さな
(更新)
寒い冬、外は凍えるほど寒いけど、音楽で心をほっこり温めるのはいかがですか? しかも、英語の歌詞がついた洋楽なら、楽しみながら英語学習もできて一石二鳥!
今回は、冬をテーマにした洋楽の中から、思わず心がじんわりする10曲を厳選してお届けします。雪景色が浮かぶような曲から、暖炉の前で聞きたくなるような一曲まで、バラエティ豊かに揃えてみました。
それでは、英語の歌詞を聞きながら、心に響く洋楽10選を楽しみましょう!
"River" は、カナダ出身のシンガーソングライター、ジョニ・ミッチェルの名曲です。冬の景色や失恋の切ない気持ちが、とても繊細に描かれています。
歌詞の中には、雪景色や氷の上を滑るようなイメージが出てきて、昔の恋を思い出す胸がキュッとするような感情が伝わってきます。特にクリスマスシーズンの孤独感が印象的で、イントロには「ジングルベル」のメロディがさりげなく取り入れられているのもポイントです!
サビの歌詞:
I wish I had a river so long
I would teach my feet to fly
Oh, I wish I had a river I could skate away on
I made my baby cry
「長い川があればいいのに
私の足に飛ぶことを教えてあげたい
スケートができる川があればいいのに
ベイビーを泣かせてしまった」
この曲全体はメランコリックな雰囲気で、冷たい冬の風景と同様に、心の中の寒さも見事に映し出しています。
アメリカの最強シンガーソングライター、サラ・バラレスとイングリッド・マイケルソンのコラボ曲! 寒さと季節の変化を通じて愛と失恋について歌っています。曲の雰囲気は静寂で穏やかで、シンプルなピアノの音色と2人のキレイなハーモニーが情熱的な感情を表現していますね。
サビの歌詞:
This is my winter song
December never felt so wrong
'Cause you're not where you belong
Inside my arms
「これは私の冬の歌
12月がこんなにも間違っていると感じたことはない
君がいるべき場所にいないから
それは私の腕の中」
寒さと季節の変化が感情や関係に対するメタファーとして使用され、切なさや喪失感を表現しています。
上記の静かな2曲とは異なり、今回は少しロック調の一曲です。Of Monsters and Men(オブ・モンスターズ・アンド・メン)は、アイスランド出身のインディー・フォーク・バンドで、彼らは歌詞に自然やファンタジーの要素を含むことが多く、幻想的なイメージを作り出すことがあります。
この曲では「寒い冬、深刻な状況でも強く耐え忍ぶ!」そのようなメッセージを感じ取ることができます。
サビの歌詞:
You and I will not be shaken
By the winter sound
But my voice is suffocating
In the winter sound, ooh-ooh
「あなたと私は揺るがない
冬の音に
でも私の声は息苦しい
冬の音に包まれて」
共に冬の試練に立ち向かう強さと一体感が感じられますが、語り手の声は、季節の厳しさの中で感情を表現することに息苦しさを感じているようですね。
また、彼らの曲に "Waiting for the Snow" という曲もあります。これもまた冬の切なさを連想させる素敵な曲です。北極に近い国から来るために冬や寒い季節をテーマとした曲が多いのかもしれませんね。
世界的に有名なイギリスのロックバンド、クイーンが生み出した、冬にぴったりな素敵な曲があります! "A Winter's Tale" は、冬の自然の美しさ、特にロンドンの街並みをテーマにした楽曲です。この歌詞では、穏やかで平和な冬の一日が描かれており、この季節特有の静けさと魅力を表現しています。
サビの歌詞:
(Dreaming) So quiet and peaceful
(Dreaming) Tranquil and blissful
(Dreaming) There's a kind of magic in the air
(Dreaming) What a truly magnificent view
(Dreaming) A breathtaking scene
With the dreams of the world
In the palm of your hand!
