクなので、今回のリストで紹介する映画はすべて鑑賞済みです。精一杯、魅力的に説明していきますので、ぜひご一読ください!
 

The Wizard of Oz|オズの魔法使

  • ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー、ミュージカル
  • 公開年:1939年

「The Wizard of Oz」を知らない人は少ないのではないでしょうか。観たことはなくても、どこかで耳にしたことはありますよね! アメリカではほとんどの子供が一度は観させられます。

主人公のDorothy(ドロシー)が愛犬Toto(トト)と一緒に竜巻に巻き込まれて、不思議な世界へ飛んでいってしまうというお話。オズの世界に到着してすぐに生まれた名言がこちら:

Toto, I’ve got a feeling we’re not in Kansas anymore.
「トト、ここはもうカンザスじゃない気がする」

カンザスはドロシーが住んでいるアメリカの州の名前です。

実は、このセリフは今では英語でイディオムとして使われます。自分にとって「馴染みのない環境になった」ときに使うことが多いです。

よく聞く名セリフや名シーンをたくさん生み出した映画なので、観ていない方はぜひ一度は鑑賞していただきたいです!
 

The Little Rascals|ちびっこギャング

  • ジャンル:コメディー、ファミリー
  • 公開年:1994年

こちらは「かわいい」がたくさん詰まった映画です! 筆者は子供の頃にも観ていましたが、大人になってから見返しても、やはり面白くて、笑える楽しい映画でした。

タイトルにある rascals は、「いたずらっ子」というニュアンスで使われる言葉です。

日本にも「あらいぐまラスカル」というキャラクターがいますよね! このキャラクターは、主人公がいたずら好きのあらいぐまを飼い、ラスカルと名付けるスターリング・ノースの小説「Rascal」に由来しているのです。

ぜひ癒されたいときに観てみてくださいね!
 

Matilda|マチルダ

  • ジャンル:コメディ、ファミリー
  • 公開年:1996年

筆者がもっとも好きな映画TOP10に入る傑作「マチルダ」。何度観ても楽しめます!

マチルダは、本を読むことが大好きな女の子。家族とは仲が悪く、唯一優しくしてくれるのは学校の先生Miss Honey(ミス・ハニー)と親友のLavender(ラベンダー)。

ある日、不思議な力が芽生え、マチルダは「念動力」を使えることに気付きます。念動力とは、英語では telekinesis(テレキネシス)または psychokinesis(サイコキネシス)と言い、ものを触らずに動かせる超能力の一種です。

この話はもともとRoald Dahlという作家によるもので、小説にも出てくる映画の tagline(キャッチコピー)のひとつがこちら:

Somewhere inside all of us is the power to change the world.
「私たちはみんな、心のどこかで世界を変える力を持っています」

子供でも大人でも心に響くお話に違いないです!
 

School of Rock|スクール・オブ・ロック

  • ジャンル:コメディー、音楽
  • 公開年:2003年

こちらはG指定*で子供向けに作られた映画といえますが、大人でも確実に楽しめます!
G指定:年齢を問わず、誰でも観れる作品のこと

筆者は子供の頃に何回も観ましたが、最近もう一度見返して、こんなに面白かったんだなと再認識するほどユーモラスな映画です。

Jack Black(ジャック・ブラック)演じる売れないミュージシャンのDewey(デューイ)がある日、友人の代わりに私立小学校の substitute teacher(代理講師)として出勤します。

教えることについてなにも知らない彼が、大好きなロックンロールを勉強熱心な子供たちに教えるという物語。

Battle of the Bands と呼ばれる、バンドが競い合う大会で演奏するクライマックスシーンも見応えありますよ!

子供たちの演技にも圧倒されますし、たくさん笑えるのでかなりおすすめです!
 

The Goonies|グーニーズ

  • ジャンル:アクション、アドベンチャー
  • 公開年:1985年

アメリカに住む4人の男の子がある日、主人公Mikey(マイキー)の attic(屋根裏)で古い地図を見つけます。その地図に記載されていたのは、One-Eyed Willyと呼ばれる伝説の海賊が残した財宝の場所。地図に記された宝を探しに少年たちが旅に出る物語です。

「宝探し」をテーマにしたお話や映画はたくさんありますよね。宝探しは英語で treasure hunt と呼びます。Treasure は「宝物」、hunt は「探す」という意味です。

ちなみに、映画のタイトルでもある goonies という言葉は、好感は持てるけれど少し変わり者やのけ者のような人やグループを指す表現です。

Goonies の単数形は goon になります。

少年たちの友情を笑いとともに味わえる映画です!
 

Babe|ベイブ

  • ジャンル:ドラマ、ファミリー
  • 公開年:1995年

アカデミー賞の「作品賞」にノミネートされ、「視覚効果賞」を受賞するほどの「ベイブ」は、しゃべるブタが羊飼いとしての才能を開花させるというストーリーです。

羊飼いは英語で sheepherder と言い、ベイブを育てる牧羊犬のことを herding dogsheep dog と呼びます。主に Border Collie(ボーダーコリー)と呼ばれる犬種が使役されます。

少しダークな部分もありますが、全体的にとてもかわいい映画なのでぜひ英語の勉強も兼ねて、ご覧になってみてくださいね!
 

My Girl|マイ・ガール

  • ジャンル:ドラマ、コメディー、ロマンス
  • 公開年:1991年

1970年代を設定に、11歳のVada(ヴェイダ)という女の子とThomas(トーマス)という男の子の友情を描いています。少年トーマスを演じるのはなんと「ホーム・アローン」などで知られるマコーレー・カルキン!

Vadaは生まれてすぐにお母さんを亡くし、お父さんは葬儀屋(英語では mortician)として働いています。そして父の新しい恋人は、父の葬儀社で働く美容師(cosmetologist)

初恋のテーマが絡んだほんわかコメディーですが、最後は予想外の結末が待っています。

ちなみに、初恋は英語で first love と言い、初恋の「相手」は first crush と呼ぶことがあります。To have a crush on someone は、「誰かに片思いをする」という意味で、一時的な強い想いを表すことが多いです!
 

A Dog’s Purpose|僕のワンダフル・ライフ

  • ジャンル:ドラマ
  • 公開年:2017年

ティッシュかハンカチは事前に準備しておいてください。動物や犬関係の映画に弱い人は、必ず泣きます。(筆者は飛行機の中で観て、恥ずかしながら号泣しました)

犬目線から見る人間と世界。主人公の犬は何度も生まれ変わりますが、soul(魂)は変わらないという設定です。「生まれ変わる」や「転生する」は英語で reincarnate/reincarnation と言います。

そんな映画のキャッチコピーはこちら。

Every dog happens for a reason.
「すべての犬には理由がある」

これは、「Everything happens for a reason(すべてのことには理由がある)」というフレーズをひねっています。シンプルかつキャッチーなフレーズですよね!
 

Beetlejuice|ビートルジュース

  • ジャンル:コメディー、ファンタジー
  • 公開年:1988年

ティム・バートン監督による実写映画。若きウィノナ・ライダーやアレック・ボールドウィン、さらにバットマンやバードマンで主演を務めたマイケル・キートンが出演しています。

この映画は人間ではなく幽霊(英語で ghost)目線で、亡くなった夫婦アダムとバーバラの霊が、家に引っ越してきた人間の家族に嫌がらせをされ、悪霊を雇って追い出そうとするお話。その悪霊の名前がビートルジュース。

ビートルジュースは、霊の住む家から人間を追い出す役目の exorcist(エクソシスト)。普通は逆ですよね。

ティム・バートン特有の少しダークで不思議な世界観ですが、子供でも大人でも確実にお楽しみいただけますよ!
 

How the Grinch Stole Christmas|グリンチ

  • ジャンル:ファンタジー、ミュージカル
  • 公開年:1966年・2000年

こちらは、ドクター・スースによるとても有名なお話。クリスマスになると毎年観たくなる映画の一つです!