「(夢見る)とても静かで平和
(夢見る)静かで至福のとき
(夢見る)空気中に魔法のようなものがある
(夢見る)本当に素晴らしい眺め
(夢見る)息をのむような光景
世界中の夢を
手のひらの中で」
フレディ・マーキュリーの迫力あるボーカルと幻想的な演奏が、冬の風景を美しく映し出し、まさにこの季節に合う楽曲に仕上がっています。
60年代から愛され続けるアメリカのロックバンド・ドアーズの "Wintertime Love" は、冬の季節の愛の喜びと暖かさを叙情的に表現し、愛する人と分かち合うロマンチックで居心地の良い雰囲気を呼び起こす曲です。
サビの歌詞:
Come with me, dance, my dear
Winter's so cold this year
You are so warm
My wintertime love to be
「一緒に踊ろう
今年の冬はとても寒い
でもあなたは暖かい
私の冬の恋の相手」
冬の寒さの中で、愛する人と暖かく過ごすことの素晴らしさを表現している歌ですね。
日系アメリカ人のシンガーソングライター「Mitski」はご存知ですか? 主にアメリカで活動していますが、稀に日本語の歌詞を使うこともあります。
さて、これはどんな曲でしょうか。Frost は「霜」という意味です。この曲はロマンチックな関係から感情的に遠ざかり、切り離されたように感じることを歌っています。
サビの歌詞:
With no one, no one to share the memory
Of frost out the window
This morning after you're gone
And the house is mine alone
「誰もいない、思い出を共有する人もいない
窓の外の霜の
あなたがいなくなった今朝
そしてこの家は私だけのものとなった」
歌詞は冷たさと孤独感を伝えていて、彼女はこの感情的な霜から抜け出して、パートナーともっと深くつながりたいという願望を表現しています。
フェアポート・コンヴェンションは、1967年にイギリスで結成されたフォークロックバンドです。彼らは英国の伝統的なフォーク音楽とロック音楽を融合させることで知られ、フォークロックジャンルの先駆者として広く認識されています。
そしてこの美しい曲は、時間の流れや未来の不確実性をテーマにしています。歌詞は、ノスタルジックな感情や憧れを描きつつ、時間がゆっくりと進んでいく中で、人生の旅とその中の答えの見つからない疑問に触れている、本当に素晴らしい曲です!
歌詞の一部:
Across the evening sky, all the birds are leaving
But how can they know it's time for them to go?
Before the winter fire, I will still be dreaming
I have no thought of time
For who knows where the time goes?
Who knows where the time goes?
「夕暮れの空を渡って、すべての鳥が去っていく。
でも、どうして鳥たちは旅立ちのときを知ることができるのだろう?
冬の火の前で、私はまだ夢を見ている。
ときのことなど考えない
ときの行く末を誰が知っている?
ときの行く末を誰が知っている?」
人気歌手ノラ・ジョーンズの "Wintertime" は、冬の孤独や誰かを切望する心情を表現した楽曲です。ジャズの要素が取り入れられたその雰囲気は心を落ち着かせます。この歌では、冬の冷たさや静けさを歌い手が振り返りつつ、憧れや繋がりを求める感情が歌われています。
サビの歌詞:
I know, I know, it's in the light
The shadows start to move
There's a hurt in the wintertime
Makes it hard for you
「わかってる、わかってる、それは光の中にある
影が動き始める
冬になると傷がつく
そして過ごしづらくなる」
冬は寒さに耐える厳しい季節だけど、春が来るまで頑張って乗り切ろうという強い決意が伝わってきます。
この曲の歌詞は、外界は寒々としていても、歌い手の心は暖かく愛に満ちていて、季節に関係なく春のような喜びと幸福感をもたらすという考えを表現しています。
この曲は、愛と希望を象徴的に描いたもので、どんなに寒い時期でも愛が心を温め、新たな希望を与えてくれることを伝えています。
サビの歌詞:
It may be winter outside
But in my heart it's spring
How much joy and pleasure, baby
Can one guy bring me
「外は冬かもしれない
でも私の心の中は春だよ
どれだけの喜びを、ベイビー
一人の男が私に与えてくれるのか」
ベル・アンド・セバスチャンはスコットランドのインディー・ポップ・バンドです。"The Fox in the Snow" は、語り手が雪の中のキツネを観察しながら、冬の間の孤独と絶望の感情を振り返るという内容で、キツネの生存のための葛藤と語り手自身の感情の葛藤を並行して描いています。
歌詞の一部:
Fox in the snow, where do you go
To find something you could eat?
Because the word out on the street is you are starving
Don't let yourself grow hungry now, don't let yourself grow cold
Fox in the snow
「雪の中のキツネ、どこへ行く?
何か食べられるものを探しに?
巷の噂では、あなたは飢えているのだから。
お腹をすかせないで、寒くしないで
雪の中のキツネ」
この記事では、冬の季節感を高める洋楽の中から特におすすめの10曲をピックアップしました。
雪が降る静かな夜や暖炉のそばでのリラックスタイムに最適なこれらの曲は、心を温めるだけでなく、英語学習にも役立ちます。
音楽を楽しみながら効果的に言語を学ぶことができるので、冬の寒さを忘れて、英語の魔法に浸ってみてはいかがでしょうか。
それでは、寒い季節を彩る、感動的な洋楽10曲をぜひお楽しみください!