実はアニメ版と実写版があり、筆者はどちらも好きです。

アニメ版は1966年にテレビで放送され、2000年に公開された実写版はジム・キャリーが主演を務めています。また、2018年にも「The Grinch」という題名でリメイクされているみたいですが、まだ観ていません。

主人公は、近くの村が楽しくクリスマスを祝っているのを見るとイライラしてしまうグリンチ。ある日、憎たらしいグリンチはサンタクロースに変装し、飼い犬をトナカイに見立てて、クリスマス用品をすべて盗もうと村を襲います。

「You’re a mean one, Mr. Grinch」で始まるキャッチーなテーマ曲が流れる映画、ぜひお時間あれば観てみてくださいね!
 

Wonder|ワンダー 君は太陽

  • ジャンル:ドラマ
  • 公開年:2018年

生まれつき顔が変形している少年オギーが初めて公立学校に通うことになり、いじめや社会の偏見と向き合う感動物語。

友人のジャックや、ジュリア・ロバーツとオーウェン・ウィルソン演じる母・父との関係も見どころの一つです。家族愛や強い絆を描いている映画で、泣かせにきてるのではないかと言えるくらい、筆者は号泣しました。

この映画のテーマでもある「顔の変形」は英語で facial differences と表現します。見た目に対する偏見や差別が多い世界で頑張って生きるオギーの姿には必ず心動かされますよ!

When given the choice between being right or being kind, choose kind.
「正しくあることと、優しくあることの選択肢を与えられたら、優しさを選ぼう」

 

Charlie and the Chocolate Factory|チャーリーとチョコレート工場

  • ジャンル:ファンタジー、コメディー
  • 公開年:1971年・2005年

オリジナルは1971年に公開されましたが、ジョニー・デップ主演のリメイク版は2005年に公開されました。

こちらはまたもやティム・バートン監督の名作映画で、原作は上記でも紹介した「マチルダ」を手掛けたRoald Dahlの小説です。

チョコレート工場を運営するWilly Wonka(ウィリー・ウォンカ)は、街でもっとも有名な chocolatier(チョコレート専門の菓子職人)。

ある日、工場の中を初めて公開すると決めたウォンカは、The Golden Ticket と呼ばれる「金色のチケット」を配り、主人公のチャーリーはそれを引き当てます。

ほかにもチケットを当てた4人の子供と保護者と一緒に、チョコレート工場のなかを見学し、さまざまなハプニングを目撃するというユーモア溢れたお話。

チョコレートでできた川やウンパルンパ(ウーパールーパーではないですよ)と呼ばれる小人が働く姿を、カラフルで独特な世界観を通して楽しむことができます!
 

The NeverEnding Story|ネバーエンディング・ストーリー

  • ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー
  • 公開年:1984年

最後にご紹介するのは、筆者も大好きで、ぜひ必ず一度は見ていただきたいファンタジー映画です。

恥ずかしがり屋で内気なBastian(バスティアン)という名の少年が、ある日不思議な古本を見つけ、その本のページを通してファンタジーの世界へと飛び込んでいくというお話。

本を読むことが好きな「愛書家」を英語では bibliophile と言うことを知っていますか? この単語に出てくる biblio は「本」を表す接頭辞で、-phile は「愛好家」という意味の接尾辞なんですよ!

そんな愛書家のBastianが不思議な国で新しい友達を作り、ヒーローになるという物語を味わいたい方はぜひご覧になってくださいね。

A boy who needs a friend finds a world that needs a hero in a land beyond imagination!
「友達を必要とする少年は、想像を超えた土地で、ヒーローを必要とする世界を見つけることができます!」

 

おわりに

今回は、大人でもお楽しみいただける「子供向け映画」を13選ご紹介しましたが、いかがでしたか?

お好きな映画はありましたか? また、観てみたいと思うような作品はありましたか?

子供向けの映画は、シンプルかつメッセージ性がしっかりしているので、大人が観ても学ぶことはたくさんあるかと思います。

また、好きな日本の映画を「英語吹き替え」で観るという選択肢もありますよ! たとえば、ジブリの映画を吹き替えで観るのもおすすめです。筆者は小さい頃よくジブリの作品を英語で視聴していました。

今回は筆者のおすすめ映画をリストアップしてみましたが、ぜひ一人のときでも、友人や家族とでも楽しんでいただけるので、お時間あればご覧になってみてくださいね。